ヤブカフェ -9ページ目

ヤブカフェ

コーヒータイムに花を添えたいヒトリゴト

どーもです



昨日は友人宅にお泊りだった電車通勤

朝、駅について会社まで歩く道すがら



「おはよう!!ブログがんばってんな!!」



と声をかけられる


同業他社がたくさんいる街に通勤しているのでありえなくはない


ありえなくはないが・・・



声の主はまったく知らないおっさん




(・・・誰っ!?)




取引先が同じことが多いこの業界

呑みの席で会って名刺交換もせず名前も会社も知らずにズルズルと知り合っていく人も少なくない


少なくはないが・・・




1ミリも見たことがない



(酔っ払って一方的にブログの話したのかなぁ・・・)



基本的に声が大きい僕は呑みの席でそのボリュームが壊れることがなくはない

同席してて話が聞こえたって可能性も否めない


僕は少しの沈黙を置いて


僕「あ、あぁ・・・おはようございます。なんとか頑張ってます」


と、とりあえず挨拶をする

その間に頭をフル回転させて思い出そうとするがやっぱりわからない


すると、おっさんはまじまじと僕の顔を見てひとこと













「すいません!人違いでしたっ!!」













うそだろっ!?

人違いの相手がブログをやってるという小奇跡

うっかり「頑張ってます」とか答えちゃってる自分・・・



は、恥じい・・・



芸能人の気持ちが少しわかった今朝でした・・・





今日はそんな芸能人気分とは全く違う話をひとつ

先日の「富士宮やきそば」に続く静岡ご当地名物「つけナポリタン」

ある喫茶店がまかないで出していたメニューをお客さんに食べてもらったところ評判がよく、商品化すると口コミで人気がでて他の店もマネするようになり、ご当地名物にまで登りつめたB級料理


らしい・・・



ネットで噂を聞きつけた僕は


(次の出張はこれだ!!)


と、仕事以外の部分でやる気を研ぎ澄ましていた




しかしその日はなかなかやってくることがなく、時間の流れと共に気持ちも冷めていく

そんな「つけナポリタン」を若干忘れたころに出張のタイミングが訪れる

同業他社の先輩が「一緒に出張に行こう」と声をかけてくれた




出張当日・・・




二人で営業をまわり、昼食をとることに

車で移動していたため駅前ではなかったがご当地エリアに違いないとしがない喫茶店に入る


しかし肝心の「ご当地メニュー」をど忘れする僕

店に入り、記憶の糸を手繰る


(つけ・・・つけ・・・なんだったっけ・・・)


メニューには書いてなかったので一か八かでとにかくご当地名物だったはずだと店員に聞く


僕「あのぉ・・・B級グルメで有名な「つけなんとか」ってありません?」

店員「つけ・・・つけやきそばですか?」


(つけやきそば・・・だったかも)


僕「人気なんですよね?」

店員「そうですね・・・うちでは一番出てますよ」


(謙虚な感じは・・・そうなのかも)


僕「昔からあるんですか?」

店員「わりと最近ですね・・・メニューにも載せてないですし」


(B級グルメブーム・・・わりと最近!!)


自信が確信に変わり注文する



数分後・・・




運ばれてきたのは



至って普通の温かいやきそば





そうめんなどに使う普通の冷たいめんつゆ




(ホット インザ コールド!?)



完全にパニくる僕ら



僕「やきそばを・・・つけるんですか?」

店員「はい」

僕「温かいまま?」

店員「はい」



・・・









いや意味なくねぇ!?

「やきそばを冷めさせる行為」だと思うんですけど・・・



とにもかくにも食べてみる







『ズズズッ』







こ、これは!!

















めちゃくちゃ不味い・・・





基本的の味音痴の僕が断言するほど不味い

これが人気ならば静岡の人はどうかしているとさえ思う




(まさか・・・いわし粉的な!?)


富士宮やきそば、静岡おでんの絶対的特徴「いわし粉」

めんつゆの出汁がその「いわし粉」とかいうオチなんじゃ・・・





店員「いや・・・入ってません」








ちーん・・・









結局「普通の焼きそば」を「普通のめんつゆ」につけて食べただけの僕ら


僕「なんか、ご当地グルメつっても当たりハズレあるんすね」


そういってしばらく車を走らせると・・・












「つけナポリタン」というノボリで町が埋め尽くされていた・・・









先輩「矢吹君・・・こ、これ・・・」

と、声をかけられた僕は












助手席で寝たふりをし続けたのは言うまでもない・・・









(つけやきそば・・・オリジナルだったかぁ・・・)
どーもです




まだまだ秋晴れが続いている今週

チャリ通にはちょうどいい温度



と思いきや、思ってるより汗はかく

代謝の悪さで有名な僕が秋口でこんなに汗をかくのは太ったからに他ならない

最近知り合った人の反応は



「そんなに太ってないじゃん」



なのだが

地元などの友人との久々の再会は










「どうしたのっ!?」









これである


まるで人が病気にでもなったかのような・・・

完全に憐みの目で見てくる

高校時代から約20kg・・・






まぁ、そりゃそうか・・・









どちらかといえば一度入院してガッツリ痩せたこともある

復活後、酒を呑みラーメンを食らう日々

深夜に仕事が終わるという悪条件も相まって侵攻する魔の手


しかし、ここでいったん体重は落ち着く


次のステップアップとなったのは「タバコ」

止めて正解なのは他ならないが、なんせ飯がうまいうまい

いったん落ちついた侵食を加速させた




つーかまぁ、要は不摂生



(おいしく食べられるのは幸せなことだよ)


こういい聞かせ今日もラーメンをご馳走様でした







さて、今日の話はかなり前のこと

地元の友人が東京に出張だということで呑むことになった時の話


せっかくだからと東京に来ている他の同郷の友人も誘うことに


(三人で会うのは久々だなぁ・・・)


そんなことを思いながら待ち合わせの場所、新宿に向かう

到着するとすでに二人はいて談笑してるのが見えた



僕「おぉ!!久しぶり!!」




二人「・・・」





僕「んっ?どしたの?」





・・・












二人「ヤブキ!?」











どんだけっ!?

