「とことん、仕事に熱くなれ。」 ←インパクト大のキャッチです。
マイクロソフト日本法人の元営業部長である、
田島弓子さんの著書です。
ちなみにこの方、「レバレッジ」シリーズの本田直之氏の奥さんです。
「定時退社」、「オンもオフも充実」、「趣味を探そう」、「心も体も
健康的な生活を」と、世間的に推奨されている「ワークライフ
バランス」の考え方に「ちょっと待った!若い時くらい仕事に没頭
するのも自分の成長にはすごく大切なことだよ」と訴えている、働く
人たちに勇気とやる気を与えてくれる内容です。
もちろん仕事が全てではなくて、家庭や趣味、健康、スポーツなど
人生を豊かにする生活スタイルはすごく大事なことであるのは、
ぼくも賛成ですし、そうでなければならないなとは思っています。
著者が繰り返し使っている、
「アドレナリンが出る」くらい集中する
仕事に「ハマる=没頭する」ことで成長する
ことが常にできるようになれば、こんなに素晴らしいことはないですね。
■「事件は現場で起こっている」
仮説や想像で仕事でレポートやプランをつくることの危険に警鐘を鳴らしています。
著者がマイクロソフト時代に上司に口酸っぱく「それ見たんか?」とたしなめられた
経験が今の「現場密着型」の仕事の進め方の源になっていると言っています。
ぼくも仕事上、顧客と直接関わるケースがほぼないため、現場で何が起きているのか?
についてはキャッチする工夫・姿勢を新たにしなければならないなと思いました。
■「三遊間のボールを捕れるように行け!」
縦割り組織で陥りがちな「これはあなたの部署の仕事だ」といった仕事の押し付け合いを、
面白そうなものであれば積極的に引き受けることを推奨している点に共感を覚えました。
本来やるべき仕事がおろそかになってしまってはダメですが、
部署間の垣根を越えて「遊軍」のように新しい仕事にチャレンジする姿勢は、
活気ある会社にはなくてはならないことだと思います。
共感するところが多かったので、つい長くなってしまいました・・・。
デキる人の文章は「自信」があるから文字数が少ない、と職場で自分の弱みを指摘された
ばかりだというのに、これじゃあダメですね