LEICA SUMMICRON-C 40mm f2 レンズ構成は4群6枚です。
これはLEICA CL用の標準レンズとして発売されたものです。
LEICA CLは、今は亡きMINOLTAと共同開発されたものであり、日本国内ではLEITZ MINOLTA CLとして販売されていました。
また、レンズについても、
LEICA CL用にSUMMICRON-C 40mm F2、ELMAR-C 90mm f4
LEITZ MINOLTA用には、M-ROKKOR-QF 40mm f2(後にQFの表記がなくなります。)、M-ROKKOR 90mm f4
とそれぞれ名前は違いますが、同じレンズとされています。
LEICA CLは、コスト削減した廉価版であり、レンズについてもコスト削減されています。
ライカのM型は、レンジファインダーと言われ、レンズのカムの動きを検出して距離計が作動するのですが、CL用のレンズは傾斜カムと言われる簡素化されたもので、この傾斜カムのレンズをライカM型に装着された場合、正確にピント合わせができない事もあるといわれています。
固体によってはピントが合ったり合わなかったりと何が正しいのかわかりませんが、私が使う限り問題は出ていません。
私がライカやレンズを買いあさっていた際には、SUMMICRON-C 40mmは廉価版レンズで安いため見向きもしていなかったのです。
今考えるとバカですね~
徐々に値が上がってきたのと流通量が少なくなり、焦って探しだしたのですが、なかなか良いもの見つからないんですよね。
10年余りが経過して、やっと出会いがあり、SUMMICRON-C 40mmとELMAR-C 90mmを一緒に入手することができました。
さて、写りの方ですが
LEICA M-E SUMMICRON-C 40mm f2
LEICA M-E SUMMICRON-C 40mm f2
LEICA M-E SUMMICRON-C 40mm f2
大阪をふらふらしながら撮影しましたが、十分写りますね。
このレンズも低輝度で開放で撮影するのが美味しいでしょう。
難点と言えば、ライカM型に40mmフレームの無いため、感で撮影するしかありません。
そうそう、SUMMICRON-C 40mmとELMAR-C 90mmのフィルター枠が特殊でして、39㎜なんですが一般のものとピッチが違うシリーズ5.5という規格のものです。
なんでこんな特殊な規格にしたのか理解ができません・・・
仕方がないので、私は下の写真のシリーズ5.5を39㎜にする変換リングを使用しています。
因みに、MINOLTAのレンズは、40.5mmの一般的な規格です。