そこまで劇的に太ってはいないっ!!


しかしまぁ、僕とは違って変わらない二人を見て若干ホッとする


東京はほとんど来たことがないという友人に僕たちが連れて行ったのは・・・







「白木屋」







あるっ!!

地元にもあるっ!!

なんなら大人気っ!!



僕「コンセプトは『学生時代を思い出す会』ってことで」


久々にあったからこそのテーマ

最初は納得いってなかった友人だが、昔話に花が咲けばテンションがあがらないはずはない

最終的にはカラオケにまで行き、高校時代のムチャしてた頃を思い出す楽しい会になった


帰り道、ホテルは新宿だが道がわからないという友人を送っていくことに


ホテルの場所は裏路地を入った辺鄙な場所にあった

わかりにくかったがなんとか見つけ出し、近くにさしかかったところでいちゃつくアベックを発見する

暗くてよく見えないがどうやら中年のカップル


(いい歳こいて・・・)


ベロベロにいちゃつくアベックにヘロヘロに酔っ払う若者



「いい歳こいて恥ずかしくないのかねぇ!!」



そりゃ当然こうなる



「あぁ!?なんだ小僧!!」



反応する中年



一触即発

一気に緊迫した空気になる



友人「なんだおっさん!!やんのかコラ!!」



そう言って中年二人に近づく友人


次の瞬間























友人「か、かあちゃん・・・」
















へっ!?

い、今、なんて?・・・

カアチャン・・・






母ちゃん!?





なぜ!?

福島にいるはずじゃ・・・



(友達と旅行に行くと称して不倫旅行をしていたという事実は後で知ることになる)



おっさん「む、息子・・・さん!?」








なにこれ・・・






いったいどんな状況なんだっ!?





完全にパニくった僕ら二人は・・・











3人を残しその場を去った・・・


その後、このおっさんは










友人の父となったと噂で聞いた・・・
どーもです




ちょいと眠い三連休明け

ふと思い出した話をひとつ


僕は、出張で地方に行く際に必ずご当地のなにがしかを堪能しようと決めている

営業で以前担当していた東海地区


熱海温泉、静岡のお茶、沼津の魚介


あくまで目的は仕事なのでできることは限られてくるが、昼食、夜遅くなどの空いた時間は徹底的にベクトルを向ける

名古屋城、大阪城は真っ暗で見ることができなかったなどの失敗はあるが「どうせ行くなら精神」を大事に


まず昼食

事前にある程度調べておいたご当地グルメ

営業のルートを決め、時間通りに行ければ食べれる寸法になっていた

そのご当地グルメとは・・・







「富士宮やきそば」







B級っ!!

確かに全国区だけどっ!!



しかし、ルート的に目に留まるグルメはこれしかない


(やきそばで行列をつくる店・・・どんなもんなんだ!?)


営業回りの時間はうまくいき、目的の店に到着

13時をまわっているにもかかわらず3~4人ほど並んでいた

普段なら絶対並ばない僕だが「めったに来れるもんじゃない」と迷わず最後尾へ




10分後・・・




思ったより回転が速く、あっさり店内へ

カウンターが5~6席に4人掛けテーブルが2卓


「らっしゃい!!」


元気のいい若い店員と頑固そうな親方の二人がキッチン

ホールには若い女性がひとりだった


「こちらどうぞ」


促された先はテーブル席


僕「あ、僕一人ですけどだいじょうぶですか?」

女性店員「えっ?・・・だいじょうぶですよ?」


何か問題でも?的な応対

もうひとつのテーブルは3人の男性客

カウンターの空きは一席のみ


(まぁ、いいならいいんだけど・・・)


心配になりながらも富士宮焼きそばを注文

待っている最中、次の客が来る








男女4人・・・








女性店員「あー・・・えーっと・・・おひとりだけ離れてもいいですか?」


(ひとりだけカウンターで残りがオレと相席ってこと!?)


あ、ありえねぇ・・・

「いわんこっちゃない」が脳裏によぎる


客「いや・・・それなら空くまで待ちます」


視線が痛すぎる・・・

完全に「あの人がカウンター座ればいいんじゃね?」の視線


女性店員(小声で4人に向かって)「すいません・・・あの人が動いてくれれば・・・」



それ絶対に聴こえちゃダメなやつっ!!

オレ「この席じゃないと無理」みたいな感じになってる!!

促されたよ!?そして心配もしたよ!?



完全に頭にきた僕は!!













そっとカウンターに移動した・・・












何事もなかったように再び焼きそばを待つ

女性店員「あのぉ・・・」


(あ、礼でも言われんのかな?)















「携帯忘れてますよ」













なぬっ!?

オレとしたことが・・・

は、恥じいっ!!



僕「あ、あぁ・・・はい・・・」



隠せない動揺

気を利かせたのになぜかこっちが恥ずかし目に・・・



そうこうしてるうちに「富士宮やきそば」登場

B級ランキング1位

口コミで今や全国区のやきそば



こ、これは・・・










普通のと何が違うんだい?











見た目はちょっと太めな麺を除いたらいたって普通の焼きそば


(食べればわかるってやつか・・・)


そう思い、ひとくちすする



『ズ、ズズズッ!!』


こ、これは・・・











普通のと何が違うんだい?












