日本映画「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別編」 | ソンブーンのブログ

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2024年2月8日(木)

 

BSテレ東で放映を録画しておいて観ました。

1997年の松竹映画。山田洋次監督・原作。渥美清主演。シリーズ49作目。前年の1996年に渥美清が死去した為に1980年の25作目を編集しての特別編。主題歌も渥美清ではなく、八代亜紀が歌っている。マドンナ役は浅丘ルリ子。

舞台の沖縄の風景が綺麗で秀逸。

僕の本作品の評価は5点満点で3.8です。

 

ストーリー(ウィキペディアより)

満男の夢うつつの境界から始まる。靴会社のセールスマンとしてサンプルをいっぱいカバンに詰めて日本各地を飛び回り、時には安宿に泊まることもある満男は、最近、同じ旅の空の下にいる伯父の寅次郎のことをよく思い出していた。満男は特に印象深かったリリーの夢を見る。二人とも、自分たちが世間には特にいらない存在だということを自覚していたこと(『寅次郎忘れな草』から)、「リリーさんがお兄ちゃんのお嫁さんになってくれればどんなにいいか」とさくらが話し、リリーもその気になっていたこと(『 寅次郎相合い傘』から)などを思い出す。

その後、冒頭の夢の話をカットした『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』本編が流れる。オリジナル版との主な違いは、(1)上述のように八代亜紀が主題歌を歌っていること、(2)映像をコンピュータ補正した上、いくつかの新撮シーンを使っていること、(3)音声をデジタル化したこと、(4)『リリーのテーマ』などオリジナル版では使われていなかったテーマ曲にいくつか差し替えたことを始め、オーケストラの演奏を取り入れるなど、音楽を全面的に刷新したことである。

本編ラストシーン(寅次郎がリリーのマイクロバスに乗って草津に向かうシーン)をエンディングのテーマ曲抜きで流しつつ、「これはもう20年近く前の話で、その後いろんなことがあったけど、その話はまたいつか聞いてもらいます。」と満男が語り、帝釈天の参道に画面が切り替わり、「終」。

 

25作目のストーリー(ウィキペディアより)

寅次郎が旅先で見た夢では、寅次郎は「鼠小僧寅吉」であり、盗んだ小判を貧しいさくら・博夫婦に与え、追手たちから逃げる。

博が小岩で偶然リリーと出会う。リリーは寅次郎やとらやの人びとに会いたがるが、相変わらずのドサ周りの歌手生活で、これから大阪、さらに九州に向かうと言う。博の報告を聞き、とらやでリリーや寅次郎の噂をしていると、寅次郎から電話があり、リリーが逢いたがっていると伝えると、寅次郎は感慨深げにリリーを思い出す。

しばらくして、寅次郎は柴又に帰ってくる。しかし間の悪いことに、とらや一家は水元公園にピクニックへ出掛けるところで、慌てて荷物を隠し、体裁を取ろうとするとらや一家に寅次郎が機嫌を損ね、大喧嘩になる。出て行こうとする寅次郎だが、その時、届いていた速達がリリーから寅次郎宛のものだということが判明する。手紙の内容は、リリーが沖縄で病気で倒れ入院したというもので、生きていることに未練はないが、「もういっぺん寅さんに会いたかった」と結ばれていた。あわてて沖縄に向かおうとするも、飛行機が怖い寅次郎はいろいろ駄々をこねるが、きれいなスチュワーデスに連れられて搭乗し、何とか沖縄に着く。

寅次郎の見舞いを受けたリリーは、涙を流し喜ぶ。寅次郎の懸命な看病もあって、次第に彼女の病気はよくなり、退院後、漁師町で一緒に生活を始める。その生活は、別々の部屋で寝てはいたものの、とても心の通い合ったものであり、周りがみな同棲・夫婦のような関係と見なすほどであった。リリーの口からも、寅次郎からの経済援助を拒否しながら「あんたと私が夫婦だったら別よ」と言ったことを含め、寅次郎との結婚を意識した発言が幾度となく飛び出した。

しかし、その一方で地元の娘と浮かれる寅次郎。そんな煮え切らない寅次郎へのリリーのいらだちが一つの原因になって、二人は大喧嘩。翌朝、リリーは書き置きを残して沖縄を去ってしまう。寅次郎は慌てて手近な漁船に乗り、島伝いに鹿児島までゆき、そこから鉄道でなんとか柴又駅にたどり着いたが、飲まず食わずの旅であったため、そこで行き倒れになり、柴又は大騒ぎとなる。

回復した寅次郎から、沖縄でのリリーとの話を詳しく聞いたとらやの人びとは、リリーの寅次郎への気持ちを本物だと感じ、苦労をしてきたリリーが寅次郎の生涯の伴侶として真にふさわしいとの思いから、寅次郎にリリーとの結婚を強く勧める。寅次郎もその気になる。

数日後、リリーがとらやを訪ねてきて、再会した二人は大いに喜び合う。沖縄の思い出話を語るうち、「私、幸せだった、あの時」と言うリリー。そんなリリーの言葉を受け、寅次郎は「リリー、俺と所帯を持つか」と漏らすが、直後、照れくささからごまかしてしまう。それに対し、リリーはあえて冗談として聞き流す。好き合いながらも、お互いのプライドや体裁で一緒になれない寅次郎とリリーであった[注 2]。さくらにも見送られ、柴又駅で二人は別れることになったが、別れである以上切なくも、「また今度」をにおわせる爽やかな別れであった[注 3]

その後、旅先のバス停で寅次郎が待っていると、通り過ぎたマイクロバスからリリーが降りてくる。ひとしきり軽妙なトークをした後、これから草津に行くので一緒に行こうとリリーが誘い、二人はバスに乗りこむ。そんな「ラブストーリーとしても寅とリリーのバディムービーとしても最高のラスト」 [12]で終わる。