ヤブカフェ -7ページ目

ヤブカフェ

コーヒータイムに花を添えたいヒトリゴト

どーもです



9月12日のヤブカフェ『防犯アビリティ』の冒頭の話で登場する大阪の上司の息子さん


幼い頃から野球で育ち、ルールと戦術は完璧

算数は阪神選手の背番号で覚えるほどのマニアクラス

家には野球道具は一式そろっていて、休日には父とキャッチボール


そんな息子さん小学生になり選んだのは、誰もが進むと思って已まなかった「野球」

ではなく「サッカー」だった

友達の影響と持ち前のポジティブシンキングで


「お父!!時代はサッカーや!!」


と豪語し、凝り性を発揮させ知識を詰め込む

身長と運動能力を買われ奇跡のレギュラー入り

しかし、ゴール前でもパスしてしまうという思い切りのなさを目の当たりにした父が問いただすと




「お父、時代はパスサッカーやねん」





ここまでが前回のお話

ちなみにこの回を上司本人が読んでくれて絶賛をいただく

そして息子さん本人にも見せる

読み終わってひとこと












「こんな大阪弁つかってへん」











そこっ!?

内容はっ!?



そんな息子さんの反応も期待しつつ、調子にのって第二弾イキマス


練習にもだいぶ慣れてきた最近

各プロチームのジュニアユース部門が参加する遠征に出場することになった

1日5試合の超過密スケジュール

僕らの時代の「遠征」と言えば父兄の方々が各自家用車を出し合ってみんなで行くスタイルだったが、現在は変わったらしく(チーム事情もあると思うが)電車での移動

コーチが各親御さんにメールを送信


『明日の日程、~駅に~時に集合お願いします。~駅には自転車で集合。電車賃は¥800持たせてください』


見せてもらったメールはこんな感じ


(親御さん全員にメール送信・・・何十人の小学生を連れて電車移動・・・たいへんだなぁ・・・)


好きじゃないとできない仕事に感心する

たいへんな思いをして現地に向かえば試合に対する意気込みも変わってくるという感じなのだろうか

そんなコーチが大会直前ミーティングで放ったひとこと


コーチ「今日の大会は・・・」













「10点差以内だったら上出来だ」













志 低っ!!

まず負けることは前提っ!?

しかも大敗覚悟っ!?


ほんと・・・





好きじゃないとできないわぁ・・・






しかし、コーチがこう言うのには理由がもちろんある

自分のチーム以外の参加するチームは前述したとおり各プロチームのユースで育成選手

言わば将来はJリーガーとして活躍するかもしれないプロの予備軍

レベルの違いはやる前からわかっている


「今日は胸を借りるつもりで来てるんだぞ」


対戦することに意味がある

経験するってことは今後の財産に・・・







ってこれ逆に自信喪失しねぇ!?

「胸借りて勉強する」とか小学生で理解できなくねぇ!?


コーチの熱意が空回ったかどうかはわからないが、結果は当然大敗だらけ

5試合中3試合目ぐらいからは完全にやる気を失っていたらしい

みんな自信を失いかけながら帰宅する


ひとりを除いて・・・




「お父、最高でも8-0!!10点とられてへん!!」




そう、自慢げに話すのは、もちろん上司の息子さんである

(最低が0-8ってことね・・・)




「コーチがなぁ、『10点以内やったら上出来や』って言っててんから上出来や」




実際、こういう前向きな考えが大事なのかもしれない

サッカー未経験の強みなのか、元来持ち合わせているものなのか


(もしかしたらこういう人材が一番伸びるのかも・・・)


しかも、大敗だらけの大会だったが、息子さんは大会通算4得点したらしく、実際に収穫はあったようで、さらに自信につながってることは間違いない

ゴール前でふてぶてしくいれるのは確実に武器になる

「自信だけはある」は確実にプレーに影響し、選手生活の財産になる



上司「みんなで一斉にやるリフティング大会の結果を自信満々に報告してくんねん」


(おっ、技術も着実に身についているのかな)










「お父、8回!!」









いや少なっ!!

確実に後ろの方だけどっ!!

「もしかしたら・・・」の自分の言動に自信なくすわっ!!





ちなみにMAXは17回だとか・・・





しかしサッカー経験者として息子さんの今後は実際楽しみでもあるし、がんばって続けてほしいと願う


とりあえず・・・






今回の大阪弁はあってたかなぁ・・・
どーもです




「AKB48 3作品連続ミリオン達成」

「NMB48 2作品連続オリコン首位獲得」

「HKT48に若田部娘」


完全に日本を席巻している「48」

別に人数が48人じゃねぇっつーんだからよくわからん

しかし博多まで登場するとは・・・


まるで・・・



ご当地48ってか!?

僕の地元いわきは「IWK48」ってか!?

原発の歌でも歌うっつうのか!?




