裁判員制度による裁判員に選ばれた時
正直びびりました
殺人事件だったらどうしよう
事件の詳細を知って鬱になったり
被害者に感情移入して
食事も喉を通らなくなったりする人がいる
と事前に知らされていたからです
そんな時のためにアシストすると
丁寧な説明はあったものの
心は穏やかではありませんでした
裁判員が参加する法廷は
小さくはないです
なぜなら
裁判長を真ん中にして
両隣に裁判官が座り
更に両隣を裁判員が三人づつ
計九人が横並びに座るからです
更にさらに
後ろの席に補助員が二人控えます
守秘義務については
新聞 テレビ ラジオなど
メディアで公開されるような部分は
口外してもいいのですが
まずほっとしたのは
殺人事件ではなかったこと
裁かれる相手が
日本人ではなかったこと
ここで大事なのは
外国人ならいいのか?
となりますが...
そではなく
耳なれた日本名ではなく
肌の色も顔立ちも
日本人とは全く違うことで
気持ちが楽だったのです
やっぱり差別じゃないか
と言われると
動揺してしまうのですけど
紙一枚隔てたような
どこか遠い国のことのような
ドラマの中の出来事のような
・
・
・
知らない人を裁くことに
切羽詰まった感情はなかったのです
ずるいですね
でも一生懸命考えました
結果
他の皆さんより
軽めの量刑を提示してしまいました
人を裁くことは
ホントに難しいです