パーミッション・トゥ・ダンスのタイトルとロゴ
今もって大人気の BTS/防弾少年団/방탄소년단 の パーミッション・トゥ・ダンス/Permission to Dance。 このタイトルのロゴのアルファベット、よーく見ると、ちょっと変わってますよね。
この記事のタイトルで大文字で表記した文字が、ロゴでは広い文字幅をとっています。 これを見てただのデザイン上のことだと思っていたら、実は深い意味が隠されていたのです。
幅広文字は P M D N C があります。 この文字は感染症の世界的な蔓延を意味する パンデミック/pandemic の英語の子音の文字です。
P A N D E M I C
そして、残りの文字を並び替えると、どうなるでしょうか? A E I もここに含まれていますね。
残りの文字を書き出すと、 E R I S S O N T O と、9文字が残ります。
この文字で NO と STORIES が作れます。
3つの単語を次のように並べます。
NO PANDEMIC STORIES
ノー・パンデミック・ストーリーズ
パンデミックがない物語
これは、アナグラム/ANAGRAM と呼ばれるポピュラーな英語の文字遊びで、ある単語や文の文字を並べ替えて、別の語や文を作るパズルゲームす。 この場合は、 No Pandemic Stories をアナグラムで Permission to Dance という文を作った、あるいはその逆だということです。
そういうことを知った上でミュージックビデオ/MV を見ると、また違った発見があります。
お客さんが一人もいないレストランのウェイトレスや、エッセンシャル・ワーカーや子供たちがマスクを付けて登場し、後半にはみんなでマスクを脱ぎ捨て、コロナ禍が終了した喜びを全身で表現しているのです!曲が終わったあとに大勢の人が広い場所でお祭り騒ぎする様子は圧巻でありながら、何か懐かしさを感じてしまいます。
もうひとつ付け加えるなら、一貫して重要アイテムである紫色の風船が登場しています。これはロンドン/LONDON を中心にまちなかに絵を描く正体不明の画家、バンクシー/Banksy の「赤い風船に手を伸ばす少女」がモチーフになっています。赤い風船は希望を象徴しているそうです。 この動画の風船が紫なのは、BTS のカラーが紫だから。
このメッセージが世界中の人々へ歌と共に伝わっていったのです。
この内容は BTS の ファンダム ARMY はもちろん、多くの方がすでにご存知だったと思いますが、管理人の僕はそれを最近知って、遅ればせながら読者の皆様にご紹介したいと思い立ち、この記事を書きました。
翌9月にはなんと、国連でスピーチして、新たなMVまで国連で撮って発表までしちゃいました!