し、失礼・・・




まぁこのまま行けば「~48」が日本中に発足するのは時間の問題だろう



そう、かつての「DA・YO・NE」ブームのように・・・



あの時もすごかった

中学生でバリバリミーハーだった僕は、恥ずかしながらCDを買った

しかも二枚目の「MAICCA」

ノリ遅れを懸念しての即買い

しかし世間の移り変わりは早いもんで、カラオケでこれを歌っても


「だよねなら知ってるけど・・・」


の声が殺到

それを聞いた僕は「ま、いっか」とはならなかった・・・




話はこの「DA・YO・NE」にあやかった「ご当地方言バージョン」

有名なのは「SO・YA・NA」

Wこうじが完全にパクった大阪バージョン

ターンテーブルにいる東野もラップに参加するあたりはむちゃくちゃで笑えた

実際曲自体も売れた



問題は他のご当地もの


広島  「HO・JA・NE」

名古屋 「DA・GA・NE」

仙台  「DA・CHA・NE」


なんつーか、その・・・



「NE」が付いてるだけのような・・・



便乗もんだってのはわかるけど・・・

ほんとに「だよね」と同義語!?

そもそも方言押しって逆にイタくね!?




さらに





札幌 「DA・BE・SA」

福岡 「SO・TA・I」





もはや「NE」ですらねぇけどっ!!

「I」て!!同義語だとしてもっ!!

札幌ってか東北はほぼ使うやつっ!!




かぶりようがないが、48ブームもこういうこじつけ系がないよう頑張ってほしい

って結果応援するカタチになってるっ!!



ま、いっか






さて、今日は僕の「歯医者が終わった」話から派生した後輩の話

なんでも後輩が通っている歯医者は少し変わっているらしい

なぜか診療は1ヶ月に1回

にもかかわらず恐ろしく治療時間が短いらしい

なおかつ「痛い」と指摘したところを治療してくれないという傍若無人さ


僕「なんでそんなとこ通ってんの?」

後輩「近いからです」


まぁ客にも問題があるってのが成立している理由だろう

その無頓着な客が先日通院した際の話


前述の通り変わり者の先生

口の中を診るなりひとこと




先生「うひゃ~、もうぐっちゃぐちゃだぁ!!」




変わり者たる所以

難しい治療になればなるほどテンションがあがるらしい

当然、客の反応と依頼は無視・・・


ちなみに後輩が痛がってるのは右の奥歯


説明もなく治療に入る

かなりひどい虫歯なのだろう、麻酔を大量に注入する







左の奥歯に・・・







後輩(あれあれ?逆をお願いしてるけど?)


指摘する間もなく麻酔完了


後輩(まぁ左も痛いところあるからいっか)


そう思い治療を任せる

すると









先生「やっべ、どこ痛いのか聞くの忘れた」









今っ!?

ってかそれ心の声じゃね!?

患者は目の前だけどっ!?



先生「ちょっと歯をたたくから痛いところ言ってね」



こう言ってたたきながら後輩の反応を見る


だが・・・








麻酔の効いてる左の歯には無効果だったのは言うまでもない


そして反応のない後輩を見てひとこと







先生「わかんねーや・・・」









後輩は心の中で「DA・YO・NE」とつぶやいたらしい・・・
どーもです



さっそくイキマス11話


悪夢のBBQはなんとか終焉をむかえ、酔っ払った年配チームは散り散りにいなくなった

最後まで怒りが治まらない副校長だったが、講師たちが言葉巧みに近所のスナックに連れ込み、最終的には気分よくカラオケを歌っていたらしい


若手チームはというと、イントラチームはメガネ君を、学生チームは姪っ子をそれぞれ慰め

僕だけは罰ゲームのようにひとりで後片付けをさせられた


(いや、べつにいいんすけど・・・その・・・一人くらい手伝いません?)


完全に確信犯は何人かいたが「泣いてる二人を介抱する」という大義名分は、その時の僕にとってはまさに「印ろう」のようなものだったのは間違いない



30分後・・・




結局ひとりですべてを片付ける

「女子二人を送っていく」といってイントラメンバーは宿舎に戻っていき、残りのメンバーはまだキャンプファイヤを囲んでいた

いろいろあったのでほとんど呑んでなかった僕は、残っていたお酒をクーラーボックスに集めて、ひそかにひとりで呑みなおしてやろうと画策していた

すると、残ったメンバーが声をかけてくる


「矢吹君、すんません」

「災難だったな・・・片付けありがとう」

「フォローできなくて申し訳ない」




お、おまえら・・・


オレの気持ちわかってくれてたってのかっ!?

確かにあの状況だったら仕方ないよなっ!!

その気持ちがあればオレはだいじょうぶ





とはならねーよっ!?




あの時の卑下っぷりったらないわっ!!

ひとりくらいこっちにまわりたまえっ!!





まぁ酔っ払いたちを責めてもしょうがない

ひとりで飲んでも楽しくねーしな

話し相手になってくれるならこいつらでも全然・・・






「オレはまだ許してねーけどっ!!」






そ、その声は・・・




(メ、メガネ君・・・あんた・・・)











(残ってたんだ・・・)










イントラチームで唯一残っていたメガネ君

僕に引導を渡したいらしく怒りモードで向かってくる



メ「別にオレ(姪っ子の名前)さんのこと好きじゃねーから」


(それ、まだ言うの・・・)


メ「フィギュアとか集めて何が気持ち悪いのっ!?」


(オレは言ってないよぉ・・・姪っ子が言ったんだよぉ・・・)


メ「つーかオレ、泣いてねーからっ!!」


(もう認めてっ!!全部認めてっ!!)



