昨日の記事でエジンバラ時代のことを書いたら、いろいろ思い出してきました。

エジンバラには、日本の大学卒業とロンドン大学入学の間の一年間いたのですが、まあこれが今思えば面白い英語環境でした。

昨日書いた予備校には、イングランドのパブリックスクール(私立校)出身の子ばかりがいました。どういうわけか、スコットランド出身でも「いいおうち」の子供はイングランドの名門パブリックスクールに行くケースが多いらしく、彼らには地元の訛りはほとんどありません。で、そこでストレートで大学に入れなかった子たちが、実家に近いエジンバラの tutorial college に来ていたようで、私に "good" の発音特訓をしてくれたVictoriaはじめ、おハイソ英語をしゃべる子ばかりだったようです、今から思えば。

先生がたは、ほとんどスコティッシュ。
といえどもスコットランドも結構広くて言葉もいろいろなので、厳密には皆さんいろんな方言だったんでしょうけど、差をあまり知らないまま終わっちゃったな。
昨日書いた音楽の先生はアイルランド出身。イングリッシュともスコティッシュとも違うレロレロなRと、波打つイントネーションが特徴的でした。

街に出れば、もちろんスコティッシュ。
高校にもスコティッシュの先生はいらしたので多少慣れているつもりでしたが、引越し当初、日用品を買いに出かけたドラッグストアでレジのおばちゃんが何を言っているのかさっぱりわからず、ショックでした。

日本の方言でも、例えば東京人には全く見当もつかない言葉が全国にあるのと同様、スコティッシュも全く違う単語を使います。Yes のかわりに aye(アイと読む。スペル違うかも)はごく普通。Oh が och(オッホ)とドイツ語みたいだったり。「オッホ アイ!」ってよく聞きました。

あと私が好きなのは、"I'm a wee Scottish lass"
訳すと、I'm a little Scottish girl.
ウィーって音がかわいい。

私のスコティッシュはここ止まり。ぜんぜんノーマルレベルです。ローカルアクセントばりばりのお友達がいなかったのは残念。

ところが、ここでの言語環境はこれだけではありませんでした。

学校経由で紹介されたホームステイ先。行ってみたらなんと、20年前に移住してきたアメリカ人!ひえ~、こんな地の果てまで来てアメリカンか?!200年前は新大陸目指して、人々は逆方向に行ったのにねえ。着いた当日、小学生の息子の部屋に野球のバットと大リーグのペナントが飾ってあるのを見て、イギリスは野球しないのになんでかなーと思っていたら、そういうことでした。ボストン発アイルランド経由エジンバラ。お母さんはわりとはっきりとEnglishっぽく話すのですが、お父さんが完全なアメリカンで。毎晩、夕食の時間がタイヘンでした。いや、「タイヘン」っていうのは控えめな表現で、かなり苦痛だったー当時はほんとにアメリカンわからなかったなあ。

マルチリンガルというか、マルチ方言ですね。鍛えられましたわ~。

TGIF! Have a good weekend!


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分譲マンションの広告を見て、これ買うのにローン組んだら・・・などと妄想を始めてたら、ふと思い出しました。

受験生時代@エジンバラ。
ここでは tutorial college という予備校のようなところに通っていました。数学や、物理でも理論の授業はその学校(といっても古いジョージアンハウス1軒)の中の教室でよかったんですが、普通の高校ではなかったのでいろんな設備がありません。音楽の授業では時々エジンバラ大学の図書館に行き、ピアノのレッスンのために先生のお宅に出向き、物理の実験のときは同じエジンバラにあるHeriott-Watt大学の実験室を借りたりしてました。
学校外の授業のときは、それぞれの先生が車で連れてって下さってました。

楽理(音楽理論)の先生は、私より少し年上の切れ者のお兄さん。彼がビシバシとコーラスマスター(合唱指導)をやっていたエジンバラ市合唱団に私もすでに入っていたので、後日彼が私の担当教官として学校に登場したときは、お互い「おや、ここでもお会いしましたね」って感じでした。
ちなみにこの学校で、音楽を受験科目に選んでいたのは私ひとり。予備校といえど日本のような大規模なものとは正反対の、家庭教師状態です。

何回目かの授業のとき、今日はエジンバラ大学の図書館に行くということになり、学校の外に出たら、

んまっ!赤のスポーツカーだわよ!
おお~なんとおハデな。

(エジンバラは古い町並み&年中ドヨーンとした曇り空なので、赤い新車なんてまぶしいことこの上ないのです。)

"Nice car!" と言ったら、師、答えて曰く、

"Thanks, but it still belongs to the bank. I've only paid for the half of it."
「ありがと、でもこれまだ銀行のモノなんだよ。まだ半分しか払ってないから。」

へえ~。belongs to the bank かあ。
要するにローンで買ったということなんですけど、この「なになにに属する」っていう言い方ってこういう場合に日本語では使わないので、とても新鮮でした。

まあ照れ隠しでもあったんでしょうけど、見栄はらずにサラリとそんなことを言っちゃうのもいいですね。

そして受験生のワタクシは、このかっちょいいクルマに乗せてもらって図書館に赴いたのでした。


おまけ。この先生はChristopher Bellといい、スコティッシュナショナルオーケストラはじめあちこちで指揮をしていますが、今年からエジンバラフェスティバルの合唱団の合唱指導担当になったそうです。いや~、すごい切れ者でしたもん。彼の合唱団は絶対うまくなるはず。
でも20年ぶりにウェブ検索したら・・・お髪がなくなっていてビックリ


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いつも言ってる「語学習得は千本ノックだ!」の話ではなくて・・・

ずいぶん前からネット上で話題になっていて聴きたかった、「ショパンのソナタ第3番フィナーレと『巨人の星』主題歌による交響的融合」を、やっと youtube で発見。

英語のタイトルもかっこよすぎ。
Symphonic Fusion on Finale of Chopin's Sonata No.3 and the Theme of "Star of Giants"

ではどうぞ。




ひゃはははは!!いや~、素晴らしい!
ちなみにショパンの元曲はこちら
ちょっと聴くだけで、上のすごさがわかって笑っちゃいます。

この作品についての解説はこちら
作曲者はなんと東大医学部の学生さんだったとか(約10年前。今はどこかのお医者さんなんでしょうか)。演奏者は「ピアニート侯爵」さん。お二人の才能に、ただビックリです。


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