臨紅閣にて曾祖母を思う | アンダンテ♪・・・ゆっくりと

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思いつくまま、気の向くまま・・・そんなブログです。

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幼い時から、近代的な建物よりも古い建物が好きでした。
何故なんだろう・・・
ブログを始めて、その理由の1つがわかりました。

















私の曾祖母は、小さな医院を開業する息子と共に暮らしていました。
はっきりと鮮明に思い出されるのは・・・
茅葺き屋根、波打った歪んだガラス、大きな木、井戸、広いお庭、蝉の鳴き声、縁側でのお昼寝・・・いずれも季節は夏。




























行く度に曾祖母は、「ほら、手ぇ出して。」と、塗り箸で挟んだお漬物を私の掌にちょっとだけ乗せて微笑みました。お漬物よりお菓子がいいなぁ・・・って思いながら、塩っ辛いお漬物をいただいたっけ。
お漬物の冷たい感触と曾祖母の笑顔、今でも懐かしく思い出されます。









古い建物好きの原点は、曾祖母の茅葺き屋根の家・・・・・



















懐かしい思い出は、私の胸の中にしっかりと刻まれていますが・・・・・









曾祖母が亡くなり、今はその家はありません










たあのお家で、曾祖母のお漬物が食べたいなぁ・・・・・


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