僕「いろいろとすいませんでした」

メ「な、な・・・」


素直に謝られることは想定していなかったのかどもるメガネ君


「だいじょうぶっすよ(メガネ君の名前)さんかっこいいから!!」

「フィギュアとか、全然ありっす!!」

「スキューバのインストラクターってだけでヤバいっすよ!!」


みんなで慰めの追い打ち

すると・・・






メ「み、みんなぁ~!!うぇ~~ん!!」






メガネ君再び号泣




僕「よし!!じゃあ乾杯しましよう!!」



改めて乾杯し、惨事になることは明白な二次会スタート

残っていた酒はすぐに飲み干し、最後に残ったのはテキーラ

若気のいたりというかなんというか、当然イッキ大会に発展

学生ノリでガンガン盛り上がり、あることに気付く






「(メガネ君の名前)さんは?」






そう、メガネ君が消えていたのである


最初は「帰ったんじゃない?」と流していた僕らだが、少し冷静になると


「あのヘロヘロ状態で帰れるか?」


という疑問が沸いてくる

とりあえず焚き火を片してライトであたりを探す

しかし見晴らしのいい川原に人影はない


(まさか・・・川!?)


背筋が凍る

全員で大声で名前を呼びながらあたりを探す


「(メガネ君)さ~ん!!」

「返事してくださ~い!!」


すると・・・







は~い






「い、今・・・」

「聞こえたっ!?」

「聞こえた・・・けど、どっから!?」


かすかではあるが返事する声が

これはこれで後から考えると恐い話なんだが、この時の僕たちは必死だった


何度も呼びかけて声のする方探る


「どこですかぁ~!?」







は~い







とりあえず川の方向ではないことに安心する

声はどうやら土手の上から聞こえてきている

みんなでその方向に進み呼びかける


「(メガネ君)さ~ん」







「は~い」






近いっ!!近いぞっ!!

走って土手を上がる!!

しかしそこにメガネ君の姿はない


(確かにこのあたりから聞こえたんだけど・・・)


あたりを探そうと歩き出そうとしたその時


「は~い」


近距離で声っ!!

驚いて飛び退いて声の方向を見るとそこには!!











メガネ君は側溝に挟まって動けなくなっていた・・・









メガネ君「す、隙間が気持ちよくて」




僕は、安堵と怒りが入り混じった感情をぶつけるようにこう言った









「おつかれさまでした」








次回はいよいよ最終回
どーもです



久々イキマススクーバノヴァ


午後の部のダイビングが終了し、道具を片付けて宿に戻る

戻るやいなや筆記テスト



講師「とにかく3本潜ってもらうけど、筆記試験に落ちたら免許はあげれません」



相変わらずシビアな物言い

これで筆記試験に落ちたらただの思い出ファンダイブになってしまう



講師「それと・・・」



(な、なんだ・・・まだなにかあんのか・・・)








「落ちても返金はしません」









それは言わなくていいっ!!

確かにシビア感プラスだけどっ!!





2本潜った後のテスト

日程的に覚悟はしていたが、正直不安になる


講師「昨日勉強した部分しか出ないからだいじょうぶ」


(耳抜きのことしか頭になかったからなぁ・・・)


とにもかくにもテストスタート




・・・






あらら?




と、解ける・・・解けるぞっ!!



「テスト」と聞くだけでテンションが地の底まで落ちるほど勉強嫌いの僕だったが、このテストに関してはスラスラ解ける


(興味があることってこんなに頭に入ってるもんなんだ・・・)


まったく迷うことなく全問回答

今まで経験したことのないスピード

かつて問題を見直す余裕がある筆記試験があっただろうか


講師「よし、終了!!」


みんなが首を傾げながら答案用紙を提出する中、僕だけはニッコリ終了


講師「お、矢吹君はうまくいったみたいだね」

僕「とりあえず全部書きました」

講師「自信ある顔だなぁ。明日の発表が楽しみだ」




結果は明日のダイブが終わった後に発表されるとのこと


(最後に発表か・・・落ちてたら残酷だな・・・)


講師「では、テストも終わったことだし、今日はパァッと行きましょう!!」


2日目の夕食は川原に移動してBBQ

たき火を囲んでキャンプファイヤ


会場は近くだと言うので歩いていくことに

すると隣に姪っ子がやってくる


姪「矢吹さん、テスト自信あるんですか?」

僕「え?別に、そんなことないよ」

姪「でもさっき全部書けたって」


(聞いてやがったのか・・・)


僕「ま、まぁね・・・でも全部当たってるとは限らないから」

姪「そういう人に限って100点とかとるんですよね」

僕「100点なんかとったことないよ」

姪「じゃあ100点だったら明日のランチおごってください」


(なんなんだコイツ・・・)


僕「なんで?」

姪「ゴルフで言うホールインワン方式です」


(ウ、ウゼェ・・・)


僕「明日のランチは旅費に入ってないの?」

姪「朝から潜って昼前には終了みたいですよ」


(まぁいいか、どうせ100点じゃないし)


僕「意味わかんねーけど、まぁわかったよ」


この軽率な返事があの悪夢のような事件に発展するとはこの時は知る由もなかった・・・




川原に到着するとすでに準備はできていて、副校長に至ってはすでに酔っていた


副校長「お前らおせーぞ!!ほら、食え食え!!」


BBQは海鮮づくしで最高においしくビールが進む

お酒も入って無礼講な雰囲気になったみんなは、同世代のインストラクター4人も交えて濃い話へと



唯一の女性イントラはイケメンイントラと交際2ヶ月だとか

それが講師にバレて講習は同じチームにしてくれないとか

それを知ってるもう一人のイントラは気を遣って仕方ないとか

メガネ君が童貞だとか








あれっ?


