1月10日(火)
5日からのタイ・バンコクへの旅行で、唯一持って行ったのが、この本でした。
この作者の「臨床真理」を読んで以来、彼女のファンになった僕ですが、電車の中、飛行機を待つ間の待合スペース等で、近くに人がいるにも関わらず、涙が流れて仕様がありませんでした。
本著も期待を裏切らない、素晴らしい作品でした。本当に感動しました。
ミステリー作品というカテゴリーに分類されるのでしょうが、立派にヒューマン・ドラマ作品と呼んでも良い程の人間模様が書き込まれていました。誰にでも一読をお薦めしたい作品です。
宝島社発行。334ページ。
作品紹介(ウイキペディアより)
佐方は12年ぶりにこの米崎地裁に戻ってきた。しかしながら立場はあの頃とは全く逆、検事としてではなく弁護士として―。今回、佐方が弁護するのはホテルの一室で起きた刺殺事件の被告人である。物的証拠・状況証拠共に、被告人の有罪はほぼ間違いないとみられており、対決する検事・庄司真生も自信に満ち溢れているのがわかる。しかし佐方はこの事件がそんなに単純なものではないと感じていた。被告人の無罪を証明するためには、あるひとりの証人を出廷させ、証言させることができるかどうか。事件の裏側に隠された真相に辿り着いた時、この裁判の勝敗はそれで決まると佐方は確信していた。