頭の上の『?』が見えたのか、若い元気な店員が声をかけてくる


若「お客さん!!これかけてみてください!!」


出されたのは粉状のふりかけのようなもの


僕「これはなんですか?」

若「富士宮焼きそばはこれをかけるんですよ!!」


質問の回答にはなってないが「とにかくかけろ」という意志は伝わってきた

言われた通りにしてひとくち食べると



・・・魚?



ほんのり魚介系の風味が


若「いわし粉ってんですよ!!」


いわしのふりかけのようなもの


(へぇ~、確かに珍しいな・・・)


でもさ・・・

これが特徴なんだとしたらさ・・・

どんな焼きそばにかけてもさ・・・







富士宮やきそばじゃね!?








まぁ、価値観は人それぞれですから



僕「静岡って他に名物とかあります?」

夕飯のリサーチも兼ねて聞いてみる


店員「やっぱり静岡おでんとか有名ですよ!!」」

僕「あ、なんとなく聞いたことあります!どんなおでんなんですか?」

店員「牛すじが入ってるくらいで味はあんまり他と変わんないと思うんですが・・・」












「いわし粉をかけて食べます」













夕飯はチェーン店でいいや・・・
どーもです



秋の三連休最終日


昨日の夜、友人夫婦に誘われ食事へ

店に入り生ビールを注文する

先に店に入っていた友人の生ビールが先に運ばれてきて、僕の方のビール待ちになる

次々に運ばれてくる頼んだ料理達

しかし、待てど暮らせど生ビールが出てこない

僕の生ビールと一緒に頼んだ料理が到着した時、ついにしびれを切らす


「生ビールもう一つ頼んだはずなんですが」

「す、すいません、すぐにお持ちします」


そう言って若めの店員はバックに消える


(こんな遅いならもう一杯頼んどいた方がいいかも・・・)


ようやく生ビールが運ばれてくる


店員「大変お待たせしました」

僕「ありがとう、それと生ビールふたつ」

店員「はい?」


そりゃそうだろう

たった今生ビールを持ってきたのに生ビールの追加注文

不思議そうに注文を受けバックに下がる


(いやいや、生ビールが運ばれてくんのが遅いからでしょーが!!その間に一杯目を飲み干してしまう予想のうえでこの注文を「お待たせしましたー」


はやいっ!!

心の中の説明すら終わってないっ!!

それをなぜ一杯目でやれないっ!!



(生ビールのタイミング要注意)

そう、心のメモに書き足したのは言うまでもない





さて、本日は『体育の日』

ハッピーマンデーの導入により「10月10日」ではなくなってしまった体育の日

今年はタイミングよく今日になり、友人が


「今年はほんとの体育の日だね」


と言っていた


いや、気持ちはわかるが・・・

それだと次回以降はほんとじゃないみたいになるけど・・・





そんな今日はふと思い出した中学校の運動会の話


「秋の大運動会」

生徒のみならず父兄の方々も張り切るイベント

僕らが中学校3年生の時は「陸上競技大会」にその姿を変貌させるので、2年生の時が最後の運動会となる

自分で言うのもなんだが、僕は足が速かった

なのでこの手のイベントではわりかしスターになれるので嫌いじゃなかったのは事実

しかし、人には得意不得意がある

そう思う僕の真逆の気持ちでこの日を迎える人も当然少なくない


そこで子供のモチベーションに大きく反映されるのが「親の実力」


運動神経のいい親御さんがいると


「あれ誰のお父さん!?」

「かっこいい!!」


こんな声が飛び交う

自分が活躍できない子は、親の活躍で威厳を保つ

「そんなことないでしょ」と思う人もいるかと思うが、些細なことで「いじめ」につながる思春期ではかなり大きなベクトルを占める


僕の友人に「自分は運動音痴だが父はスポーツマン」のAと「自分は活躍できるが父は中年太り」のB二人がいた

基本的に仲がいい二人だが、運動会になると若干ぎくしゃくする


「どことなく気を遣ってしまうB」「気を遣われたくないA」


この構図が完成すると周りはさらに気を遣う

わきあいあいに見える運動会だが、中身は意外とバチバチだったりしなくもない



各種目が滞りなく行われ、案の定活躍できないA、それを気にしながらも活躍してしまうB

嫉妬の憎悪が目に見えるくらいになってきたころようやくAの汚名返上の種目がやってきた


「父兄参加地区対抗リレー」


Aとその父が話をしているのを偶然通りかかった僕は耳にしてしまう


A「父さん!!僕の汚名挽回してね!!」



(Aよ・・・汚名は返上するもんだよ・・・挽回するのは名誉にしてくれ・・・)



Aの父「お、おう・・・」



父も気付いたのだろう

完全に笑顔が引きつっていた・・・




そんな期待を乗せてリレースタート!!


各地区の代表のお父さんが走る走る!!

確かに他のお父さん方に比べ、Aのお父さんはすらっとしていて若々しい

気になるBのお父さんは文句なしの中年

二人のお父さんはアンカーを任されていて、奇しくも直接対決となった


A(見てろよB・・・目にものみせてやる・・・)(作者想像)

B(A・・・正直オレはどっちでもいいよ・・・)(同じく)



勝負は接戦となり、タスキはアンカーに渡る


Bのお父さんはトップ、Aのお父さんはビリでタスキを受けとる


「トップのお父さん遅ぇー!!」


会場が笑いに包まれるほどかわいい走り方ののB父


「な、なんだ!?ビリのお父さんがすげーぞ!!」


A父の猛追!!

会場を揺るがす快走はAのどや顔も加速させた


A(ふふ、どうだB!!)