なんか変な話が混じっちゃったみたいだけど・・・




メガネ君が思いのたけを話しはじめる



メガネ君「僕はさ、昔っからアニメが好きで、どうしても二次元の女性に
     恋ができなかったんだ。
     そんな自分を変えてくれたのが「スキューバ」
     スキューバを通して外の世界を知り、現実の女性と触れ合うこと
     で僕の価値観は変わった
     人とちゃんと話せるようになったし、恋もできるようになった
     フィギュア集めはやめられないんだけど、それを理解してくれる
     女性を探そうとさえ思うことができたんだよ」




メ、メガネ君・・・ごめん















気持ち悪いや










フィギュアの時点で他の内容入ってこなかったわ・・・


全員静かに聞いていたのは同じ感想だったからだろう

それを聞いていた姪っ子がひとこと


姪「わたし・・・」

メ「え?なに?」


メガネ君の目は確実に期待を孕んでいる


姪「わたし、フィギュアとか・・・」

















「気持ち悪いです」
















『ガッシャアーン!!!』


メガネ君の中の何かが割れる音が確実に聞こえた

みるみる生気を失っていくメガネ君


僕「な、なに言ってんだっ!!」


自分も同じことを思っていたにもかかわらず、声に出してしまった姪っ子を責める矛盾を感じながらとりあえず黙らせる


姪「でもわたし、ほんとにそう思ったから」

僕「お前が言うなっ!!」


この時の僕は

「メガネ君は姪っ子に興味があるから、本人に言われたらよりショックだろ」

という意味で言ったつもりだったが

どうも「お前みたいな副校長に似てるブスが言ってんじゃねぇ」に聞こえたらしい

後で検証した際、その場にいる全員が後者を支持した


姪「ひ、酷い・・・」

僕「へっ?」


もちろん本人も後者の聞こえ方をしたようだ

日本語って、ほんとに難しいですね



姪「う、う、うえぇぇ~ん!!」



泣き出す姪っ子

それを見て堰を切ったようにメガネ君まで泣き出す


メガネ君「わぁぁぁ~ん!!」


その状況の中、その場にいるみんなができることといったら






僕を非難することぐらいだった・・・


特に姪っ子を泣かされた副校長は烈火のごとく怒り

消そうと思っていたキャンプファイヤは火の勢いを増した







(こっちが泣きてぇよ・・・)







こうして史上最悪のBBQは幕を閉じたのであった





Eleventh timeに続く
どーもです



改めて昨日の呑みは楽しかったと感じる今朝

とはいっても二日酔いという代償はしっかり残していく・・・

ひどい頭痛と腹痛で目が覚め、午前中を棒に振る


(こんな天気のいい日にオレは・・・)


幸い予定もないので、気持ちを切り替えてゆっくり寝ることに


(そーいや最近あんまし寝てなかったかも・・・)


身体を休めるというのも大事な休日の過ごし方





・・・








さて、じっくり寝たことだし、そろそろ活動するか

洗濯機を回しながら部屋の掃除

軽く料理をして、終わった洗濯物を干す

その最中、赤とんぼが目の前を通り過ぎる


(・・・すっかり秋だなぁ・・・)


なんて物思いに耽っていると、ベランダの向こうから声をかけられる



「おーい!!矢吹!!」



その方向に目をやると、高校時代の友人E

そこにいることよりも、一目で確信できる昔と変わらない姿に驚く


(あれ?なんで俺の家知ってんだ?・・・)


その疑問はあったが、とにかく久々の再会を喜ぶことが先だった


僕「おぉ!!久しぶり!!どうしたの!?」

E「ちょっと近くに来たからさ」

僕「そっか、にしても久しぶりだな」

E「あぁ、10年ぶりか」

僕「とにかく入れよ」

E「いや、ちょっと一緒に来てほしいとこがあんだ」

僕「なによ、やぶからぼうに」

E「説明は移動しながらするよ、とにかく乗ってくれ」

僕「ちょ、ちょっと待てよ、まだ寝間着・・・」




私服に着替えていた・・・

二日酔いでボーっとしてたからか、活動すると決めたからなのか

普段の僕ではまずありえないがたまたま外に出れる服装になっていた


(こんな日に限って・・・)


外に停まっていた車に乗り込む

最初は穏やかなEだったが、乗り込むやいなや緊迫した声を出す


E「いきなりでわりーんだけどさ・・・実は・・・」

僕「な、なんだよ・・・」


(雰囲気的にいい話じゃないな・・・なんだ?女か?金か?)


