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「歓楽無双-恋する事件帖」(2015年 監督/鐘澍佳  主演/江鎧同、熊乃瑾)
全36話


歓楽は嬉しい楽しい気持ちで、無双は並ぶものがないほど優れた、突出したという意味で、直訳は「最高の楽しさ」だけど、主人公二人の名前「陸小歓」「東方楽」の名前をとって「最高の小歓&楽」、転じて「ベストコンビ」の意味合い。

――明代。義賊の頭領を気取る勝気な娘・陸小歓は国一番の名捜査官になることが夢で、皇宮に忍び込んで捜査の真似事をして衛兵に追いかけられる。父を冤罪で殺されその命を下した皇帝を恨むお嬢様・東方楽は皇宮に忍び込んだところを陸小歓と共に追われる羽目に。宮中で偶然会った李江湖という下男が抜け道を教えてくれて無事脱出した。だがその後衛兵に見つかり逃げ込んだのは公室御用達の民間捜査機関「快刀門」。人員不足に悩んでいた門主は二人が快刀門の捜査官だと説明して衛兵らを帰らせてくれた。
名高い快刀門の捜査官になれた陸小歓は大喜び、東方楽には捜査官として宮中にも出入りできるから皇帝に会うチャンスもあると説得し、コンビを組んで事件の捜査に乗り出す!――

男勝りだけど心優しい陸小歓、お嬢様でオシャレ大好きな東方楽の凸凹新米刑事コンビが、都で次々と起こる怪事件を乙女の友情&ラブパワーで解決よ☆-( ^-゚)vって、なんかもう「りぼん」とか「なかよし」に載ってそうな定番の少女漫画な物語でまともにとらえると対象年齢はかなり低い…小学生、がんばって中学生だけど、昭和な雰囲気ただようこの懐かしさが妙にクセになる。初対面の男とぶつかりざまにチューしちゃうとか、高い所から落っこちてピンチ!にイケメンが颯爽と駆けつけお姫様抱っこで救われる(そしてその男は王子様)みたいな。昭和世代の乙女のドリームという名の妄想がふんだんにちりばめられてて懐かしすぎる!!(今の若い子にこういうのって通用するんだろうか?)

東方楽の生き別れの婚約者が再会した時にはなぜか敵になってて…新赴任の御史は陸小歓にひと目惚れ…さらには皇帝が東方楽にひと目惚れして一般人に変装して快刀門に転がり込むわ、皇帝の妹は御史に恋して追いかけ回し陸小歓をライバル視し…とまぁコッテコテのドタバタラブコメ、でも恋よりも親友が大切なの☆みたいな。すごく健全で平和でキャピキャピな争いでおばちゃん和む~。
小歓と楽が「ふたりはプリキュア」みたいなスペシャルパワーを持ってるのかというと、そういうわけでもなくただの女の子ってのがミソ。小歓は一見武術でもできそうなのかと思うけど口だけで大した技能はないし、楽は元貴族なので世情や物品に詳しいというくらい。主人公はスペシャルじゃない方が共感を得やすいってわけね。

ま、とりあえずこの皇帝廃位しろと言いたい(´Д`;)
一途でステキとか思わせようとしてるけど、こんな女追いかけまわして政治ほっぽり出す王様はイヤだ!仕事しろ仕事!


クランクイン!ビデオ
第一話無料。



長いものに巻かれろ
「カンフー少女」(2006年 原題「野蛮秘笈/Kung Fu Sweetheart」 監督/バリー・ウォン  主演/セシリア・チャン)
90分
カンフー少女 [DVD]/ユン・チウ

Amazon.co.jp

原題は野蛮は「ワイルド」、秘笈は「秘伝の書」。映画の内容から察するに「超☆必殺技」というニュアンスではないだろうか。

――香港に暮らす少女リンホーは、両親が実はカンフーの達人だと知り、夏休みを利用して華山へ修業へ行きカンフーを身に着けた。
そして大人になったリンホーは親の教えでカンフーの事は口外せず、普通のOLとして働いていた。ある日会社に新たにCEOとして赴任してきたクールンに一目惚れしたリンホー。だがクールンはリンホーがカンフーの術で窓を這い上っていた現場を見てしまい恐れおののく。そのクールンが出席していた役員の食事会が黒装束の二人組に襲われた。あくどい投資家バクが彼の会社の資産を狙っているのだ。リンホーはクールンを守るため彼が入院している病院へと急ぐ――

