ジョン・レノンのインタビュー | 韓国語 英語トリリンガル♪楽習ブログ

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元フリーの英語・韓国語講師, 「なぞなぞ英語」編著者のブログです。最近はK-Pop のTWICE WEEEKLY STAYC aespa そして人気ユーチューバー歌手 J.Fla の応援ブログ的な性格が強くなってます 歌の歌詞やドラマの台詞、ジョーク、ことわざなどは必ず語学力アップに役立ちますよ!

 

John LennonFrom the Playboy Interview

 

 

10月にはジョン・レノン/John Lennon の誕生日の記事として彼が生前残したプレイボーイ・インタビュー から英語のことわざをご紹介しました。

このときは音声を探せませんでしたが、今回は音声付きのインタビューをご紹介します。 

 

このプレイボーイ・インタビューの書籍の中で40歳で亡くなったジョン・レノン/John Lennon のとても切ない発言を見つけたので、この部分の音声をユーチューブで探したところ、ようやく見つかりました。 ただし、書籍に印刷されていた英文と若干違うのです。 きっと語順などイレギュラーだった部分を書籍化に際して標準的な語順に修正したのでしょうね。

 

書籍には次のように印刷されています。

 

テキスト

LENNON: Well, if it was the best, so what?

PLAYBOY: So―

LENNON: It can never be again! Everyone always talks about a good thing coming to an end, as if life was over. But I'Il be forty when this comes out. Paul is thirty-eight. Elton John, Bob Dylan we're all relatively young people. The game isn't over yet. Everyone talks in terms of the last record, or the last Beatle concert-but, God willing, there's another forty years of productivity to go. Time will tell where the real magic lies.

 

では実際に聞いて、動画にも表示される上の写真と比べてください。赤い点線の四角で囲った部分だけ、2回聞けます。(2回目はよく聞こえません)

 

実際の発言は次のようになります。 最後の一文が最初に移動しています。

音声文字起こし

Time will tell where the real magic lies.

I'm only forty now when this tape comes out. Paul is thirty-eight. Elton John, Bob Dylan, we're all stiil young people relatively.  And the game isn't over yet. Everybody talks in terms of the last record, or the last Beatle concert-but, there's another, God as willing, forty years of productivity.

 

日本和訳

本当の魔法がどこにあるかは、時間が教えてくれるだろう。

このテープが発表される時、僕は40歳に過ぎない。 ポールは38歳。 エルトン・ジョンも、ボブ・ディランも、私たちは比較的若者だ。 ゲームはまだ終わっていない。 みんなが僕らの最後のレコードや最後のビートルズのコンサートに関して話すけど、神の思し召しで、僕らの先にはさらに曲を作り続ける次の40年がある。

 
この中でテープというのは、当時発売の準備中だった遺作 「ダブル・ファンタジー/Double Fantasy」 というLPレコードアルバムのために録音したものだと思います。

このインタビュー、切ないでしょう? ジョン・レノン/John Lennon はこの時から先の40年に対する展望を持っていたってことですよね。これから40年、ミュージシャンとして音楽を楽しんでいくつもりだったんですよね。 ですが、この数カ月後に殺害されてしまったのです。 ここで名前が出ている、ポール・マッカートニーも、エルトン・ジョンも、ボブ・ディランもしっかりと音楽活動を今まで続けてきていることとのコントラストが何とも言えません。

 

 

インタビューのこの部分の直前では、ビートルズは二度と有り得ない、たとえ4人が集まったところで、もうそれは以前のビートルズのようには行かない、と言っていました。 

 

今年は、ジョンジョージがすでにいなくなったにもかかわらず、もうその40年も過ぎましたが、ジョンのボーカルをベースにビートルズの新曲が発表された、記念すべき年になりました。 全英ヒットチャートで54年ぶりの1位にもなりました。ということで、この記事で今年は締めくくりたいと思います。