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ぼちぼち劇場その15『ハッピー バースデー そのリン』

ぼちぼち劇場その15『ハッピー バースデー そのリン』の巻プレゼント

 今朝のミント先生の様子が変だ。

 いつもなら、がっつくペットフードを残したり、そのリンが勤務している時間に預けている、

 ドックカフェを嫌がり、 自宅でお留守番すると言ったり、とても様子が変だった。

そのリン ・・・ 独りでお留守番、大丈夫!

ミント先生 ・・・ まかせとけ


 そのリンは、心配しながら家を出た。
 1日の勤務も終わり、ミント先生が気になったそのリンは、駆け足で帰宅した。
 玄関の扉を開けると、ミント先生が、ニコニコ笑ってお出迎えした。

ミント先生 ・・・ ハッピー バースデー そのリン。お誕生日おめでとう!

そのリン ・・・ エッ!

 そうか、忘れていた。
 今日はそのリンの誕生日だ。
 そのリンが部屋にはいると、めちゃくちゃになっていた。

ミント先生 ・・・ そのリンを驚かそうと、部屋を飾りつけてん。

確かに驚いた。
部屋のいたるところに、ドッグフードや、ばっちいミント先生のお気に入りのぬいぐるみが散乱していた。

ミント先生 ・・・ どうや、驚いたやろ。

 そのリンは、怒るにも怒れない。ただ、呆然と部屋を見つめていた。

ミント先生 ・・・ そのリンに、誕生日プレゼントや」

 ミント先生は、お気に入りの中で特に汚しているぬいぐるみを、くわえて持って来た。

ミント先生 ・・・ そのリン、誕生日プレゼントや。ごちそうも準備したで。

 ミント先生は、自分のお皿をくわえてきて、今朝残したドッグフードを指差しだ。

ミント先生 ・・・一緒に食べよう。

 そのリンは、呆気にとられ、言葉も出なかった。

ミント先生 ・・・ 楽しいな。来年もまた、しよな。

そのリン ・・・ ありがとう。その気持ちだけで結構や。許して。堪忍して。


 その夜のそのリンは、ミント先生の残した、ドッグフードを一緒に食べ、忘れられない、夜を過ごした。
  そのリンの受難は続く(=_=;)

 ※今日は、私の誕生日なんです。忘れていたら、メールやプレゼントが届き感謝してます。

ぼちぼち劇場も、ぼちぼち続けます。


ミント先生とお気に入りのぬいぐるみ

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絵画教室に行ってきました。

そのリンのブログ


絵画教室に行ってきました。


テーマは、ひまわり。


今回は、ましに、描けました。


今日は、ちょっと、うれしいです。



 


そのリンのブログ




ルーブル美術館展に先週行きました。

レポートを書きましたので、クリックして下さい。


http://homepage2.nifty.com/kaigalin/watasi_082_louvre.htm
←クリックして下さい。






ぼちぼち劇場その13『困った贈り物』巻

ぼちぼち劇場その13『困った贈り物』の巻わんわん



 玄関に置きぱなしのダンボールを、ミント先生は、しげしげと見ていた。



ミント先生 ・・・ そのリン。この荷物、何やねん。長い間置きっぱやけど。

そのリン ・・・ また、親戚のおばちゃんからや。田舎の人やから、自分の作った野菜を、送って来るねん。うち、一人暮らしやから、食べきれんで困るわ。

ミント先生 ・・・ ばか者!


  ミント先生は、そのリンにむかって、ジャンプしたので、そのリンは、のけぞった。



ミント先生 ・・・ そのリンは贅沢やねん。いただきものもほっちっちやろ。それに、まともに、お礼を言わへん。

そのリン ・・・ だって、面倒やし、こんなにたくさん貰っても、迷惑やん。

ミント先生 ・・・ 食べきれないなら、誰かにあげたらいい。この野菜は、おばちゃんにとって、そのリンに食べてほしいから、送って来たんちゃうか?

そのリン ・・・ そやな、うち、おばちゃんにお礼の電話するわ。


 それから、そのリンは、おばちゃんに電話をして、後日、おばちゃんの喜ぶものを送りました。

 また、玄関にダンボールが置きっぱなしになっていた。

ミント先生 ・・・ そのリン。また、荷物、置きっぱなしやな。あかんやろ。誰からや。

 そのリンは、暗い顔をした。

そのリン ・・・ 同僚の只野仁也さんからや。」

ミント先生 ・・・ タダノ ヒトヤって。わいが聞いてるのは名前やで。

そのリン ・・・ だから、タダノさん。名前やで。

ミント先生 ・・・ 紛らわしい名前やな。所で、何、送ってきたの。



箱を開けると、たくさんの自主出版の本がはいっていた。作者は、千住院 智仁となっていた。
そして、添付された手紙には、『先日の飲み会で、そのリンさんも、小説書いていると聞き僕の作品を送りました。是非、くったくのない、意見がほしい』と書いていた。



そのリン ・・・ どうしよう。これ全部読めっていうの?

 そのリンは、ダンボールから本を一冊、手にとって、ミント先生に見せた。そこには、難解な漢字が並んだ小説

 らしき本があった。

ミント先生 ・・・ 蒼穹に浮かぶ、一筋の雲の下、剣戟が木霊する。群雄割拠に生きる勇者は、・・・客奴は・・・。これは、ファタジーやな。

そのリン ・・・ ミント先生、読めるの!お願いやから、うちの変わりに、読んで、感想聞かせて。

ミント先生 ・・・ わい、可愛いワンコやさかい、読めへんわ。

 そう言うとミント先生は、瓶の蓋で遊びだした。
 そのリンは、困った贈り物に頭をかかえた。


瓶の蓋と戦う、ミント先生

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