園山一家の幸腹(福) -2ページ目

ラストスパート

おなじみすぎるポテサラや肉じゃがはもちろん、
7年間のすべてを凝縮した、運ぶ料理のすべて、
気持ちが入りすぎていて、重みに手が震えそうな今日この頃。

スタッフ間でも、お客様とも、
何かと思い出話に花が咲きますが、
笑ったりないたり、記憶が飛ぶぐらい必死になったり、
毎日本当にいろんなことがありました。


最後の晩餐は、家族で。
その、一回前の食事をここでしたい!と思ってもらえるお店。

それが、園山のコンセプトであり、私たちが目指す、園山の姿です。


古民家だったおかげもあり、
二階のベランダで唐墨を干したり、庭に成った柿で干し柿を作ったり、
押し入れで自家製の味噌や梅酒を保存したり、
なんだか本当に、ある種の田舎の家族のような園山の日々でした。


お店に足を運んでいただき、
お帰りなさい、という気持ちでお出迎えし、
リラックスしながらご飯を食べ、笑いながらお酒を楽しんでもらって、
また、いってらっしゃい、と送り出させて頂いた、お客様一人ひとりとの時間すべてで、
私たちや、園山のお店が成り立っていたのだと、改めて実感しています。

本当に、
皆様がいなければ、
今の園山はありません。


いつまでもほわんと心を温めてくれるような、
記憶に残る、ほっと和む園山時間を過ごして頂けるよう、
最後までどうぞよろしくお願いいたします。



最後の晩餐まで、いよいよ、残り一週間です。


$園山一家の幸腹(福)



五味渕かぐみ



やっぱりそこは、ハンバーグ

今月のメニューは、あれこれ悩みました。


「園山」最後を飾る料理ですから

今までの人気メニューなどでコースを組み立てました。


その、選ばれし一品!

いつだってみんな大好き。

ハンバーグ!


園山一家の幸腹(福)

今までに何度かお出ししましたが

いつも好評を頂きました。


しっとりジューシーな黒豚とお豆腐のハンバーグに合わせたのは

赤ワインと赤味噌のソース。

仕込むのに2日間かかるこのソースですが・・・

個人的にはケチャップとウスターソースも大好きです。





そして。

残り1週間だというのに、立派な白花豆が

たくさん余っているのを発見。



園山一家の幸腹(福)

これはなんとかせねば!


と、いうわけで

白餡を練ることにしました。


一晩水に戻したら、ゆっくり炊いて、裏ごしします。

茶色のお砂糖「本和香糖」で甘味をつけたので

優しいミルクティー色になりました。


園山一家の幸腹(福)


美味しい餡が出来てしまった!


これをどうやってお出ししようかと、考え中なのでした。



時田。

当たり前のこと。

園山に勤めて当たり前のように毎日食べているまかない。







あと何回食べられるんだろう。

嬉しい楽しいまかないの時間が、
最近はなんだか色々な思いと共に、
喉を通っていきます。




ご近所さまから大量にいただいた玉ねぎ。
煮込みには抜群とのこと。
うちの名物肉じゃがで大活躍♪



この肉じゃがとも残りわずかでお別れです。
当たり前に見てきたけど、
うちには欠かせないメニューの肉じゃがさん。
あと残り数日間、
たくさんのお客様方を笑顔に導いてあげてね。

かぐみちゃんとしっかり手をとりあって!


立山



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