E「実は、子供が誘拐された」



・・・





僕「え?」



E「だから・・・子供が誘拐されちまったんだよ!!」

僕「ど、どういうことだよ・・・」

E「今日、東京に旅行に来たんだ。子供が喉が渇いたっていうからコンビニによった」

僕「あ、あぁ・・・」

E「ジュースを買って車に戻ったら・・・子供がいなくなっていた・・・」

僕「その短時間で?」

E「あぁ、かわりにこの手紙が」


そう言って見せてくれた手紙にはこう書いてあった


『子供は預かった、返してほしければ1億用意してここに電話しろ』


その下に電話番号が書いてあった


僕「マ、マジか・・・」

E「どうすりゃいいと思う」

僕「っていうかお前、こんな時にあれだけど・・・・・・結婚してたんだ」

E「離婚した」

僕「えぇ!?」

E「しかも二回」

僕「バツ2!?」

E「子供は前の奥さんの子」


(なんかいろいろ壮絶だな・・・)


E「とにかく電話してみるわ」

僕「ドッキリじゃないよね?」

E「え?」

僕「いやさ、なんか話に現実味がなさすぎて」

E「てめぇ!!こんな時に何言ってやがんだ!!」

僕「わ、わりぃ!!なぜか知らないけど冷静すぎる自分もおかしいなと思って」

E「そんなの知らねぇよ!!」

僕「だよな、すまん・・・あっネックウォーマー忘れてきた」

E「てめぇ!!」

僕「ごめん!!でもなぜか別のこと考えちゃうんだよ!!自分でもわかんないんだよ!!」




E「ふっ、カンのいい奴だ・・・」



急に雰囲気が変わる



E「お察しのとおり全部ウソだよ、ドッキリだ」

僕「やっぱりな」

E「お前は昔っからそうだよ」

僕「なにが?」

E「しょーもないことではすぐにテンパるのに、本当にヤバいときは冷静なんだよ」

僕「そうっすか?」

E「カラオケで火事に巻き込まれた時も、パニックになりかけたみんなに「屈んでゆっくり進もう」ってひとりだけ冷静に」

僕「そうだったけか?」

E「そういうとこがほんとに・・・」















「嫌いだったよ」












そういって懐から銃を取り出す



僕「え?」



E「死ぬ間際でさえも冷静ってか・・・」

僕「おま、ちょっ・・・」

E「さようなら」



そこで














目が覚めた・・・












そうです、夢です

久々に変な夢でした・・・


(サスペンスの映画とドラマを立て続けに観たからかな・・・)


自分でも恥ずかしくなる展開にちょっとガッカリしながらも寝汗をふく


(ほんと、いろいろと夢でよかったよ)


そんなことを考えながら、昨日脱ぎっぱなしにしてあった服を片づけてると






ネックウォーマーだけ見当たらない





(ま、まさか・・・)





そう









飲み屋に忘れてきた・・・









そこは現実かっ!!
どーもです



今日は取引先の部長を囲んだ飲み会

担当が外れたにもかかわらず声をかけてもらえるのは単純にうれしい


「担当が外れても仲間だよ」


部長に言ってもらった言葉

取引先という垣根を越えた瞬間・・・



だと僕は思っている



そんな会の中に同業他社の仲間がひとり

中国から来ているY君

イタリア人のごとき女好きで、土足で相手の懐に入る営業スタイルは賛否両論だった

そんなY君が業界を去るという

しかも中国帰るわけでもなく、新しい仕事にトライするとのこと

現会社でそれなりのポストにいるはずのY君

新たな挑戦に向かうその姿は輝いていた


ここまで話してなんだが、僕は彼が苦手だ

というかあまり好きではない


そういう思考になったのにはわけがある



ある日の仕事で彼と一緒になった僕

現場はかなり遠かったので帰りの電車が一緒になる

電車に乗るやいなや



Y君「ヤブキちゃん!アバクロ知ってる!?」



アメリカ発のアパレルブランド「アバクロンビー&フィッチ」

当時、日本に露店はなく、通販でしか手に入れることができず、偽物も多く出回っていた

この時は、そのアバクロが日本進出1号店ができたばかりの時

デザイン的に僕の好きなブランドのひとつで、その動向は気になっていた


僕「あ、あぁ、知ってるよ」

Y「新しい店、行ったことある?」

僕「まだないよ」

Y「すごいヨ!!ほんとスゴイ!!」

僕「そ、そうなんだ・・・}

Y「ヨシ、行こう!!」


(なにが「よし」なんだ?)


僕「どこに?」

Y「アバクロに決まってんじゃん!!」

僕「いや、今日はちょっと、いいや」

Y「はぁ!?ナンデ!?今日しかないヨ!!」



おそらくこの強引さで女子を口説いてるのだろう

僕にはアバクロに行きたくない理由が二つあった


1:単純にめんどくさい

2:今日穿いてるパンツがアバクロだから


アバクロ穿いてアバクロって・・・

いや別にいいけど、決して気分がノッてるわけではないのでやっぱり断る



僕「いや、今日はいいよ」

Y「絶対おもしろいヨ!!ほんとすごいんだカラ!!」

僕「いったいなにがすごいのよ」

Y「ソレは・・・」












「裸の黒人が踊ってたりとか・・・」













惹かれるかっ!!

むしろ引くわっ!!



Y「クラブみたいなんダッテ」

僕「別にオレ、クラブ好きじゃねーし」

Y「好きだヨ」




いや好きじゃないと言っているっ!!

