3月12日(月)
本号は全部で432ページ。特集は「私をつくった時代小説ベスト3」と題して10人の作家の2ページづつのエッセイ集と「時代小説競演!」と題した6人の作家の読み切り短編時代小説でした。
中でも朝井まかての「一汁五菜」と題した短編時代小説が秀逸でした。主人公は、徳川幕府の大奥高官の食事の用意を仕事にしている賄担当の下級武士。行儀見習いの為に大奥女中になった妹が高官達の罪を被らされて自殺させられたという過去をもつ。その復讐を果たす為に、味を良くするということで、塩を多めに入れることで、生活習慣病としての高血圧で死に至らしめるという形で復讐を遂げるという物語です。賄担当の武士達の生活振りも良く描かれていたと思います。