ラストスパート | 園山一家の幸腹(福)

ラストスパート

おなじみすぎるポテサラや肉じゃがはもちろん、
7年間のすべてを凝縮した、運ぶ料理のすべて、
気持ちが入りすぎていて、重みに手が震えそうな今日この頃。

スタッフ間でも、お客様とも、
何かと思い出話に花が咲きますが、
笑ったりないたり、記憶が飛ぶぐらい必死になったり、
毎日本当にいろんなことがありました。


最後の晩餐は、家族で。
その、一回前の食事をここでしたい!と思ってもらえるお店。

それが、園山のコンセプトであり、私たちが目指す、園山の姿です。


古民家だったおかげもあり、
二階のベランダで唐墨を干したり、庭に成った柿で干し柿を作ったり、
押し入れで自家製の味噌や梅酒を保存したり、
なんだか本当に、ある種の田舎の家族のような園山の日々でした。


お店に足を運んでいただき、
お帰りなさい、という気持ちでお出迎えし、
リラックスしながらご飯を食べ、笑いながらお酒を楽しんでもらって、
また、いってらっしゃい、と送り出させて頂いた、お客様一人ひとりとの時間すべてで、
私たちや、園山のお店が成り立っていたのだと、改めて実感しています。

本当に、
皆様がいなければ、
今の園山はありません。


いつまでもほわんと心を温めてくれるような、
記憶に残る、ほっと和む園山時間を過ごして頂けるよう、
最後までどうぞよろしくお願いいたします。



最後の晩餐まで、いよいよ、残り一週間です。


$園山一家の幸腹(福)



五味渕かぐみ