オレの思考まで決めるんじゃないっ!!



この後もかなりしつこく誘われる

あまりのしつこさに僕の心も折れかかってくる


(別に朝まで飲もうって言ってんじゃないんだしな・・・)


嫌いなブランドなわけじゃないし、実際見てみたくもあるし


僕「しょーがねーなぁ・・・行くか」

Y「いや、いいです」



















え?



なに?




一瞬なにが起こったか理解できない






(「いい」って・・・断る方の?)






僕「なに?なんて?」

Y「やっぱり行かなくていいデス」






・・・







こんなに瞬間的に怒りを通り越したのは生まれて初めてだった

もし通り越してなかったら傷害罪は免れなかっただろう



そして、先に電車を降りるYが出際にひとこと
















「ごめん、次は行こうネ」
















なぜこっちが誘った風になっているっ!?

「断られて寂しいヤツ」じゃねーぞっ!!




いろんな意味で茫然とした僕だったが、これだけはハッキリと頭の中にあった









(アイツとまともにつきあうのはよそう・・・)
どーもです



秋真っ盛り

徐々に朝がしんどくなってくる

布団から出たくない衝動との戦いが始まる


そんな季節のチャリ通

一見厳しそうに感じられるが、実はすぐに暖まる

会社に着くころにはほんのり汗をかいている


つまり、汗だくで仕事に入る夏場よりは最適なシーズンと言えるだろう


(スポーツの秋・・・こういうことか・・・)


寒さで早起きしてしまったついでにいつもと違う道で通勤することに

僕の通勤基本志向は


「迷うくらいなら大通り」


基本的に時間に余裕なしで出発するので「こっちの方が近そうな・・・」的な考えは捨てる

そもそも帰り道でいろいろなルートを試せって話だが、裏道をつかって2~3分短縮することに魅力を感じることがどうしてもできないのでいつもの道

車も自転車も結局のところ大通りが一番早く走りやすい


しかし今日は時間に余裕がある

チャリ通に最適なシーズンにも突入してる


(なんか・・・ウズウズしてきたぜ!!)


駆り立てられる冒険心

ある程度時間が読める位置まで進み、裏路地を散策する


すると、ほどなくしてよさげなカフェを発見する


(朝食・・・コーヒー・・・いけそうだな)


迷わず入店

自転車を停めてテラス席をチョイス


(優雅・・・恐ろしく優雅)


自分の行動、状況に酔う

朝から完全に酔っ払う


店長だろうか、長身のスマートな男性が近づいてくる


(さて、注文は何にしよっかな・・・)


そう思い、メニュー的な物を探す

それを見て店長らしき男性がひとこと















「まだやってないっす」














え?

やってない?

「冷やし中華」のような季節限定商品が?

はたまたテラス席が?









「うちモーニングやってないんす」









あぁ、そう・・・

じゃあコーヒーだけでも・・・










「開店、10時からっす」









ま、そうだよね

わかってたけどさ

気分がノッてたからさ






よさげなカフェを後にする

おそらく二度と来ることはないだろう


いや、来れないだろう





無性に腹が減った僕は、それでも「よさげな何か」を探していた

幸いまだまだ時間はある


そんな僕の目の前に、今度はよさげな小料理屋が登場


(いいぞいいぞ、納豆定食的な!!)


のれんは出ている

しかし油断はできない

恐る恐る入店



僕「すいませーん」

「いらっしゃーい」


オッケー!やってるっ!!

でてくるのが三枝師匠じゃなければやってる!!


愛想のいいおばちゃん登場


おばちゃん「おはようさん」


いい感じいい感じ

昔懐かしい感じ

さっそく注文・・・



ん?



メニューはとかって・・・




僕「すいません、メニューは・・・」

お「あれ、うちは初めて?」

僕「そうなんです」

お「見たことないと思ってたんだよね」

僕「で、メニューは」

お「朝はこれしかないの」


そう言って頼んでもないのに料理が運ばれてくる


(おにぎり二つに味噌汁・・・それにおしんこか・・・)


お「おにぎりは梅としゃけね」

僕「は、はぁ・・・」



なんか腑に落ちないがとにかく食す




『パクッ!モグモグ・・・』



(こ、これは・・・)













普通












特に何にも感じない

強いて言えるのは、ごはんはもう少し硬めの方が好きというマイナス面のみ


まぁ、といっても心温まる朝食風景

おばちゃんとの会話も何気に盛り上がり、結果的に満足する


(これはこれでいい感じだったりするな)


ほっこりしてお茶をすすっていると、時間が迫っていることに気付く


僕「やべっ、ついつい長居しちゃいましたよ」

お「朝の時間は早いからね」

僕「ごちそうさまでした、お会計お願いします」


なんだかんだいい出会いだった

こんな朝もあっていい

なんつーか、早起きは三文の・・・



おばちゃん「はいどーも、¥1000ね」



損っ!!




高すぎんだろっ!!

そりゃ客ゼロだわっ!!





僕「せ、千円ですか?」

お「お米、北海道産だから」





聞いたことねぇ!!

北海道の米って有名っ!?




さっきまでいい感じに見えていた小料理屋が、急に胡散臭くなったのは言うまでもない




(明日からはいつもの道で行こう・・・)
どーもです



今日、地元の友人が久々に連絡してきた

話はというと




「いやさぁ、うちの親父がさぁ・・・」




世間話っ!?