B(笑いがとれてるからいっか)


A父が全員抜き去りトップに立つ

それと同時にビリに転落するB父





その時





A父のタスキが肩からずり落ちはじめる



(あぁ、そのままいったら・・・)



開場中がそう思った次の瞬間!!










『ズッシャァァ!!!』










派手に転倒するA父

それに巻き込まれて転倒する後続の父たち

息をのむ会場

硬直するA





そこに、ひとりだけ巻き込まれて倒れてないお父さんが・・・










そう!!B父である!!










いつのまにかつきはなされてたB父は転倒の影響を受けず、着々と歩を進めていた

B父、奇跡のごぼう抜き



青ざめるA

どうリアクションしていいか困るB



そして、奇跡のゴールテープ・・・










とはならず、起き上がったお父さんたち全員に抜かれるという逆ミラクルをかますB父





いやどんだけ遅ぇんだよっ!!

もはや歩きのレベルっ!!




派手に転倒したA父は、足を怪我してしまい、それでも足を引きずりながらゴールに向かう

そのA父を待って(もしかしたらただ追いつかれただけかもしれないが)B父は肩を貸す

二人の父は肩を組んで感動的な演出をする


カタチは違えど、お互いごぼう抜きをしたヒーロー二人

会場は拍手に包まれ二人のゴールを見守った


ふとAを見ると、Aは泣いていた

それを慰めるB


(こっちもいい光景じゃん・・・


そう思って僕も近くにいく

するとAが泣きながらひとこと

















A「父さん・・・なんでこけたんだよ!!」














いやそっちかーいっ!!

感動の涙じゃないんかーいっ!!

どんだけ悔しかったんだよっ!!



それを聞いたBに目をやると





完全に白目を剥いていた・・・
どーもです



秋の三連休二日目

久々にゆっくり寝たと言っていい一日

今日は家でのんびりと決めていたのでダラダラする

溜まっているテレビ番組を観る


ひたすら観る


時に寝る


気付けば今日も外は快晴


(もったいねぇから走りにでも行ってくっか)


ここ最近走ってなかったことも気になっていたし、ガッツリランニングをしようと思い直す


気合いを入れてスタート






10分後・・・






(こ、これほどまでとは・・・)



1週間走らなかっただけでこの息切れ

実感しているつもりだった衰え

その何倍ものスピードで侵攻しているとは思ってなかった


(そりゃ痩せねーわけだ・・・)


気持ちを切り替え『散歩』にシフトチェンジ


天気のいい休日

清々しい気温

暖かい下町の風景


昨日とはまた違った『大人な休日』を味わえる予感に流されつつ商店街へ

いつも通ってる道では発見が少ないのではと思い、裏路地をフラフラ


まず発見したのは「から揚げ屋」

ちょっとしたブームにでもなっているのか、最近都心部でもチラホラ見かけるから揚げ屋さん


(少し前までは「肉巻きおにぎり」なんてよく耳にしたけど・・・流行り廃りは早いからねぇ・・・)


本当は肉屋のコロッケ的な感じを期待してたけど、とりあえず散歩の醍醐味「食べ歩き」


僕「すいませーん」

「あいよ!!」


元気のいいおっさんが出てくる


僕「えっと・・・おすすめはなんですか?」

おっさん「全部おすすめだよ!!」



あっ、めんどくさい・・・



僕「この、秘伝のタレってのは」

おっさん「どうやってつくってんのかは教えられないねぇ」



聞いてない・・・



僕「じゃあ食べ歩きできそうな手羽先をひとつ」

おっさん「あいよ!!100万円!!」



あっ、めんどくさいふたたび・・・



僕「はい100円」

おっさん「モモ一個サービスしとくよ!!」



食べ歩きに向いてないやつっ!!

親切が仇になるパターンっ!!




まぁ、から揚げは予想に反しておいしく、ちい散歩的に気分は高揚していく


二軒目は駄菓子屋

なにやら有名な駄菓子屋らしく、映画の撮影などで使われたことがあると書かれている

「下町の新しい発見」がテーマだっただけに、テンションは一気に跳ね上がる


僕「こんにちは」

「・・・いらっしゃい」


店の中にはおばあちゃんがひとり座っている


おばあちゃん「あんた・・・」

僕「へっ?」










「取材の人けっ!?」










誰がっ!?

ジャージ姿のディレクターとかいたのっ!?



おばちゃん「違うのかい・・・なんかこないだからよくそういう人くるから」

僕「よく取材とかくるんですか!?」

お「ま、まぁね・・・冷やかしが増えて困ってるんだよ」

僕「そうなんですか・・・」

お「こないだもテレビがきちゃったもんだから」

僕「そうなんですか!?」

お「なんか、散歩がどうだとかいってね」


(おぉ!!ちい散歩だ!!こんなとこも来てんのかちいさん!!)


お「その時の写真なんだけどね」

僕「おっ!!しっかり写真撮ってるじゃないですか」

お「まぁ、一応ね・・・」


そこには・・・















雨上がり決死隊のホトちゃんが写っていた・・・











ホト散歩っ!!

アメトーーークで時々やってるコーナーっ!!

逆にレアだなっ!!



