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ミニ自叙伝「思い出の断片41」
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山崎先生のところに来ていた男、心霊太鼓のMは天才的なサギシでした。まれにみる宗教ゴロです。彼は財政難にある山崎先生を利用して施設を乗っ取ろうとしていたのです。自分には出口王仁三郎がついてついていると自慢していました。
後から分かったのですが、「R神示」で知られている北伊勢の「N宮」にも出入りしていたようです。また酔うと「富士は晴れたり日本晴れ…」などと呟いていました。私は当初その事が何なのかわかりませんでした。
彼は「自分のビタミンは人が霊に悩み苦しんでいる事だ」と言いました。何という奴なのでしょうか。
配下のOさんという測量会社の社長は、毎月25万円をMに貢いでいました。人間というものは金を使えば使うほどその対象に価値を置くものです。
渋谷区本町のお好み焼き屋のマスターなどは「これは参考にしておいたほうがいい。ビジネスで成功した者は取引相手に出来るだけ金を使わせている。」と教えてくれました。これはもっともかもしれません。
ところで事件が発覚したのは、山崎先生の知人で家族に霊障があり、それを聞き付けたMがその家に乗りこんだ事に始まります。実はMは和太鼓を叩いたりして霊障を取り除くというような事をやっていたのです。私も山崎先生のところでそれを目撃しました。
先生は嫌がっていたのですが、真夜中にそれは始まりました。十人ほど広間にいたでしょうか。太鼓が鳴り始めて暫くしたころ、参加者の何人かが脱魂状態になり、座ったままピョンピョン飛び始めだしたのです。私はぞっとしました。これが世に言う動物霊なのです。
山崎先生はさすがに困っていました。さて、例の家でも太鼓を叩いたようです。何日も何日も。母子家庭をいいことに、ずっと居座り、冷蔵庫から食料を勝手に出しては漁り、まるで自分の家のように振る舞ったそうです。
十日ほど居座って何十万円も請求して事件は発覚しました。山崎先生もはっきりとMの正体が分かったので、その点はよかったと思います。
またMは「econesia」というエセ環境団体を作っていました。この被害者も主に東北のほうにいるそうです。ほとぼりが冷めたらまたどこかで被害者が出るのでしょう。この他にもまだまだ宗教ゴロはいます。