[ここからネタバレ--------
黒装束の二人組は病院へ現れクールンにとどめを刺そうと襲い掛かるが、リンホーが駆けつけ救い出し自宅で介抱する。リンホーはバクの勢力と対抗する方法を考えるため、今は母と離婚して動物園で働いている父の元を訪れる。
その間に意識を取り戻したクールンは何が起こったかわからないまま出社。会社にはアメリカ帰りの社長夫人とその娘が来ていた。実は社長夫人はバクの元妻で、バクからクールンを暗殺するよう命じられていた。だが夫人の娘ホンハがクーロンに一目惚れし母の暗殺を妨害する。ホンハは実は幼い頃華山でリンホーと武術を競ったライバルだった。社内でホンハと再会したリンホーは恋敵として再度対立することに。

娘の想い人を守るためリンホーの父は勝手にクールンの用心棒を始めるが、パーティに現れたバクがその昔悪行から武林(武術界)を追放されたバクメイであると見抜く。
バクのアジトへ乗り込んだリンホーらはしかし返り討ちにあい命からがら脱出。しかし傷を負ったクールンが意識を取り戻さない。華山の老師に相談し秘薬を授けられたが、飲むと記憶の一部を失う副作用がある。薬でクールンは意識を取り戻しさらに武術も身に着けたが、リンホーの事はすっかり忘れてしまった。
華山の老師からバクを倒すための秘術を伝授されたリンホーとクールン、それにリンホーの両親はバクの元へ。秘術を繰り出そうとするがクールンと息が合わない。諦めかけたその時、奇跡的にクールンがリンホーの事を思い出し、愛の力でバクの術を破り勝利した。

その後リンホーはクールンと結婚し娘が生まれたが、二人がカンフーの達人であることは娘には内緒なのだった。(終)
-------ここまで]

くっだらなくて、うん、おもしろかった。
時々間延びするようなテンポの悪さが気にもなったけど、まぁ笑えたので良し。

邦題から主人公の少女がカンフーを身に着けて強くなっていく過程を描く、もしくはその少女がスーパーヒロインとして悪を叩きのめすような話になるのかと思ったら意外にも…。正直他にタイトルつけようがなかったのかなと思う物語。コメディなんだし「恋するカンフー」とかで良かったんじゃ?
これもし漫画だったら思いっきりシリアスで熱血なストーリー漫画になるんだけど、実写にするとどんなシリアスなシーンも笑いにしかならないという香港B級コメディならではのコテコテさが、好きな人はハマるはず。B級というかC級D級な安い軽いコメディだけど、アクションが結構ね、爽快。ワイヤー使いまくってやりすぎ&ありえへん路線だけど演じてる俳優さんの殆どが武術自前で動きがやっぱりサマになってて格好良いのよね。
キャストもヒロインを演じるセシリア・チャン(張柏芝)は超級美女だし相手役のレオ・クー(古巨基)は細マッチョのイケメンだしユン・ワー(元華)&ユン・チウ(元秋)コンビの息の合いはやっぱ楽しいし。
そしてギャグが若干下品なところも香港コメディの愛すべき点w

クールンの親友ガムヨン(金擁)に、リンホーが「小説家みたいな名前ですね。」と言ってるのは、中国の超有名作家・金庸と同姓同音名だからのようだ。金庸は武侠小説(中国のヒロイックファンタジー)の大人気作家。主人公らの名がリンホー(霊風=神の鳥)、クールン(古龍=ドラゴン)などとやたらファンタジーなのも武侠小説を意識(パロディとして)してるからみたい。


TSUTAYA DISCAS
31勝26敗4引分け。



長いものに巻かれろ
京都大学総合博物館の「標本からみる京都大学動物学のはじまり」展へ行ってきました。
京大付属の博物館らしいですが、見た目は普通の公的博物館で入場有料。大学の構内にあるようですが入口も普通にバス通り沿いに。(つかどこからどこまで学校なのかよくわからない…総合大学って広すぎ!(´□`。))

この企画展は大学が研究のため収集してきた動物の骨格標本や剥製の展示です。といってもめずらしい標本というわけではなく、標本収集の歴史を紹介するようなもの。
それでもたったワンルームなのに数多くの組み上がったホネの実物がずらりと並べられてて、なかなかに興奮ものです。見るからに古いものが多くラベルに時代を感じたり、剥製自体が一部風化して壊れてしまってるものもありますが、その時の流れを示すためにもそのまま展示されてます。


標本は獣から鳥や魚介類まで幅広く、日本の生き物だけでなく海外のものも多く。


ニホンイタチはやっぱりイタチだなぁ、顔つきもオコジョの方に似ててフェレットにはあんまり似てない。(^▽^;)


