2020年10月16日(金)
NHK-BSの映画番組「プレミアムシアター」で放映を録画しておいて観ました。
1954年製作のイタリア・ドラマ映画。イタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督作品。アンソニー・クインとジュリエッタ・マミーナ主演。音楽は、ニーナ・ロータ。第29回アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。
66年前の作品ですが、人間が生きていくことの悲哀を感じさせてくれます。ニーナ・ロータの音楽が作品にマッチして、綺麗ですがもの悲しい気分になりました。主人公の女性が自分がブサイクで頭が悪くて料理も何もできないので、生きていてもムダだと泣くと、サーカスで知り合った旅芸人の男が、この世の中にあるものは全て役割があって意味があるのだと言う場面が記憶に残りました。
僕の本作品の評価は5点満点で3.8です。
ストーリー(ウィキペディアより)
旅芸人のザンパノは芸の手伝いをする女が死んでしまったため、その姉妹のジェルソミーナをタダ同然で買い取った。粗野で暴力を振るうザンパノと、頭が弱いが心の素直なジェルソミーナは一緒に旅に出る。
道化の格好で芸をするジェルソミーナ。新しい生活にささやかな幸福さえ感じていたのだが、ザンパノの態度に嫌気が差し、街へと逃げていく。そこで陽気な綱渡り芸人イル・マットに出会う。ジェルソミーナはザンパノに連れ戻されるが、イル・マットのいるサーカス団に合流することになる。イル・マットはザンパノと古くからの知り合いらしく、何かとからかってザンパノを逆上させる。ある日、我慢の限界を超えたザンパノはナイフを持って追いかけるのだが、その行いで逮捕されてしまい、サーカス団は町から立ち去らねばならなくなる。
イル・マットとサンパノはサーカス団から追放される。サーカス団のオーナーはジェルソミーナに一緒に行くように誘うが、ジェルソミーナは町に残る。イル・マットは、「自分は役立たず」と嘆くジェルソミーナに「世の中のすべては何かの役に立ち、ジェルソミーナも役に立っている、それは神が知っている」と言い残して立ち去る。この夜、ジェルソミーナはイル・マットが運転するザンパノのバイクの荷台に乗せられ、ザンパノのもとへ送られる。翌朝、2人は到着した。イル・マットは行き、ジェルソミーナはザンパノのバイクにもたれかかってザンパノを待ち、釈放されたザンパノはジェルソミーナがやってきて自分のバイクもここにあるこの事態に渋い表情を見せる。
ジェルソミーナとザンパノは再び2人だけで芸をする日々をすごした。しかし後日、ザンパノは自動車の車輪の不具合を直すイル・マットを見かける。仕返しする機会を待っていたザンパノはイル・マットを撲殺する。
ジェルソミーナは、イル・マットの死に放心状態となる。ザンパノは、大道芸のアシスタントとして役に立たなくなったジェルソミーナを見捨て、居眠りしている彼女を置き去りにして去ってゆく。
幾年かの時が流れ、見知らぬ海辺の町に立ち寄ったザンパノは、ジェラートをほおばりながら、耳慣れた歌を耳にした。それはジェルソミーナがよくラッパで吹いていた曲だった。これを歌っていた町娘にザンパノがたずねると、ジェルソミーナと思われる旅芸人が、この町に来ていたことがわかった。ある朝、この旅芸人は死んでいたという。少し老いたザンパノは、往年の鎖芸をこの町のサーカスで披露する。酒場で暴れた後、海岸にやってきたザンパノは天を仰ぎ地にしがみつき、絶望的な孤独感に打ちのめされ、ひとり嗚咽を漏らし、ラストを迎える。