善徳女王 第56話
【内容】
ユシン軍を率いてソルォンが出陣した後、トンマンはチュンチュと共に密かにウォルヤに会う。
伽耶人の戸籍を抹消し、トンマンの死後も伽耶人ということで差別を受けないよう保証する代わり、復耶会全員の名簿と復耶会の解体を要求するためだった。
そして3日後の同じ時刻、返事をするよう命じる。
一方、期待していたソルォン軍も百済の遊軍にやられ大敗。
負傷したソルォンは、ユシンに赤いかぶとの武将に気をつけろという文を残し、息絶える。
3日後、約束の場所で待つトンマンだが、なかなかウォルヤが現れない。
痺れを切らしたトンマンは、チュクパンに案内させ復耶会の根城に乗り込む。
復耶会の人々の前で戸籍を燃やしたトンマンは、チュンチュに「何としてもウォルヤと話をつけろ、もしできない場合はみな生かしておかない」と言ってその場を去る。
そんな矢先、新羅に2万の百済軍が迫っているという知らせを受け宮殿は大騒ぎに。
ユシンに軍を指揮させるべきだという話も出る中、緊急会議が開かれる。
すると会議の場に復耶会が宮殿に現れたという知らせが届く。
ざわめく家臣の前で、チュンチュは復耶会が女王様に忠誠を誓ったと報告する。
それを聞いたトンマンは、すぐさまユシンを呼び寄せて自分の剣を与え、神国を救うよう命じるのだった。