けっこう久々だよっ!?

積もる話が「最近の父」!?



しかし、話を聞くとこの親父さんかなりぶっ飛んでいる


今日の話はというと


昨日、酔っ払って帰ってきた親父さん

かなりの泥酔状態だったようで玄関先で寝てしまったらしい

友人は帰宅前だったらしく、友人の妹とおふくろさんで何とか玄関内に運んだらしい

しかし重くてそこから先へは進めず、ほったらかしにしていた

しばらくして友人が帰宅する

すると親父さんが玄関で寝ながら





「ハッ!ハッ!ハッ!」





と、何度も「ハ」を繰り返していた


友人(オ、オヤジ・・・ついにイカれちまったか・・・)


「ハ」を連呼する自分の父を悲しげに見ていると

奥の部屋から母の声で




「うるさい!!重くて運べないから這って行ってよ!!」




これに反応する父




「ハッ!!」





『這って行って』⇒『「ハ」って言って』









友人「オ、オヤジ・・・」





友人は静かに部屋にもどったらしい・・・






書きながら「そーいえば」と思い出したのでもう一つ


この親父さんではないが、違う友人の親父さんの身に起こったこと


何日か前から「体調がよくない」と漏らしていた友人の親父さん


(もう歳だからなぁ・・・)


いつなんとき何が起こってもおかしくない

心配になり病院に行くことを勧める

しかし病院嫌いの親父さんはなかなか行こうとしない

家族の説得もあり、ようやく重い腰を上げる


病院に行きいろいろと検査をしてもらい、後日結果を連絡くれるということになった




二日後・・・




電話が鳴り友人がとる

病院からの電話だった


(検査結果は一週間後のはずじゃ・・・)


そう思いながらおふくろさんに電話を代わる

内容は


「明日から入院してください」


とのことだった

思わぬ展開にテンパる


(まさか、重い病気なんじゃ・・・)


友人とおふくろさんはあたふたしながら父に話す

すると父が一喝




「うろたえるんじゃない!!入院と決まったわけじゃあるまいし」













いや決まったよっ!?

明日から入院だよっ!?

その電話の内容を伝えたはずだけどっ!?





「で、誰が病気なんだ?」











いやアンタだろがっ!!

その検査結果だろがっ!!

ご近所さんの誰かではないっ!!





「しかし急だな・・・ちょっと延ばしてもらえないかな」


そういっておもむろに病院に電話する


「あ、すいません、明日から入院って言われたんですけど・・・ちょっと体調が悪いんで明日以降にしてもらえませんか?」












いや入院の原因っ!!

体調が悪いから入院だろがっ!!

会社休むみたいに言うなっ!!





この親父さんは今でもピンピンしている
どーもです




本日、長らく通った歯医者が終了

ブログで歯医者の内容を書いたタイミングで終了

といっても半年ごとの定期検診には来てくださいとのこと



「矢吹君はねぇ、噛み合わせが悪いから・・・歯並びはいいんだけど噛み合わせがね・・・均等に噛めないっていう噛み合わせがさぁ・・・どうしても奥歯に力がかかっちゃう噛み合わせが・・・」



噛み合わせもういいわっ!!

悪いことは十分伝わってるっ!!

噛み合わせに関しての自信、もはや地の底だよっ!!


つーかいつの間にか「矢吹君」って呼んでるし

もう31歳ですけどっ!!

心技体そろったおっさんですけどっ!!





「じゃあ矢吹、また半年後な」






最終回、一気に距離縮まったなぁ・・・





そんな幕切れだった歯医者の話を今日もおひとつ


僕は昔から鼻づまりがひどく、うまく鼻から息ができないこともしばしば

そういった意味でも歯医者は昔から苦手

しかし、今まで診てもらった数々の歯科医達は、口をそろえてこういう


「虫歯になりやすい体質」


いったいなにがどうなってそうなったのかは不明だがとにかくそうらしい

実際、言われた通りに気を付けて歯を磨くが定期的に虫歯ができる


今回も歯痛から通い始めた

衝撃の初回は4月4日のヤブカフェでも紹介した通り




あれから半年・・・


毎週通い続けた半年・・・



(早いもんだ・・・)



いろいろあったけど、今となってはいい思い出だよ




そう、あの時も・・・




その日はいつにもまして鼻の調子が悪かった僕

昼休憩を利用して通っていたので朝から気が気じゃなかった

何度鼻をかんでも拭いきれない不安


(こりゃ今日は死闘になりそうだ・・・)


昼休みになり歯磨きをして歯医者に向かう

いつも12時半に予約をしている僕は午前の部のラス客


僕「こんにひわぁ~」


おおげさじゃなくこのレベルの鼻づまり

しかし、この日に限ってガッツリ削る作業

ご存じだと思うが、歯を削る際には削る器械から削ってる最中に水が出る仕組みになっている

鼻から息ができない僕は、作業中でも口から呼吸をする

なので削る作業の時はゴクゴク水を飲みながら治療に耐えるしかない

園長クラスの助手の女性は僕の鼻づまりに気付いていて、磨いてくれたり歯垢をとってくれたりする歯科医がかかわらない作業の時は


「だいじょうぶですか?」

「もう少しですから」

「もう水でませんから」


など、細かく気を遣ってくれた

(なぜか「鼻かみます?」とだけは聞かれなかったが・・・)


しかし、この歯科医がいわゆる「作業没頭型」で、苦しんでようが痛んでようが作業が始まったらとにかく作業中心になってしまう


「痛かったら左手あげてね」


というにもかかわらず、実際にあげてみると









「もう少し頑張ってねー」










無意味っ!!

