分譲マンションの広告を見て、これ買うのにローン組んだら・・・などと妄想を始めてたら、ふと思い出しました。

受験生時代@エジンバラ。
ここでは tutorial college という予備校のようなところに通っていました。数学や、物理でも理論の授業はその学校(といっても古いジョージアンハウス1軒)の中の教室でよかったんですが、普通の高校ではなかったのでいろんな設備がありません。音楽の授業では時々エジンバラ大学の図書館に行き、ピアノのレッスンのために先生のお宅に出向き、物理の実験のときは同じエジンバラにあるHeriott-Watt大学の実験室を借りたりしてました。
学校外の授業のときは、それぞれの先生が車で連れてって下さってました。

楽理(音楽理論)の先生は、私より少し年上の切れ者のお兄さん。彼がビシバシとコーラスマスター(合唱指導)をやっていたエジンバラ市合唱団に私もすでに入っていたので、後日彼が私の担当教官として学校に登場したときは、お互い「おや、ここでもお会いしましたね」って感じでした。
ちなみにこの学校で、音楽を受験科目に選んでいたのは私ひとり。予備校といえど日本のような大規模なものとは正反対の、家庭教師状態です。

何回目かの授業のとき、今日はエジンバラ大学の図書館に行くということになり、学校の外に出たら、

んまっ!赤のスポーツカーだわよ!
おお~なんとおハデな。

(エジンバラは古い町並み&年中ドヨーンとした曇り空なので、赤い新車なんてまぶしいことこの上ないのです。)

"Nice car!" と言ったら、師、答えて曰く、

"Thanks, but it still belongs to the bank. I've only paid for the half of it."
「ありがと、でもこれまだ銀行のモノなんだよ。まだ半分しか払ってないから。」

へえ~。belongs to the bank かあ。
要するにローンで買ったということなんですけど、この「なになにに属する」っていう言い方ってこういう場合に日本語では使わないので、とても新鮮でした。

まあ照れ隠しでもあったんでしょうけど、見栄はらずにサラリとそんなことを言っちゃうのもいいですね。

そして受験生のワタクシは、このかっちょいいクルマに乗せてもらって図書館に赴いたのでした。


おまけ。この先生はChristopher Bellといい、スコティッシュナショナルオーケストラはじめあちこちで指揮をしていますが、今年からエジンバラフェスティバルの合唱団の合唱指導担当になったそうです。いや~、すごい切れ者でしたもん。彼の合唱団は絶対うまくなるはず。
でも20年ぶりにウェブ検索したら・・・お髪がなくなっていてビックリ


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