昨日は、息子の手術当日でした。
長くなりますが、記録を書き記します。
朝の7時半に夫に病院に来てもらい、執刀してくださる先生から説明を受けました。
再度ファロー四徴症の特徴と、息子の状態。
息子の場合はまず、心室中隔欠損。
簡単にいうと心臓の左右の部屋にあるはずの壁に穴が開いてしまっていること。
→ここは単純に穴を塞ぐ。
そして、肺動脈狭窄。
肺に血液を送るはずの動脈の入り口と途中が狭くなってしまっていること。
→入り口に関しては、大きくて邪魔をしている筋肉を削り、途中の細い部分は自分の心臓を包む膜を一部切り取って血管を広げるように縫い合わせる。
また、肺動脈弁に関しては人口のものは使わず、自分の弁を温存することになりました。
手術については、体温を一度32度くらいまで下げ、さらに人工心肺を使っていくということで、聞くのも怖い合併症などのお話もありした。
ですが、先生から、
『息子さんにとって今回の手術が最初で最後の手術になるでしょう。』
『手術が終われば、保育園、小学校、中学校、高校と普通に通えますし、運動制限もなく普通に過ごせると思います。』
と言っていただけ、その言葉にどれほど救われたかわかりません。
手術の予定は14時半。
9時半に母乳を飲むことをストップし、
11時半にすべての水分摂取がストップ。
ですが、予定の14時半になる手前でも呼ばれず、結局14時45分頃に眠たくなる薬を摂取しました。
ちょうど15時頃にオペ室から呼び出しがあり、だっこのままオペ室前まで付いていけました。
6時間以上も、母乳を飲んでないのでお腹も空いていたと思うのですが、オペ室前でも全く泣かず良い子でバイバイする息子。
そんな息子を看護師さんが抱っこしてオペ室へ入っていきました。
私もずっと堪えていた涙が勝手に出てきて、何人もいるスタッフの皆さんに泣きながら『お願いします』と頭を下げていました。
そしたら、執刀してくださる先生が最後に、
『大丈夫ですよ。普通の心臓にしますから。』
と、すごくしっかりと見つめてくださり、そのなんとも言えないどっしりとした安心感に救われました。
そこから約5時間。
とても長い時間でした。
待機している部屋で夫のスマホが鳴り、無事に終わりましたと連絡をいただきました。
成功しました。
術後にお世話になるCCUという部屋で面会ができました。
パッと見て違ったのは唇の色。
今までそんなに青とか紫とかいうイメージはなかったのですが、息子の唇がキレイなピンク色に変わっていて、やっぱり酸素が行き届いていなかったのだなと改めて思いました。
手術自体も順調に進み、特に問題もなく今CCUで看護していただいています。
私も付き添いはできないので、一度退院し自宅に帰りました。
そして今日、会いに行ってきました。
たくさん管がついていますが、毎日経過を見ながら少しずつ取れていくそうです。
眠たくなる薬を使っているので、目はうっすら開けますが意識ははっきりしておらず、笑顔もまだ見えません。
手足は拘束されていて、まだ声にならない泣き顔に、私たちの方が号泣してしまいました。
ちょっとこの後の写真は、全体が写るので、苦手な方は見ないでくださいね。
血とか傷口はありません。
私もお乳を絞って明日からも通います。
私たち夫婦も、全力で守っていこうと思います。
手術に向けて、多くの方にアドバイスをいただいたり、励ましのお声をいただいたり、感謝してもしきれません。
ありがとうございます。
あとはこのまま無事に経過が良好に進むよう、まだ祈ることしかできませんが、ぜひこのあとも見守っていてくださいね。