ならこのルールを撤廃したまえっ!!

「左手をあげればやめてくれる」という唯一の希望をむしりとるんじゃないっ!!



この日も当然作業に没頭

僕は水をガブガブ飲みながらなんとか治療に耐える


(き、気付いてるよね・・・)


こんな日に限ってロングワーク


(な、長すぎる・・・)


仰向けになってるうえに作業中

喉がうまく動かせないので限界が近づく


(こ、このままじゃ溺れる・・・)


痛くはないが左手をあげる





・・・





案の定気付かない歯科医

となりに立っている助手も、まるでそれを伝えたら罰を与えられるかのように見て向ぬフリ


(も、もうダメだ・・・)


と、次の瞬間!!










『ゴバァ!!』









まさかの逆噴射!!

歯科医の顔面にかかる!!







歯科医「ぬぺっ!!」







変な叫び声をあげ飛び退く歯科医

怒りの形相で僕に向き直りひとこと













「口は息から鼻しろって言っただろ!!」












どこをどうするっ!?



間違えに気付いて言い直す




「鼻から口しろって・・・」




笑いだす助手たち

つられて歯科医も・・・



とはならず、終始無言の圧力

やたらと口をゆすがされたのを覚えている


なんとかその日の作業が終了

次回の予約をして歯医者を出る

でる際に振り向くと、歯科医が笑っていた


(あぁ、終わって機嫌なおしてくれたのかな)


そんなことを思いながら会社に戻る



そして、昼食を食べている時・・・





『ガリっ!!』





今さっき詰めた薬が外れたっ!!


(えっ?30分食べちゃダメとか言ってなかったけどっ!?)


そこでふと思い出す歯科医の笑顔・・・





あ、あのやろう・・・





真相は闇の中だが、今となってはいい思い出に・・・








なるかっ!!
どーもです




中途半端な天気予報ゆえの電車通勤

埼玉、千葉、神奈川が雨予報


東京は一日曇り



(んなわきゃねーだろ、どんな雲の形してんだよっ!!)



と、チャリ通をやめる

何度も裏切られた天気予報

それでも信じて貼られたレッテル「雨男」

もはやその信頼は皆無だよ!!

お天気おねえさんが誰であっても癒されはしない

マイウェイ!!

オレは、オレだからっ!!




そして結果はご存じの通り






一日曇り・・・







はいどーも






さて、地味に通い続けてる「歯医者」

序盤で「かわいい」と言っていた助手の娘は辞め

ヤンキーあがりの雰囲気を醸し出してる危険な娘と保母さんでいう園長クラスの女性一人

そして時間にやたら厳しい歯科医の3人で切り盛りしている


通い続ける中で、実はちょいちょい事件は起きていた


少し前のゲリラ豪雨の日


普通に僕の歯を治療している最中

外から突然



『ゴーッ!!』



と激しい音


歯科医「なにこの音・・・」

ヤン助手「雨・・・ですかね・・・」


歯科医「えっ!?雨っ!?」



そう叫んだと思ったら急に走り出す歯科医



(なんだなんだっ!?)



『バタバタバタっ!!』



激しい足音

どうやら2階にあがったらしい



(治療中だけどっ!?)



僕が通っている歯医者は「自宅兼」のようで、2階は居住区になっているらしかった


僕「ど、どうしたんすか?」

助手「だいじょうぶですからねぇ」



なにがっ!?

会話になってないんですけどっ!?

「痛くないですからねぇ」と同じイントネーションで言われたところで・・・


まさに治療中だった僕の口内は血まみれ

鉄の味がする血液を飲み続けていた・・・




ゆっくり治療室に戻ってくる歯科医



歯科医「いや~びっくりしたよ実際」


かなりびしょびしょに濡れている歯科医

僕は、声をかける助手の言葉に固まった


助手「だいじょうぶでした?」











「洗濯物」











い、今なんて?

センタクモノ・・・洗濯物!?

患者<洗濯物!?



歯科医「うん、だいじょうぶだったよ、僕は濡れちゃったけどね!ハハハ(笑)」

助手「でも洗濯物は無事でよかったですね!アハハ」




患者がだいじょうぶじゃないっ!!

「だいじょうぶですっていっときましたアハハ」じゃねーぞコラっ!!

「けっこう血が出てますけど血液健康法ってことで」にはなんねーかんなっ!!



歯科医「はいごめんなさい!ちょっと待たせちゃったねぇ」


(軽いっ!!態度の軽量化がハンパないっ!!)


そして、僕の口内を見てひとこと













「あ、出てる血はね、いい血だからだいじょうぶ」











なにっ!?

「いい血」ってなんなのっ!?

「悪い血」の時あんのっ!?




僕は心のメモ帳にそっと「復讐」を書き足した・・・