ダチョウの本物の骨格標本。大きく逞しい脚に対して手がちっちゃいのが面白かったのですが、写真はフラッシュ焚けないのでちょっと見難いかな…。
同じく飛べない鳥のキーウィの標本もありましたが、キーウィもそうかちゃんと手羽あるんだあれでも。


鹿の角は生え変わるので角の部分は骨ないと思ってたんですが、角が根元の骨にかぶさってるような形なんですね。


ついでに常設展も見ましたが、これがまた面白い。
京大での研究を紹介する展示なわけですが、普通の博物館だとどうしてもその土地のもの、歴史を追う展示になるところが、ここは研究内容の展示なので動植物についても京都や日本のものだけでなく世界のものが比較展示されてて、まるで教科書の図説のよう。
地学、生物、物理、歴史文学とジャンル別にまとめられてますが、特に面白かったのはやはり生物学コーナー。植物が花粉や種子をばらまく仕組みや蟻が他の動植物と共生するシステムの紹介など、きちんと一般人にもわかりやすい丁寧な解説がついてて子供たちの学習にもおすすめ。実際学生服姿の中学生か高校生の子たちが多く見に来てました。


ここにも剥製と骨格標本が。ニホンカモシカ。


羽根つきの羽根ではなく、すべて熱帯地方の樹木の種子。より多くより遠くへ種を飛ばすために様々な形へと進化してきました。


そして個人的にヒットしたのが、物理学の模型。
ハンドルを回すとカムなどの機構の仕組みが目で見てわかるようになってます。回しまくりました!すごいな、人間の知恵!ヽ(゚◇゚ )ノ


標本からみる京都大学動物学のはじまり
6/21(水)-10/8(日) 京都大学総合博物館

京都大学総合博物館
駅からは遠いので市バスでどうぞ。各主要駅から市バスで「百万遍」下車すぐ。



長いものに巻かれろ

「カンフー麻雀」(2005年 原題「雀聖/Kung Fu Mahjong」 監督/バリー・ウォン  主演/ユン・ワー、ユン・チウ、ロジャー・クォック)
98分
カンフー麻雀 LBX-225 [DVD]/ARC

Amazon.co.jp

――ギャンブラーのツモサイは大勝負が大好きでまた大金をすって借金取りに追われる身。偶然入ったレストランで驚異の記憶力をもつ青年ウォンに目をつけ、その記憶力を生かして麻雀で大儲けしようと企む。さっそくウォンに麻雀を教えようとするがウォンの雇い主であるレストランの女主人フェイが、好青年に道を外させるんじゃないとツモサイを叩き出した――(以下略)

つまんねー。(´д`lll)
その世界を引退した元プロが才能ある若手に目をつけて育てあげ大会で優勝させる…って、あからさま二番煎じ・・・いやパロディなんだけど、コメディなのにギャグのセンスというかキレが悪くて全然面白くない。
元プロが伝授する奥義も、ごくフツーの麻雀のテクニックじゃん!そこはもっと、まさかと思うような意外な内容にしてそれを実戦したらホントに勝てちゃった、みたいにしないと笑えない。
いろんなものの寄せ集めパロディ作品。予算も安そうだしあからさまな二匹目のドジョウ狙い…。

唯一おもしろいと思ったのはユン・チウ(元秋)さん演じるフェイがカンフーでばしばし敵をやっつける所。スタントマンなしの本人の武術なのね。明らか中年体型のおばちゃんがぴっちりした「キル・ビル」の黄色の衣装でヌンチャク振り回す姿に笑いと喝采。これって結局「カンフー・ハッスル」と同じキャラで。でも好き。

香港映画ってカンフーとノワール以外のネタないんかしら…。


TSUTAYA DISCAS
30勝26敗4引分け。



長いものに巻かれろ

「決戦食神」(2017年 監督/叶偉民 主演/謝霆鋒、鄭容和)
97分

※日本語版ありません。

かつて一世を風靡したTV番組「料理の鉄人」、その中国版と思えばよろしい。
鉄人に挑む二人の若者の物語。

――下町で皆に愛されるレストラン「七記」は"味王"の異名を持つ料理人・洪七の店で、今は一番弟子の高天賜がその厨房を預かっていた。天賜の父も料理人で、今や大人気の料理対決ショーで不動のチャンピオンの座につき"食神"と呼ばれる有名人であった。だが天賜が幼い頃父は自分の息子に料理のセンスがないと言い、友人の洪七に天賜を預けて去ってしまったのだ。その事がトラウマとなり天賜は父を憎みいつか父に勝る料理を作って見返してやるという気持ちがどこかにあるのだった。
ある日「七記」のすぐ近くに新しいフレンチのお店がオープンする。欧州三ツ星レストランの総料理長の座を蹴ってやってきた韓国系中国人ポールの店だ。お客がとられると危惧した「七記」の従業員らが騒いだために、どちらの店がこの街のレストランに相応しいか、天賜とポールが料理対決することになった――