僕は、ホトちゃんも買ったという「瓶コーラ」を買ってその店を後にした



こんな休日






嫌いじゃないです

どーもです




秋の三連休初日

雲一つない晴天の空はまさしく「秋晴れ」

そんな空とは関係ないが、僕の読書タイムは主に電車移動の時

なので、自転車通勤だったり外出する用事がないとなかなか読む機会がない

今日は出かける用事があったので、上記の通り電車の中は読書タイムに充てる


(休日、電車、読書・・・小さな幸せ・・・)


なんとなく大人な休日に酔いしれながら電車に揺られる

目的地について、いつものように改札にパスモをかざす


『ピンポーン!!』


(あれっ?残高は不足してないはずだけど・・・)


そう思って手元に目を向けると・・・














小説をかざしていた・・・












酔いすぎたか・・・大人の休日・・・




今日は昼ビールがうまそうだ・・・






さて、本日は足立区で開催される荒川花火大会

いつもは7月第3木曜日に開催されるこの花火大会

今年は震災の影響もあり、周りの花火大会が次々と中止を発表

それを受けてか、荒川も開催自体危ぶまれたが日程をずらして無事開催に


(10月の花火か・・・)


これで思い出すのは「土浦花火大会」

毎年10月下旬に開催される「日本一遅い花火大会」


「寒空に花火」


なんとも言い難い風情あり

澄んだ空気、水面に反響する音

白い息を吐きながら見る花火は、夏のそれとは一線を画す


学生時代、亀有に住んでいた僕は1度だけこの花火大会に行ったことがある



上京した年の最初の夏

この年は花火を見まくった




ヤロー二人で・・・




群馬出身のこの友達と福島出身の僕

専門学校で出会い、お互い独り暮らしということもあってよく遊んでいた

自分たちの田舎には大きな花火大会は一回が関の山

東京に来て初めて驚いたのは「花火大会の多さ」だった


なのでこの夏は「花火大会制覇」と題して、二人で近場の花火を行きまくった



「江戸川」「荒川」「墨田」「東京湾」・・・



たくさん見た感想と言えば







正直どれも似たり寄ったり・・・







甲乙付け難し!!といえば聞こえがいいが、似たり寄ったり・・・




結論










(どれかひとつでいいや・・・)








そんな、若干花火嫌いになりつつあった僕らに舞い込んできた最後の花火大会「土浦花火大会」

もしかしたら・・・という期待を込めて行くことに


(ここまできたら見尽くしてやろうじゃないか!!)


現地到着時の第一印象








「寒くねぇ!?」








ある程度は覚悟していたが、「土浦」まで来てる気持ち分寒い気がしてならなかった


「これだから田舎は・・・」


とつぶやいたのはそこよりもはるかに田舎からきた二人組なのは言うまでもない


花火自体はこの話の冒頭で触れたとおり申し分ないほどよかった

花火嫌いになりかけてる僕らを救済するのにこの上ない最高の花火大会だった



「この『しん』とした空気感・・・黒より黒いキャンバスにはより一層花火が映えるね」

「夏には絶対出せない雰囲気・・・白い息がまたロマンチックだなぁ・・・」



お互いが男二人で来てしまったことへの後悔をにじませながら会場を後にする




駅前にさしかかった時、できている人だかりに目がいく


「いけー!!」

「やっちまえー!!」


なんだ!?

どんな路上パフォーマンスをすればそんな掛け声が!?






ケンカだった・・・

お祭りごとでは必ずと言っていいほど起こる「ケンカ」

あんなに心和やかになる大会の後にどうしてケンカができる!?

というか、どうしてケンカになる!?


(これだから田舎は・・・)


重複するが、自分たちの方がはるかに田舎者である


(アホくさ・・・)


そう思い、横を通り過ぎようとした時












「ヤブキ?・・・ヤブキじゃん!!」










知り合い!?こんなとこで!?

東京や福島ならまだしも、なぜ土浦で!?

しかも声は明らかに人だかりの中から聞こえる


(人違いかな・・・)


そう思って声のする方へ目を向けると・・・



















ケンカの主は専門学校の友達だった・・・













「あら奇遇」じゃねーぞっ!!

なぜ花火大会に来て別の花火をあげているっ!!

つーかケンカの最中に目ざとく通行人見てんじゃねー!!





「ヤブキ!!加勢してくれっ!!」




なぜそうなるっ!?

こちとら完全に穏やかな気持ちで家路を急いでるよっ!?


ギャラリーの目が僕をとらえる

よく見ると全員それらしい人ばかりで「観戦」というより「いつでも相手になったるぞコラァ!!」的な感じ


僕の危険バロメーターが振り切れる



「走れっ!!」



その声に身体が反応する!!

花火を観た友人と二人で駅に向かってダッシュする


驚いたことに、それまでケンカしていた何人かも含め全員が僕らを追ってきた

ケンカをしていた友達さえも・・・




なぜっ!?

標的変わってねぇ!?

逃げられると追いかけちゃうシステム組み込まれてんの!?



追い込まれた僕らは駅前の交番に逃げ込む

花火大会なのでかなりの人数が待機していたので、事態を鎮静化させるのには時間がかからなかった


しかしなぜか









僕らも事情聴取の対象になり、終電をなくし土浦に一泊することになった・・・







後日、ケンカをしていた友達と専門学校で会う

そして彼はひとことこういった











「楽しかったでしょ?」











僕は生まれて初めて思いっきり人をビンタした・・・




そらケンカになるわ・・・
どーもです



めっきり寒くなってきた今日この頃

チャリ通をするには若干気合いを入れる必要がある


(今日はさすがにアウターを一枚・・・)


天気はいいが凍てつく風

自転車を漕ぎ始めればすぐに暑くなるのは知っている

しかし、現状の寒さに耐えられないほど歳をとってしまったことを実感



結局途中で脱いで会社に到着


(まぁ、自転車じゃなかったら確実に必要なはず)


今日は外出する予定があったので、アウターのありがたみが実感できる瞬間が必ずくると信じてその時を待つ




15時過ぎその時はやってくる



僕「いってきまーす」



アウターを着こんで出発

そして外に出た瞬間に気付く









(あ、暑い・・・)








