映画<ミナリ>がアカデミー賞受賞! | 韓国語 英語トリリンガル♪楽習ブログ

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元フリーの英語・韓国語講師, 「なぞなぞ英語」編著者のブログです。最近はK-Pop のシークレット/시크릿、ココソリ/코코소리、TWICE LUNY/루니 の応援ブログ的な性格が強くなってますが、歌やドラマの台詞、ジョーク、ことわざなどは必ず語学力アップに役立ちますよ!

MINARI アカデミー助演女優賞!

1ヶ月前に弟と二人で立川の映画館まで行って見た映画、アメリカ製の韓国映画とも言える「ミナリ/MINARI/미나리」。そのとき、OST Rain Song をご紹介しました。

その後、この映画について新たに別の記事を書こうと思いつつ、なかなか書き始められなかったのですが、出来ないでいるうちに この作品がアカデミー賞の複数の賞にノミネートされ、映画で祖母役を演じたユン・ヨジョン/윤여정/Youn Yuh-jung が助演女優賞に輝きました。 

 

 

オスカー受賞は、「パラサイト(寄生虫/기생충」のボン・ジュノ/봉준호 監督など韓国人映画監督は去年、すでに何人かいましたが、韓国人俳優としては初の受賞となりました。また、助演女優賞でアジア国籍の女優が選ばれたのも初めてです。(日系アメリカ人女優が一度選ばれました)

 

このブログの特性から、出演者もほとんど韓国人、せりふもほとんど韓国語のこの「ミナリ/MINARI/미나리」ですが、2言語に関連付けて、2部構成の記事にしました。

 

1女優・ユン・ヨジョン/윤여정/Youn Yuh-jung 英語でのインタビューをご紹介します。

 

2予告編にも登場した短い韓国語象徴的なセリフをご紹介します。

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1英語のインタビュー

授賞式のインタビューもとても良かったのですが、感謝の言葉が半分以上占めますので、より深い内容が話された受賞後のテレビ放映されたインタビューをご紹介します。

 

 

Q1. You created the Oscar-winning grandma.  What was the biggest challenge you faced in your acting career, and what did you get from playing Minari's grandma Soon-ja?

あなたはオスカー受賞お祖母様を創り上げました。俳優キャリアの中で最も大変だったことはなんでしたか?また、ミナリのスンジャおばあちゃんを演ずることで何を得ることが出来ましたか?

 

Youn Yuh-jung

Well, it's not happened right at the moment because I had a long career.  I'm trying to build up my career, step by step. There's nothing that has been like this.  I don't believe in that kind of thing.  

そうですね、この瞬間までこんなことが起こるとは想像もしませんでした、私はもうすでに長いキャリアがありますので。私は自分のキャリアを一歩一歩積み上げていくように心がけております。こんなことは今までありませんでした。私はそんなことがあるとは信じていません。

And this old me, it's sometimes, it's happy, very happy, when you get it.  But me, myself, I don't believe in competition, especially in our field, because we are comparing different movie, ddifferent roles.  So, it was - I'm just lucky tonight, just luckier than the other nominees, luckier than them.  And maybe, who knows, it's American hospitality for the Korean actor, I think. 

そして、この年老いた私ですが、これは時々とても嬉しいです、こんな賞をいただけるのは。でも私はこの競争を信じていません、特に私達の分野です、なぜなら私達は違う映画で違う役割で競っています。だから、私はただ今夜幸運だっただけです。ただ他の選ばれた人たちよりちょっとラッキーだっただけです。 そして、あるいはアメリカがコリアン俳優に対して厚遇してくれたのだと思います。

 

Q2: 割愛します

 

Q3: How do you feel about all the real stories from a variety of Asian cultures that have come out lately?

最近現れている様々なアジア文化と関連した全てのリアルな話についてどう感じますか?

 

Youn Yuh-jung

I'm sure it's about time.  Sharing different stories, I think it's very nice to understand each other.  And we should embrace each other.  Because without knowing or categorising people like black, white, yellow, brown, something like that.  That's not nice way to just divide like that, you know.  

私はもうその時が来たと確信しています。違った物語を共有すること。私はお互いを理解し合うのはとてもすばらしいことだと思います。そして私達はお互いに助け合うべきです。人々を黒、白、黄、茶と色で区別することなしに。それはよくない方法だし、分断を起こすだけです。そうでhしょう。

I think if we put our colors together, make it prettier, even a rainbow has seven colors, so, colors don't matter.  Gender doesn't matter.  What is, men and women, I don't like to divide, I don't like to divide - divide like, you know, like this, men, women, or black and white, yellow, brown, or the gender, you know, gay or straight or something like that.  

私は、もし私達の色が一つに合わさったら、とても魅力的な世界になると思います。虹だって7つの色があります。だから、色は問題ではありません。男と女も分断したくありません。肌の色、またはジェンダーです、ゲイ、ストレートとかそんなもの。

I don't want that kind of thing.  So, just we are equal human beings, we have the same warm heart.  
そういうのはすきじゃありません。 だから、私達は平等な人間なんです。皆、暖かい心を持っているのです。
Did I answer right?  Or I'm not sure.  It's an opportunity for us to share in the story together.

ちゃんと答えられたかしら?ちょっと自信ないけど。物語の中で心を共有できるよい機会でした。

 

Q4: 割愛します

 

インタビューで使われた embrace は「抱擁する、抱き合う」という意味の語ですが「助け合う」と意訳しました。 ユン・ヨジョン/윤여정/Youn Yuh-jung はこの部分を発音が似ている  embarrass 「恥ずかしい思いをさせる」 と混同して笑いながら訂正しています。

 

ユン・ヨジョン/윤여정/Youn Yuh-jung の英語は失礼を承知で言わせていただけば、お世辞にも上手とは言えません。英語の字幕には書き出されていませんが、言い間違いを訂正したり、言い直し、繰り返しながらも堂々と自分の思いを述べていますよね。

 

英語が正確であるに越したことはありませんが、もし文法や語の選択が間違っていても聞く人はその状況や前後関係の中で何を言いたいのかは理解してくれるものです。 ですから、みなさんも間違いを恐れずに堂々と外国人と英語でどんどん話してみてください。語学はスポーツと似ているので、話しているうちに上達するものですから。

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2映画「ミナリ」を象徴するせりふ

 

 

映画の日本向け予告編で聞ける、おばあちゃん 役の ユン・ヨジョン/윤요정 のせりふ。

 

みなりぬん いろっけ ちゃBちょちょろM あむでそな まっ ちゃらにか ぬぐどくどぅんじ た ぽば もぐRす いっそ

미나리는 이렇게 잡초처럼 아무데서나 막 자라니까 누구든지 다 뽑아 먹을수 있어.

 

動画のキャプションは意訳されていますが、直訳するとこうなります。

セリはこんな風に雑草みたいにどこでもどんどん育つから誰だってとって食べられるんだ。

 

このシーンに登場するセリは、年老いてアメリカについてきたおばあちゃんが故郷から持ち込んで、密かに場所を探して自生させたものだったのです。

 

本予告の動画からどうぞ。このセリフの部分から再生されますが、最初から視聴も可能ですよ。

 

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