今年一番一番楽しみな映画だ。
前作「マン・オブ・スティール」が大好きで何度も観ている。
映画の中で大好きな場面がある。
ゾッド将軍の通告で地球に危機が迫って、地球で隠れて生きてきたクラークは世界に正体を現すかどうかを葛藤する。
その時に小さな教会を訪れて若い神父に告白する。
クラークの告白を聞いて神父はコクリと唾を飲む。
ゾッド将軍からカル・エルを隠すと身のためにならんぞと地球全体が脅されているからだ。
それでも神父は聖職の誇りを見せる。クラークの告白でクラークを売る事は決してない。
「ゾッドは信用できないけど、地球人も信用できないんです」と打ち明けるクラークに「まずは信じてみてはどうでしょうか?信頼関係はその後から築かれるのです」と諭す。
スーパーマンは人間からすれば人間が望む神に等しい。
神父は神の告白に静かに神に仕える誇りで諭すのだ。
ほんの短い場面だけど、神父の演技も含めて最も大切な場面だったと思う。
神は人を助けるためにあるんじゃない。
選択を問いかけるために在る。