続 かふぇ・ぼんぼこさ (富山県滑川市)  | アンダンテ♪・・・ゆっくりと

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思いつくまま、気の向くまま・・・そんなブログです。

多忙な時期は、コメントのお返しが遅くなることがございます。
どうぞ、ご了承くださいませ。

         

春が足早に過ぎ去ってしまったの?と思わせるような陽気が続いていますね。
ここのところ、暖かいと言うよりも暑いと表現した方が似合うような気候の茨城です。
さて、パソコンと向き合う時間が少なくて、間が空いてしまいました。今回は先の記事の続きを。
では早速、いつものようにその日に戻った気分で・・・・・

(お客様がいらっしゃったので、座った席からの撮影。細かい切り取りが多いです)
















雨はやみそうにないなぁ。でも、いいの。素敵なカフェを見つけたのだから・・・・・











深夜、高速を飛ばしながらやって来た富山県。さすがに疲れが出てきています。
エスプレッソでもオーダーしようかな。疲れた身体と脳を、思いっ切り覚醒したい気分・・・などと思っていたら、おもしろいメニューが目に入りました。











蔵のなか探訪??
これは、ぜひオーダーしよう。しかも「無形文化メニュー」というネーミングもいいなぁ。
かふぇ・ぼんぼこさは、広いお屋敷の2階の一角にあるのです。他のお部屋も見られるってこと?ですよね。
オーナーの杉本さんナビゲートの元、建物内を案内してくださいました。
残念ながら撮影はNGだったので画像はありません。というのも、建物の持ち主は、ぼんぼこさのオーナー杉本さんではなく他の方なのです。
(ぼんぼこさは、杉本さんが建物の一部を借りて営業されているということです)
その方の許可を得ていないので、残念ながら撮影はできないのです。













建物は江戸時代に建てられたもので、国の有形登録文化財。元造り酒屋の宮崎酒造、豪商の建物です。その中の一部、こうじ蔵をリノベートして、カフェにされたそうです。
カフェのオーナー杉本さんの細かく丁寧な説明、そして次々に表れる貴重なものの数々・・・感動しきりです。
細かいことを書きたいのですが長くなってしまいますし、もしこのブログをお読みになって「蔵のなか建物探訪」をされる方がいらっしゃるかもしれません。その時のお楽しみがなくなってしまうと申し訳ないので、割愛させていただきますね。
でも、ひつつだけね・・・気になる「ぼんぼこさ」という名前ですが、屋号だそうです。おもしろい屋号ですね。

蔵のなか探訪を終えて、かふぇ・ぼんぼこさに戻ってきましたよ。
ジャズの調べを耳に、窓から見える富山湾を目に、感動を胸に・・・この空間に酔いしれます。
さぁ、オーダーしたものが出てきました。ちょっとだけ驚いたMew・・・・・

左・エスプレッソ 右・ブレンド



右のブレンドコーヒーのカップが、大きいのです!!取っ手はありますが、両手で持って飲みたくなるんですよ。
エスプレッソはデミタスカップよりも大き目で普通のコーヒーカップほどの大きさがあります。どれだけ大きいか、おわかりになりますでしょ?
その大きなカップのブレンドは同行者がオーダーしたものですが、飲ませてもらってまたまた驚きです。美味しいのです!!しっかり深くはいっているのに、まろやか。
同行者は、ちょっとお気に召さないと4口目あたりからお砂糖やミルクを入れ始めるんですよ。コーヒーには本当にうるさいこだわる人なのですが、「これは美味しい」と大絶賛。もちろん、最後までお砂糖やミルクは入れずに飲みましたよ。
私のオーダーしたのはエスプレッソ。エスプレッソは苦みばかりで、残念ながら本来のコーヒーの香りを感じないものもありますよね。ここのエスプレッソは、香り高くてとっても美味しいのです。
杉本さんが仰っていたなぁ。「渾身の力をこめて淹れている」と・・・・・うん、わかるなぁ。




厚切りトースト






あまりお腹は空いていなかったけれど、厚切りトースト好きの同行者がオーダーしたのです。
ちょっといただいてみたら、外はカリッと中はふんわり・・・ああ、美味しい。








ん?あのカップは?
杉本さん作のカップです。
以下、かふぇ・ぼんぼこさのFBより引用・・・・・

富士越の龍ならぬ対話するふたりの顔。
むこうがわにもち手があります。

なかには
おおしらびそ。
カップから森の
香りがしたら
どんなに素敵だろう!




カップも素敵だけれど、杉本さんも素敵な方なのです。
詩作の活動もされていて、店内に置かれた本で杉本さんの詩を読むこともできるんですよ。たいへん繊細で感性豊かな方だな・・・と、詩を読みながらしみじみと感じました。
現在は詩を愛でながらカフェをされていますが、杉本さんは富士山の案内を長年されていたそうで、著名人や外国人など多くの方の案内をされてきました。樹海の案内もされていたそうですよ。すごいですね・・・私のような方向音痴は、樹海というワードだけでもちょっとドキッとしちゃいます(笑)
そんな多才な杉本さんが、このカフェを始められたのは3年前。ノルディックウォークで歩いた折りに、ここを見つけたそうです。
見つけられた時は、私のように思ったのかしら・・・
素敵だなぁ、ここにはわくわくがいっぱい詰まっているのかなぁ・・・って。








たまたま車で通った道、たまたま見つけて入ったカフェ、たまたま出会ったカフェのオーナー杉本さん・・・
全ては偶然から始まっています。
杉本さんが歩いて見つけたぼんぼこさ、私は車で見つけたぼんぼこさ・・・こういうシンクロニシティ、好きです。











かふぇ・ぼんぼこさから出て、しばらくたっての車中での会話

「ところでさ、あのカフェの名前なんだったっけ?」
・・・う~んとね、あんたがたどこさ、ひごさ・・みたいな名前だったよね。
「わかった、ぼんさんてだよ。ん?違うか・・・。しかし、あのカフェはコーヒー美味しかったなぁ。」
・・・建物探訪もよかったし、全てがよかったね。近かったらね、たぶん常連さん・・・・・