中国古箏奏者の姜小青(ジャン・シャオチン)さんと佐山雅弘さんデュエットのラストエンペラーのテーマと戦場のメリークリスマスで本気で痺れた。
演奏終わりで身体が冷えてしまって震えたくらい。
*今日中華街の朝、手相を500円で見てもらったら「高血圧の家系だけど、あなた自身は低血圧の気があるから冷やさないように」と言われた 笑*
姜小青さんは本当に坂本龍一さんと共に映画「ラストエンペラー」の音楽を担当された方。
上手くない例えかも知れないけど佐山さんのピアノの音と姜小青さんの箏の音が「お互いの気持ちに気付いてないけど相思相愛」みたいな交わりかたをする。
少しずつ仙波清彦さんの小鼓や高橋香織さんのヴァイオリン、坂井紅介さんのベース、そして二部の主人公チェ・ジェチョルさん率いるサムルノリの皆さんの伴奏が入ると「人々が行き交う中でちゃんと互いの目を見ている」ようにさらに音と音が交わり合う。
途中「あれ?これは箏の音か?ピアノの音か?」と混同する事が何度かあった。
終演後佐山さんに「何でピアノの音と箏の音ってあんなに恋愛するんですか?」と尋ねたら「そうやんね、不思議と恋愛するよね」と仰った。
「感」というのは人間の中に走る無数の光なのだから、光と光が恋愛すると人は誰も、時間も太刀打ちできない。
二部を率いたチェ・ジェチョルさんと神の知恵さん、そして韓国よりイム・スンファンさんとイ・ソンスさん。
仙波清彦さん小鼓、大鼓、太鼓とコラボレーション。
仙波さんチームの山田貴之さんが、以前プンムルをされてたらしく、紋付袴でサンモを回しながら演奏された。
仙波さんがMCで「音楽には国境がある。そこで生きた風習と育つリズムは違うから」と話された。
国家と政治には互いを拒絶するために国境があるけど、音楽には互いを知って惹き合うために国境が在るんだと感じたステージだった。