「ある冬の日、私は落葉して見るかげもない一本の木を見ながら、やがて春が来ると、その木に芽が出て、花が咲き、実を結ぶ・・・・、と思いめぐらせているうちに、いと高き神の摂理と力とを魂にはっきりと映され、深く刻みつけられました。そしてこの世のことはすっかり心から消え去りました。この恵みを受けてから、もう四十年以上たちますが、その時ほど神への愛を強く感じたことはないといえるかもしれません。」
(ブラザーロレンス 敬虔な生涯より
これは偉大なる信仰者であったブラザーローレンスの言葉であるが正直私にはこの言葉の意図するところがよくわかりません。
偉大なる信仰者の体験がわからないと私は不安になることがある。
自分の信仰がもしかしたら間違っているのかもしれないと不安になってしまうのです。
そんな時は聖書を読むに限る。
ブラザーローレンスの言葉はわからないが、聖書の御言葉は私の魂を捉えて離さない。
私にとってキリスト教とはイエス様の十字架と復活である。
そしてブラザーローレンスの言葉がよくわからないのは別に私の罪のせいではない、そのことの確信が私の魂にやってくる。
私の心も安心するのです。