三菱・パジェロの復活が決まった。
90年代には月間販売台数で一位に輝くなど、カリスマ的人気を誇ったパジェロだったが、19年に生産を終えていた。
一見本格クロカンのパジェロだが、めざすところは乗用車だった。左右独立式のサスペンション、ほとんどモノコックのボディ。最終パジェロはまごうことなき乗用車である。
「パリダカ制覇!ウィリス・ジープの末裔!」
ほんとうにクルマというものはイメィジ商品だ。これだけで肩書きは一流だから。
それでもパジェロは魅力的だ。
パジェロを操る男は本物の男って感じがする。私は、三菱のディーゼル・エンジンが好きだ。
MAZDAのディーゼル・エンジンも素晴らしいが、どこか女々しい。これは、時代性なのだろう。
パジェロは直進性が甘く、ブレィキも頼りない。 こういう不器用なところもやすやすと許せてしまうのは、パジェロが男だからだろう。
いつだったか、私の親戚が二代目パジェロを買った。ところが一年足らずで手放してしまった。あまりのデカさに参ってしまったようなのだ。
夢は、いつか覚める。それを知っていながら今パジェロが欲しい。
RX-8とパジェロの二台持ち。 なんという酒池肉林か。けれども維持費はさらに倍!さらなる地獄である。