「日本最南端の有人島、波照間島で観光客の自転車のカゴ
から財布が盗まれた!犯人は??」
これ、推理小説ではなく実話です。
島のたった1人の警察官はこう思ったそうです。
「島民が物を盗んだりするはずはない」
彼はメロンパンを罠に、それがカラスのいたずらだ
という証拠をつきとめたのでした。
こんな心温まる新聞記事を「HAPPY NEWS」として
全国からの応募を受け付け、日本新聞協会の選考による
コンテスト受賞作品を中心に紹介したのがこの本です。
出版社に勤める昔からの友人がこの本の製作に関わった
こともあって、真っ先に買いました。4年前の出版で、たまたま
本棚の整理をしていて見つけたのですが、何度読んでも良い気分に
させてくれるお気に入りの本です。
●サメの襲撃を群れで囲んで助けてくれたイルカ
●闘病の妻を毎日のショートショート1778話で応援した作家
●静岡から埼玉まで届いた風船と向日葵のタネ
が、紹介されている記事の中でぼくが特に感銘を覚えたものです。
世の中ぜんぜん捨てたものではないですね。