ファストフォロワー[No.64] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
迅速な追随者。

Appleに対するサムスンとか一昔前のSONYに対する松下のように、革新者の革新的なアイデアによる革新的な製品を驚くべきスピードで模倣して改良して本家に負けず劣らない製品を作ってしまう、ある意味すごいメーカ。

パクリと言われることもあるけど、合法的にパクって、消費者に受け容れられるものを世に送り出しているなら、それはそれで素晴らしいと思う(特許の法廷闘争が問題になってはいるけど・・・)。

ただ、僕はSONYとかAppleのように反骨精神が織り込まれた商品に魂を感じ、つい、そちらを選んでしまう(日本人としてとても残念なことだけれど近年のSONYはAppleのフォロワーになりつつあるが)。SONYの太平洋戦争の敗戦直後の遥か高いところにいる欧米に対する、Appleの巨人IBMに対する、反骨をエネルギーとして作られた商品には魂、気高さといったものを感じる。一方、サムスンや松下の商品は品質・性能といった部分は申し分ないんだろうけど効率性重視のコマーシャルな感じがデザインに出ている気がして、しっくりこない。偏見だろうか?

そういったファストフォロワーは今後、もしリーダーになったとしたらパクリでは発展は望めない。(パクリをとことんマジで極めるってのも別の意味でありかとは思うけれど・・・)オリジナルにならなければならない。そうなったとすると、今度は追われる立場になる。そこからが本当の勝負のような気がする。唯一無二のブランドに向けて。

Appleに先駆けて発売されたサムスンのウェラブル端末であるギャラクシーギアを試してみたかったけど、お金がないので見送ってしまった。そういったITを生業にしている僕はユーザとしてのファストフォロワーであり続けないと、反省。