完全に浮いている・・・

嘲笑の目が気になる・・・

Tシャツの男性が目に入る・・・




またしても僕は志半ばでアウターを脱いだ




(必要・・・なかったわ・・・)







今日は後輩から聞いた話をひとつ

以前、スーパーでバイトしていた後輩

何年かバイトしていて、それなりに後輩もできていた


スーパーなどの客商売で意外と難しいのが「閉店のタイミング」

お店自体が「9時まで」としてても、客がいれば追い出すわけにもいかず自主的に帰るのを待つ

その「自主性」を助長させる画期的な方法






卒業ソング「蛍の光」を流す






「もう終わり」という気持ちを自然と促すことができる魔法の歌

これを聴くと老若男女誰でも出口に足が向く




同時に少しさみしい気持ちになる・・・




後輩が務めていたスーパーでは、この「蛍の光」の店内放送をスタートさせるという仕事が組み込まれていた

正確には「組み込まれるようになった」


恐ろしいことにこのスーパー、それまで「蛍の光」を流す手法をとっておらず、客の「自主性」のみを信じて営業していたらしい


しかし、9時閉店のところ深夜0時をまわった時





「いや無理っ!!」




と、店長が発狂してこの制度が施行された


それと同時に「8時50分に有線のチャンネルを『蛍の光』に変える」という仕事ができた

それを行うのはもちろん下っ端

人数が少ないバイトだったので僕の後輩がやることもしばしばあったらしい



まぁ当然なんだが、この「蛍の光」作戦は項を奏し、9時閉店が定着してきた



そんなある日の営業



その日は冷凍食品の特売日

いつもレジに大行列ができる人気のイベント

8時40分をまわっても客足は途絶えず、9時閉店が危ういと感じていた


しかし店長


「例外はない!!ここで営業時間を延ばしたらクセになる!!」


と、意味不明な使命感を発揮


(売上とか関係ないんだ・・・)


という疑問をかみ殺し、閉店準備をはじめる

だが、バイトは3人

レジは2人は手一杯

外に出してる什器などの片づけにひとり



「店長しか空いてません!!『蛍の光』お願いします!!」



信じられないほど機械音痴な店長

有線の機械などもちろん触ったことがない


それでも江戸っ子店長



店長「おっしゃ!!任せろっ!!」



と叫んでバックヤードに走って行った

時刻は8時50分をまわっている


「ちょい遅れだけど、ないよりはマシか・・・」


バイトたちはそう思い安堵のため息をつきながらそれぞれの仕事に没頭する

すると、ほどなくして店内の音楽が消える


(店長!!操作できたんだね!!)


全員がそう思った次の瞬間
















「♪ハッピバースデートゥーユー♪♪」















間違ってるっ!!

まさかの操作ミス!!

まさかの逆サプライズ!!



ドッキリで誰かの誕生日を仕込んだわけでは当然ない


(こんな有線あるんだ・・・)


そして顔を真っ赤にしながら走ってきた店長がひとこと













「操作がわから・・・ん?誰か誕生日なのか?」











いやあんたの仕業っ!!

天然で奇跡の選曲かっ!!





レジを離れることができなかったバイトたちはこの時のことを


「あんなにイラついた気持ちで聴いたハッピーバースデーは初めてだった」


と振り返っては口をそろえたという・・・
どーもです



連夜のスクーバノヴァ

ちょっと長くなりそうな予感


(他にも連載溜まってるんだが・・・)


締切に追われてる訳じゃないが、ブログ中心の生活になっているは事実

23時をまわるとソワソワしだす毎日

おもしろいことに対するアンテナを張り巡らせていた日常







それも後2ヶ月弱・・・







寂しさと解放感が入り混じった不思議な感覚


そんな気持ちだったので今日はブルース

連載を終えなければということで今日もイキマス







浮上するメガネ君を引き留めて、実習再開

水深10メートル付近まで潜っていく


(水中って意外に流れが激しいんだな・・・)


映画などで海の底に潜っているシーンなどを見ると穏やかな感じに見えていたが、実際の水中はなかなか激しく流れていてじっとしているのでさえかなり困難

実習は地面に座って行うのだが、同じ場所にとどまるだけでかなりの体力を要した



実習内容に触れる前に、装備品の名称をさらっと


タンク内の空気の残量を確認する「残圧計」

現時点での水深が確認できる「水深計」

タンク内の空気を確保する「レギュレーター」

予備のレギュレーター「オクトパス」


これらのものが背負っているタンクからのびていて、いわゆるぶら下がっている状態になっている

実習というのはただ潜るだけではなく、起こりうるトラブルを回避して安全なダイビングができるようにすること

日常生活とは異なった水中では命にかかわる危険が孕んでいるので気は抜けない


メガネ君がホワイトボードに字を書く


『それでは実習を始めます』


まずは「残圧計」「水深計」を手元に手繰り寄せる方法

泳いでる最中は手元から離しているこれらのものを確認したいときに必要な最も簡単で最も重要な動作



『手を回す』



これだけ



手を後ろに回すだけであら不思議

手元にゲージがすっぽりじゃあーりませんか


(こりゃすげぇ・・・)


ほとんどのことが不便になる水中では、こんな簡単なことも画期的に感じてしまう




次は「ゴーグル」に水が入ってしまった時の水抜きの方法

これができないと魚が鮮明に見えなくなり、レアキャラを見逃してしまうことになる





『ゴーグル上部を押さえて鼻から息を吹き出しつつゆっくりうえを見上げる』





いや字が小せぇ!!

長めの文章に対してホワイトボードが小さすぎるっ!!

その説明は陸でしておきたまえっ!!




