(2年前の過去記事ですhttp://ameblo.jp/somew/entry-11244487329.html)
伊東屋珈琲が2号店を出されたと知り、行ってまいりました。
温泉帰りの夕方、遠雷がごろごろごろ・・・たしか、以前「伊東屋珈琲」に行った時も夕立の激しい時だったっけ・・・・・
伊東屋珈琲は古民家カフェ。埼玉にお住まいだったマスターは、奥様のご実家のある群馬にお店を構えたそうです。
そして2号店Itoya coffee facrtoryは?
絹織物の盛んな桐生、元ネクタイ工場を改装されたとのこと。
わぁ、ずい分と雰囲気が違うなぁ・・・中に入るのが楽しみ。
マスターいらっしゃるかな?伊東屋珈琲にいるのかな?
あ、いらっしゃいましたよ。目があった瞬間、ニコッとされて「いらっしゃい。」
いつものマスターの笑顔に出迎えられ、胸躍らせながらの入店です。
「この度は、おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」嬉しそうなお顔のマスター・・・・・
factory(工場)の雰囲気が、至るところから感じられます。Mewの目玉はあっちこっちに動く動く(笑)
「お好きな席にどうぞ。」
・・・・・どこ座ろうかなぁ、迷うなぁ。2階も見てきていいですか?
「どうぞ。」
2階はギャラリー、広いスペースの真ん中にポツンと1席。
ここでもいいのかなぁ?・・・・・
「2階でもいいけど、落ち着かないかもしれないよ。」
マスターのお言葉と同じく、同行者も「ここ、打ち合わせとかする席じゃないの?落ち着かないよ。」で、この席は却下(笑)
うだうだと言いながら席が決まらないけれど、それほどここは素敵な空間なんですもの。迷っちゃうよ・・・・・
ではでは、ネクタイ工場時代は試験場だったという解放感あふれる1階席に座ることにしましょう。
Mewは、カフェに行くと必ず見るのがライトです。Itoya coffee factoryでも、もちろんで・・・・・
・・・・・あれ?このライト、伊東屋珈琲と同じ?
「同じですよ。このライト、けっこう取り寄せてあったんですよ。白いライトは水銀灯。」
・・・水銀灯?初めて見るライトだわ。(下の画像、右上が水銀灯です)
「そりゃそうですよ。普通は隠れているものだから。」
・・・普通の姿ってどんなんだろ?(未だにわからないでいます。ご存知の方いらしゃいましたら教えてください)
伊東屋珈琲とは全く異質な空間。
こちらではこの雰囲気を楽しみ、あちらではあちらの雰囲気を楽しむ・・・私は家の中でよくすることです。
あまり入らない客室の床の間の部屋では和の雰囲気を楽しみ、ピアノの部屋やリビングでは洋の雰囲気を楽しむ。こんなことをして、気分転換のために家の中で居場所を変えるのです。
・・・たぶん、マスターもこんな感じで楽しんでるはずじゃないかしら?
伊東屋珈琲のカップは、アンティークのロイヤルコペンハーゲンなど。
ここもそうなのかしら?
ああ、やっぱり違った・・・お店の雰囲気に、プレスもカップも合わせたのね・・・・・
お味は変わってません。とってもとっても美味しい!
フレンチプレス淹れるコーヒーは、コクがあるので大好きなのです。
大きな焙煎の機械、むき出しになった天井の梁、まさにここはcoffee factoryの名前にふさわしい場所。
無機質な雰囲気の中、どこかあたたかい雰囲気に包まれます。
もう1店舗を・・・というマスターの長い間の夢が叶ったそうです。そんなお話をするマスターの目は、きらきらと輝いていました。
factoryで淹れられたコーヒー、いつもと同じく美味しかったけれど、いつもよりやさしい味がした気がします。