こんなのがめずらしく日本上陸するみたいなのでひと足先に原語で観てみました。
「ストームブレイカーズ 妖魔大戦」(2015年 原題「万万没想到/Surprise」 監督/叫獣易小星 主演/白客、楊子姍)
95分
ストームブレイカーズ 妖魔大戦 [DVD]/アメイジングD.C.

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↑これねぇ…邦題とかこのコピーとかジャケットとか、ものっすごく誤解を招くんですが、
コメディですから!!私がこの作品にコピーつけるなら「孫悟空を超えるヒーロー誕生!?」かな…。
こちら↓が本国でのポスター。(百度百科より)

原題は直訳すると「万に一つも思いつかなかった」、つまり「まさか!!」です。
今風に訳せば「マジで!?」でいいかも。
――西方へ経を求め旅する三蔵法師一行。行く先の石牛鎮という村にはその昔石牛が巨大な邪悪を封じたという伝説があった。
その石牛鎮に暮らす妖怪の王大錘。美形で文武両道を自負しているが実際はブサイクで力も弱く根性なし、妖術といったら花を咲かせることくらいで村人にもさんざんバカにされてる下級妖怪だ。
ある日石牛鎮へ白虎頭の妖怪がやってきて、この村に眠る宝をよこせと大暴れする。そこへ颯爽と現れたのが白衣の道士、慕容公子。彼こそがこの村の邪悪を封じた血脈で代々この地を守っているのだ。慕容公子は白虎頭と戦い追い詰めるがあと一歩のところで逃げられてしまう。実は過去に妖怪との戦いで呪いを受け、その呪いが今でも彼を苦しめているのだった。
王大錘はひょんなことから村に隠された八卦陣の中に入り、封魔の瓢箪を発見する。これが白虎頭の探している村の宝だろうか。栓を開けると黒い煙が漏れ出し、瓢箪は勢いよく中空へと飛び出し、そして邪悪な黒雲が空を覆い始めた…!――
[ここからネタバレ--------
行く手に黒雲が渦巻いているのを見た孫悟空は三蔵らを守るため一人で立ち向かうが、力の源である金丹を抜き取られ敗北する。だが同時刻、慕容公子が封魔の術で邪悪を瓢箪に封じたことで危機は去った。力を失った孫悟空は人喰い妖怪に捕まり喰われそうになるところを、通りかかった王大錘の機知で助けられた。王大錘から金丹を奪って逃げたのは白虎頭だと聞かされた孫悟空は、王大錘と村の胡麻パン屋の娘・小美を連れて白虎洞を目指す。白虎頭と対決し奇策で打ち勝つが、白虎頭は金丹を持っていない。王大錘に騙されたと知った孫悟空は怒って去って行った。王大錘は捕えた白虎頭を引いて村へ凱旋し英雄気取り。だが白虎頭が目を覚まし暴れ出した!慕容公子が駆け付け戦うが簡単に追い詰められてしまう。慕容公子はついに禁断の術を使い妖怪の力を得て白虎頭を仕留めた。慕容公子の様子がおかしいことに気付いた小美は彼の後をつける。すると慕容公子は悪の気に心を侵され別人のようになってしまった。慕容公子は不老不死の力を得るために封魔の瓢箪に封じられた邪悪の力を呼び起こす儀式を始める。その頃、王大錘は再び村の八卦陣の中にいた。今度は白髭の老人の姿をした幽霊がいて、代々この地を守ってきた慕容一族の祖先だと言う。今慕容公子は悪に心を乗っ取られ世界が危機に瀕している、彼を止めて世界を救えるのはお前だけだと言われた。慕容公子の儀式に単身乗り込んだ王大錘はあっさり捕えられる。そこへあの孫悟空がかけつける。が、彼もすぐに捕えられてしまう。そして儀式が続けられた。そこへ白馬がやってくる。三蔵法師一行の龍馬だ。龍馬は孫悟空の金丹を探して持ってきてくれたのだ。