[ここからネタバレ--------
料理対決番組「大厨有請(「オーダーお願いします」の意)」に参加し予選を勝ち抜いた天賜とポールは決勝で対決する。ここで勝てばマカオで行われる世界大会に出場でき、さらに勝ち抜けば"食神"と勝負することになるのだ。
天賜は伝統的な鳥の蒸し物を豪快な手法で。ポールは見た目にも美しいフォアグラのテリーヌを作り上げる。審査員の合計点数はものの見事に同点となった。そこで規定により審査委員長が判定する。審査委員長が選んだのは、ポールのフォアグラだった。

100%自信のある料理で敗北した天賜はこれでは"食神"である父にも届かないと落胆する。
一方ポールはマネジャーから世界大会には助手の美優を出場させると突きつけられた。美女料理人の方が視聴率も稼げるからだ。そんな理由は納得できないと抗うが、実はポールは軽い味覚障害に陥っており、美優の手助けなしには調理できなくなっていたのだ。美優もまた"食神"に挑戦することが昔からの夢でありこの機会を逃すつもりはないと言う。ポールは引き下がるしかなかった。街で飲んだくれているところ天賜に会い、彼の実の父親が"食神"であることを知る…。

ポールの店のマネジャーが「七記」に押しかけ、勝負に負けたのだから立ち退けと言ってくる。そこへ天賜がポールを連れて戻ってきた。ポールはマネジャーや皆の前で、世界大会へは自分と天賜が組んで出場すると宣言した。
マカオで開催された世界大会。今や敵となった美優や世界の名料理人らと戦う。そして天賜&ポールは見事優勝し、"食神"との対決権を手にした。

"食神"と対決できるのは助手なしの一人きり。ポールは天賜に頑張ってこいと背中を押す。
いよいよ父との対決。世間には親子だということは隠している、今はただの料理人同士だ。開始の合図で食神は手早く調理を始めるが天賜は動かない。過去の様々な思い出が頭を巡っていた。しびれをきらした食神は天賜に水をぶっかける。現実に引き戻された天賜はおもむろに粉を練り始めた。

時間が終了し食神の作った見事な料理が審査員の机に回る。そして天賜が作ったのは、一杯のかけそばだ。それを食神の目の前に差し出した。そのかけそばは、幼い頃父がよく作ってくれたそのものだった。そして天賜はスタジオを去ろうとする。かけそばを食べた食神は一言、「うまい」と言った。天賜は師匠の洪七の言葉を思い出していた、「料理は舌だけで味わうのではない、目で、鼻で、心で味わうのだ」と。

そうして迎えた新年、「七記」には街の皆が集い料理を取り囲み、新年酉年(鶏ji)と店(七記qiji)の30周年を祝う爆竹が派手に鳴らされた。(終)
-------ここまで]

ビバ☆イケメン!о(ж>▽<)y ☆
ほら美女が手料理作ってくれると男性諸君がメロメロになるように、これは美男子が超ウマそうな料理をサクサクッと作っていくという女子殺しな作品。「Moco'sキッチン」好きは確実にハマる!!!!

イケメンその1・ワイルド系美男子ニコラス・ツェー(謝霆鋒)が昔から慣れ親しんだ中華の味を鮮やかに清潔感をもって仕上げ、イケメンその2・韓流系優男ジョン・ヨンファ(鄭容和)が職人技をもって見た目にもオシャレすぎるフレンチを仕上げる。互いにライバル視するがやがて協力してなんとかかんとか…という筋はお約束だとして、まーー目においしいことおいしいこと。いやイケメンだけでなく、この映画はお料理の撮り方も本っ当おいしそうなの!あふれる肉汁、香ばしさ漂ってきそうな焦げ目、つやつやのお刺身、とろーり形を変えるカラメルソース…空腹時に見たらエライことになること請け合い。
ストーリーもお約束を踏襲しつつ現代に即したカジュアルな話作りになってて、しかもちゃんとしたテーマもある。下町が舞台になってる割には何もかもがスッキリしててきれいで、ドロドロした人間関係もなく後味が良い、素晴らしいエンターテイメント作品。ただのアイドル映画とあなどることなかれ。観たら何か美味しいものが食べたくなって外食コース必至です!(°∀°)b

食神を演じるアンソニー・ウォン(黄秋生)は何度も藤岡弘に空目してしまうし、ロマンスグレーなかts…ウィッグ着用のグォ・ヨウ(葛優)も個人的に推しw


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長いものに巻かれろ