これも実際にやってみると不思議な感覚になる


ただ、全員で同じ動作をするとかなりおかしい

それを見たメガネ君





『吉川孝司みたいでしょ?』






・・・







いやよくわかんないっ!!

よくやるポーズの代表例だと聞いたことねーけどっ!?

ってかそもそも字間違ってるしっ!!「孝司」じゃなくて「晃司」だしっ!!




口頭でツッコめないのが悔やまれる

メガネ君は満足げに笑いながら、次の実習に移行する



最後は、万が一タンク内の空気がなくなった場合の措置


『バディのレギュレーターを共有して浮上』


要するにレギュレーターを交互に使用しつつ、ひとつのタンクの空気を分け合って浮上するとのこと


(レギュレーターを交互に使用・・・)






・・・






(ガッツリ間接キスじゃないっすか・・・)




絶対に避けたい事項がでてきてしまった

見た目完全に「副校長」の姪っ子と間接キス・・・


(ゲロでレギュレーターが詰まったらどうすんだっ!?)


しかしここは水中

もし本当にそんなトラブルに遭遇したらこんなこと言ってる場合じゃない

しかもこれは実習

トラブルを想定して最善の行動がとれるようにするための練習



(しょうがねぇ・・・ここは覚悟を決めるか・・・)



そう自分に言い聞かせて副校長・・・いや、姪っ子に向き直る

すると姪っ子はおもむろにメガネ君からホワイトボードを受け取って文字を書いていた



その内容とは・・・






















『この実習は(メガネ君の名前)さんとやります』




















いや、全然いいけどさ・・・

むしろありがたいけどさ・・・



なにこの感じ・・・









「今日は酔いつぶれよう・・・」





と心の中でつぶやいた僕だった・・・
どーもです



スキューバダイビング免許取得合宿

2日目、朝


心地よい波の音と、まくらトークのない夜は快眠を誘い

普段の何倍も爽快な素晴らしい目覚め


朝食をとりに食堂に向かう

廊下で講師と会う


僕「おはようございます」

講師「おはよう!!耳抜き、できるかなぁ~」





この男・・・





(相当性格わりーな・・・)



素晴らしい目覚めが一変

不安で朝食がうまく喉を通らない



メガネ君「ヤブ、どうしたの!?」

僕「あ、いや耳抜きがね」

メ「耳抜き?あぁ、昨日できなかったんだっけ?」

僕「は、はぁ・・・」

メ「見かけによらずナイーブなんだなぁ、ヤブは」

僕「まぁ、そんな気にしてないっすけど」

メ「その調子!!キュッとしてポンって感じだよ」





こっちはこっちで・・・





(ウ、ウゼェ・・・)






一晩明けたら「ヤブ」と呼び出したメガネ君

それが彼の「距離を縮める技」だとしたら・・・










「逆効果です」とだけ言っておこう





朝食を終え「各チームで散歩」という意味不明なセクションを無心で通過

いよいよ海に潜る実習に入る


(ここまできたらいくっきゃねぇ!!)


姪っ子「きっとだいじょうぶですよ!!一緒にがんばりましょ!!」



知っといてほしい・・・








キミと一緒なのが一番不安なのだということを・・・








昨日ならった通り装備の確認

姪っ子との相互確認なので、ボンベ内の酸素残量をこっそり減らしてやろうかと画策したくなる


講師「酸素残量が少なかったら交換するから言ってねー」


タイミングっ!!

いやほんとにそうはしないけど、仮にしてたらチームワークどころか猜疑の目を向けられるとこだった・・・


(バディへの不安を読み取ってるなら交代してくれよ・・・)


気持ちとは裏腹に装備は万全

たくさんの不安を抱えたまま、いざ海へ!!


船で沖まで行くのかと思いきや、陸から歩いて入水


(深くなるまでかなり泳がなきゃいけないんじゃ・・・)


と思った矢先




『ドブンッ!!』




いきなり深くなりテンパる!!

焦りながらメガネ君を見る

スキューバは基本的にハンドシグナル

しかし、水中でも会話ができるようにとインストラクターはホワイトボードを持っていた

メガネ君の持つそのホワイトボードにはこう書いてあった
















『ここから深くなる!!注意!!』














いや時すでに遅しっ!!

完全に落っこちた後っ!!




ビックリはしたがなんとか体制を立て直し、再度メガネ君を見る





メガネ君はしれっとOKマークをつくっていた・・・





この「OKマーク」というのは、スキューバではかなり重要なハンドシグナル

なぜかというと、進む方向は全て親指で指示するのが決まりになっているので、親指を立てて「グッドのポーズ」をすると「上に進め」という風に勘違いされてしまうからである


僕らもOKマークをつくり、先に進む

するとすぐにメガネ君がホワイトボードに何か書く


『耳抜きどう?』



そういえば!!

いきなり深くなりテンパったことで、一番の不安要素「耳抜き」のことを忘れていた!!





ん?・・・



あれ?・・・






できてるっ!!

昨日感じた圧迫感も耳の痛みも感じない!!


僕はOKマークをつくる

するとメガネ君





『僕のしゃっくり作戦がうまくいったみたいだね』





ウソつけっ!!

「おどかしたらしゃっくり止まった」現象じゃねーぞ!!

インストラクターにあるまじき強引さっ!!



なんにせよ「耳抜き」ができてひと安心には変わりなかった


隣をみると姪っ子も親指を立てて「グッドのポーズ」をとって祝福してくれた







・・・








いや「グッドのポーズ」は浮上の合図っ!!

いきなり間違えんなっ!!

潜ってそうそう浮上するかっ!!