力を取り戻した孫悟空は慕容公子と戦い慕容公子の中に入り込んだ悪の気を叩き出す。だがその気が今度は小美に入り込んだ。妖魔と化した彼女は王大錘を襲う。だが王大錘の必死の術で彼女は自己を取り戻し悪の気を払った。だが再び悪の気が襲い掛かる…身を挺して阻止したのは慕容公子だった。慕容公子は悪の気を道連れにして消滅した。孫悟空は儀式を止めるため封魔の瓢箪に手を伸ばすが、それを先に奪い取り一息に飲み込んだ者が。土地神を名乗っていた爺さんだ。爺さんの正体は黒炎魔王。瓢箪に封じられていた邪悪な力の正体だった。王大錘が最初に瓢箪の栓を抜いた時に復活し、残りの力を取り戻すため虎視眈々と機会を狙っていたのだ!黒炎魔王は巨大な黒龍へと姿を変えた。そして次々と人の精気を奪っていく。力が抜けて倒れて行く者の中、王大錘だけは平気だった。慕容老人の言葉が蘇る…世界を救えるのは自分だけだ!王大錘は八卦陣を稼働させて石牛へと姿を変える。そして黒龍に真正面から突撃した…。平和が戻った石牛鎮で三蔵法師一行は昼食を摂り、そして再び西を目指して歩き出す。孫悟空は三蔵に、王大錘も自分と同じような仏が遣わした妖怪だったのだろうかと尋ねる。三蔵は、彼は人々の思いやりの心が生み出した存在だろうと答えるのだった。(終)-------ここまで]
2013年頃の大人気インターネット番組、ヘタレの青年・王大錘が繰り広げるドタバタコメディ「王大錘伝奇・万万没想到」(伝奇=物語)が原案で、これはその映画版。
最初の15分くらいはTVショウ的な軽さや安さに若干引いたりもしてしまったけど、だんだんとこのシュールギャグの世界になじんでくるとそのテンポの良さもあいまって大いに笑い楽しめる作品になってました。
孫悟空一行が最初に出て来るので彼らが主人公かと思いきや全く違って、西遊記はキャラのみ借用しててとことんギャグ。ボケとツッコミが全般的に今風、若者風で、シュール。香港B級コメディとはまたちょっと味が違ってて新鮮!どっちかいうと日本のコメディの方に近いかも。
そしてアクションにもすごくお金をかけていて、CGもそうだけど体を張ったワイヤーアクションやセットのぶっ壊しなど、思いっきりギャグコメディなのにすごく贅沢に、そこは大真面目に制作されてて映画に対する本気度が感じられます。
キャストも元の番組でおなじみのメンバーが出ている模様。監督の叫獣易小星(妙な名ですがネット上で名乗り始めたいわゆるハンドルネームだそうです)も沙悟浄として出演。ヒロイン小美と美青年道士・慕容公子はゲスト出演かな?
主人公の王大錘を演じる白客はこれはもう慣れたキャラなんだろうな、どこか憎たらしいようなでも憎めないような、パッと人を引き付ける安定のコメディアンな芝居がとても好印象。そして最初はその意外な風貌(金髪巻き毛)にハテナが飛び交った孫悟空を演じる劉循子墨が、めっちゃ
大泉洋に見えて仕方ない!!(^▽^;) いやーこのキャラも大泉洋に演ってほしいw この二人のWボケが物語を強引に強引に引っ張ってって、こういうシュールノリが好きな人はハマるはず!逆にダメな人には全く受け入れられないと思われます…。
とりあえず注意してほしいのは、アクション映画ではないって点です。アクションも意外と良いんだけど、アクション映画として構えて見るとあまりにもふざけててなんじゃこりゃー!ってなるので…。(´Д`;)
TSUTAYA DISCAS3月頭レンタル開始。
内容紹介に「チェン・ボーリン主演」て書いてるけど大ウソ!主役は白客、ヒロインが楊子姍、慕容公子が馬天宇、孫悟空は劉循子墨です。陳柏霖はちょこちょこっと出て来る三蔵法師役。