緑風荘の火災
お昼のNHKのニュースで、緑風荘が消失した事を知りました。
緑風荘は、座敷わらしが出ると、テレビで取り上げられました。
私も、九年前に、母の延命を願い、座敷わらしツァーに参加しました。
残念ながら、母は他界しましたが、同じツァーの方に、心を助けられました。
もう一度、泊まりたかったのですが、消失して残念です。
えんじゅの間のかけ軸。
上と同じ、かけ軸。白い球体が移動しているのが判る。
ツァー客に、霊感の強い人もいて、何かが見えると言っていた。
えんじゅの間のかけ軸の下におかれた人形たち。
金田一京助先生の歌碑。 ここは、金田一温泉です。
ぼちぼち劇場その16『Prince Mint Saga ~邂逅編~』
ぼちぼち劇場その16『Prince Mint Saga ~邂逅編~』
「大変でございます」
大広間に駆け込んだ男は、ミント王子の前で、ひざまずいた。
「隣国の、そのリン姫がドラゴンにさらわれました」
「何だと。助けに行く。コケルを呼べ」ミント王子は家臣に命令した。
あわてて、コケルがやってきた。
「絶世の美女で有名な、そのリン姫が、ドラゴンにさらわれた。助けに行くから、わいを、ドラゴンの住む山に連れて行け」
「ワンコとゴリラか」
「何か、言った?」
「イイエ。では、参りましょう」
そう言うと、コケルはミント王子をだっこして、愛馬にまたがり、ドラゴンの住む山に向かった。
その山は、木々が枯れ、いたるところに、いやな臭いがした。
「ここから、ドラゴンの山です。第一喚問の、クイズドラゴンがいますよ」
コケルが言うと、山のようなドラゴンが現れた。
「良かった。待ってたで」ドラゴンが涙目になっていたのは、気のせいなのか?
「クイズだ。間違えると。喰っちゃうぞ」
「オゥ」ミント王子は、コケルの腕から飛び出し、地面に降り立った。
「第一問 首が長い動物はなあに?」
「ゾウ」ミント王子は、すかさず答えた。
「あちゃー」コケルは頭をかかえた。
「正解」
ドラゴンは後ろにむくと、「大正解なので、姫のいる場所に案内するよ~~ん。背中に乗った。乗った」
「ワァ~~イ」
ミント王子は、ドラゴンの背中に飛び乗った。コケルは、怪しみながら、背中に乗った。
「わいの勇気にドラゴンは恐れをなしおったか」
ミント王子は、上機嫌だ。
『たぶん違うと思います』と、コケルは思った。
ドラゴンは巨大な城の、扉の前に降り立った。
「扉の向こうに、そのリン姫がいます。よろしく」
と言うと、ドラゴンは、そそくさと飛び立った。
扉を開けると、痩せた、トカゲが倒れていた。
「これっぽっちしかないの。うち、少食やねん。餓死してしまうわ」
両手に、肉の塊を握った、ゴリラのような、そのリン姫がいた。
「姫、助けが来ました」トカゲだと思ったのは、ドラゴン王で、ミント王子を見た。
「よっしゃ」そう言うと、そのリン姫は、肉をほり投げ、ミント王子を捕まえ、だっこした。
「助けに来てくれて、おおきに。うち、あんたの嫁さんになるわ」
「助けてくれ」ミント王子は、コケルに潤んだ瞳で訴え・・・
コケル「ミント先生。うなされているみたいだね」
そのリン「違うよ。ドックランがよっぽど楽しかったので楽しい夢を見ているの。橋田君。今日はありがとう」
コケル「また、ミント先生の楽しめる場所探すね」
助手席に座っている、そのリンのお膝で、夢を楽しんでいる、ミント先生だが・・・
「助けてくれ」ミント王子の冒険は続く。