心の中で散々ツッコんだあと、となりに目をやると





















メガネ君が浮上していた・・・


















Seventh Bulesに続く
どーもです




「明日は11月中旬の寒さでしょう」

最近支給された会社携帯のワンセグから聞こえてくる天気予報


(11月中旬じゃあもはや冬だな)


今日も、昼間はいい感じの気温だったにもかかわらず夜はなかなかの冷え込み


「やっぱ夜になるともう寒いなぁ!!」


信号待ちをしている際、となりからこんな声が聞こえてくる


(みんな考えてることは同じかぁ)


なんて思い、何の気なしに声の方に目を向けると














タンクトップのおっさんが震えていた・・・













そりゃ寒いわっ!!

朝の時点で気付きたまえっ!!

昼間でもさすがに長袖だわっ!!



このおっさん・・・









明日死ぬかもな・・・








そんな今日は、先日、とんかつバーガーの話をした際に思い出した話です

担当が変わる前まで営業でいっていた「秦野駅」

「昔は活気があった感」が漂う駅前は、もはや「温泉街の夢のあと」

つぶれまくって新たなテナントが入らないビルがかなりある

駅前にある川にかかる橋の中央にある時計台がなかなかいい感じで、ドラマに使われていたのを観たことがある

デートの待ち合わせのワンシーンだったのだが、現実でのその付近はさびれた温泉街


(いやそっからどこにデートに向かうっ!?)


と心の中でツッコんだのは言うまでもない




そんな駅前にかなり目立つ「肉屋」がある

「スーパー」でも「八百屋」でもない

「肉屋」である


周りが次々に脱落していく中、しぶとく生き残っている

しかし、いつ行っても店内に人気を感じたことがない

そのくせ張り紙の数がハンパじゃない


「すべて国産!!」

「品質に自信あり!!」

「産地直送!!」


なに肉っ!?

ウリがフワフワしてるっ!!


他にも


「二階で食べれます!!」

「味に自信あり!!」

「メニュー豊富!!」



特にこの「二階で食べれます!!」の数が尋常じゃなく、それが逆に不安を煽った


(何か理由があるんじゃ・・・)


興味はめちゃくちゃある

「肉屋のとんかつ」

この響きだけで魅力的っちゃ魅力的





まてよ・・・




このさびれた街での生き残り・・・

味と品質に自信あり・・・






もしかして隠れた名店なんじゃ・・・






確認するには行ってみるしかない


そんなこんなで次に営業に来たときにはランチすることを決意する





数日後・・・






その日はやってくる

満を持して入店することに


店の前で時計を確認


(正午か・・・座れるかな・・・)


さっそく階段を上がって中に入ると・・・













真っ暗・・・










(あれっ!?)


改めて時計を確認する


(正午・・・)


混み合ってるどころか真っ暗・・・


(休み・・・かな・・・)



「すいませーん!!」


とりあえず呼びかける

すると返事もなく電気がつき、奥から小柄なおばちゃんがでてきた


おばちゃん「好きな席・・・」


好きな席に座っていいってことなんだろう




嫌な予感が体中を駆け巡る




『メニュー豊富!!』の張り紙通り、店内はメニューで埋め尽くされていた

そのすべてが黄色い紙に筆文字で縦書きされていたので、どうみても「お札」にしか見えなかった


(でもこれ、さすがに迷うな・・・)


ひとつのメニューが目に留まる


「肉屋のカツカレー」


『肉屋のとんかつ』これが目的だったが、僕の好物はカレー

二つがあわさった相乗効果につばを飲み込む

自ら「肉屋の」って言っちゃってるのはこの際目をつぶろう


(決まりだ!!)


僕「すいません、カツカレーをお願いします!!」


するとおばちゃんは、信じられないほどビックリした顔をしてひとこと












「カレー食べんの!?」











だから注文しているっ!!

ハッキリとメニューに書いてあるけどっ!?

こっちが悪いみたいな言い方やめてっ!!




話を聞くとこの日はたまたまカレーはお休みとのこと


(まぁ、間違いなくたまたまじゃねぇだろうな・・・)


どうやらカレーは「要予約」のようだ


しょうがないので違うものを頼む


僕「うーん・・・じゃあチキンカツセットで」








おばちゃん「・・・」







僕「ないんですね・・・」







『メニュー豊富』ウリにしてなかったっけ・・・






消去法でメニューを消していき、最終的にたどり着いたのは













『ヒレカツセット ¥2000』













ぼったくりかっ!!

だとしたら張り紙に「二階でヒレカツセット¥2000食べれます」と書きたまえっ!!

とりあえず「メニュー豊富」は外せっ!!




ここまできたら完全に意地と意地のぶつかり合い

僕は、ヒレカツセットを食すことにする



そこから待つこと












40分・・・












いや長くねぇ!?

「はじめてのお手伝い」かっ!!

じっくり煮込んだスープは頼んでないけどっ!?

むしろさっくり揚げたとんかつ待ちだけどっ!?




ようやく料理が運ばれてくる



こ、これは・・・














予想通りの油ギッシュ・・・













(た、食べたくねぇ・・・)


¥2000の料理にこの感想を抱くとは夢にも思っていないかった

しかし頼んだ自分にも責任がないわけじゃない


(えーい!!ままよ!!)




『パクっ!!』













う、うまい!!!







なんて奇跡は起きない予想通りの不味さ

食べてる最中に吐き気と胸焼けを起こすという「逆奇跡」は起きていた


¥2000のとんかつを残すというセレブレティをかましながら会計


(もう、二度と来ることはないな・・・)








おばちゃん「¥2100です」







まさかの税抜表示っ!?

しがない定食屋のすることではないっ!!


なんつーか・・・その・・・








負けたよ・・・