「龍族的后裔」(全30話)のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第十九集、第二十集:石姓 大義滅親]
衛国公子・州吁は謀反を図ったとして実兄である衛桓公に追放された。16年後、州吁は恨みを晴らすため密かに帰国。かつての部下である禁軍長の姫厚と共謀し桓公の誕生日に暗殺計画を立てる。その話を偶然聞いてしまった姫厚の妻・端氏は夫がクーデターを企てていると知り青ざめる。
州吁は大夫の宋存仁を脅迫して自身の帰国を勧めさせた。桓公は宋存仁の説得もあり、また実の弟を追い出したの負い目に感じていたため帰国を認めた。
次に州吁は宮正(宦官の侍従長)に近づき、誕生会で剣舞を披露できるよう計らえと逼る。着々と暗殺の準備は進められていった。
端氏は悶々としながら日々を送っていたがいよいよ桓公の誕生日の前夜となり、やはり夫を止めなければと義父である国相・公孫碏に真実を伝えた。公孫碏は逆上しすぐに宮殿へと向かう。
宮殿では誕生会が始まっていた。演目は進み、そして木剣を持った美女たちが出て来た。華麗な舞が始まったが美女はその木剣に見せかけた鋭利な真剣を突然投げつけた。剣はまっすぐ桓公の胸に突き刺さり桓公は声を挙げる間もなく息絶えた。公孫碏が駆け付けた時には場は騒然となっていた。暗殺者の美女らは殺され、息子の姫厚が宋存仁を口封じのために殺している所だった。
かくしてクーデターは成功し州吁は衛国公の地位を簒奪した。
州吁は君主となっても朝臣らが素直に従わない事にいら立ちを隠せない。姫厚は周天子に面会すれば周天子が姫厚を衛公として認めることになり、そうすれば朝臣らも従わざるを得ないだろうと提案する。周天子と面会するためにはまず周王家と親しい陳国の助力を借りよう。州吁はその案に納得するも、実は公孫碏の陰謀ではないかと疑り、姫厚に幼い息子の駘仲を陳国へ同行するよう命じた。公孫碏は孫を大層可愛がっているというからこれは人質だ。
陳侯と面会した州吁だが突然兵士らに取り囲まれた。実は公孫碏が既に陳侯に手紙を出し州吁と姫厚が桓公を殺した反逆者だと伝えていたのだ。州吁はその場で殺され姫厚は捕らえられ駘仲は無事保護された。
陳国は姫厚の処遇を公孫碏に問うてきた。君主謀殺はどう考えても死を免れない大罪だ。駘仲は祖父にどうか父を助けてほしいと泣いて頼む、公孫碏も理屈では分かっていても我が子を己の手で殺すのは耐えられなかった。だが苦渋の決断で姫厚を処刑するよう陳国へ手紙を出した。
公孫碏ら朝臣らは桓公の弟・晋を新君主に迎えた。世に言う衛宣公である。
幾年かが経ち、駘仲も立派に成人した。だが公孫碏は未だに実の子を殺した罪悪感に苛まれ姫厚が助けてくれと手を伸ばす夢ばかり見た。ため息をつくその様子を見た駘仲は姓を公孫碏の字である石に変えたいと言う。姓を変えることで思い出したくない過去と決別しようという意味だ。公孫碏は孫の気遣いに感謝し以後石姓を名乗らせた。
[第二十一集、第二十二集:王姓 賢徳太子]
周王・姫泄心(霊王)は諸国が結託して謀反を起こそうとしているとしてその中心となっている晋・楚を討とうと兵を挙げることに。太子・姫晋は戦は民を疲弊させ国庫を圧迫するだけで益がないと反対するが却って父王を怒らせてしまった。だが王自らが出陣すればその隙に王都を狙われる恐れもあると朝臣も訴えたため今回の出陣は見送りとなった。
戦を勧めているのは王の寵妃の兄である玉大夫。彼は妹の子である五公子・姫貴を太子にするために太子を陥れようと画策しているのであった。
姫晋は諸国が優越を争っている間に周はしっかり富国強兵を行いいざという時に備えるべきだと説き、自らも守り役の柏良の故郷へ出向いて領民らと共に田畑を耕した。
朝臣らは太子を今から朝政に参加させるべきだと王に進言する。玉大夫は慌ててまだ時期尚早だと反対するが、霊王は皆の意見ももっともだとして太子を朝議に参加させることを承認した。
玉大夫はもはや事を起こすしかないと太子の暗殺を図る。もうすぐ王は視察のため都を離れる。その隙に太子を殺すのだ!玉大夫と玉妃がそう話しているのを聞いてしまった姫貴は真っ青になる。
翌朝姫貴は先回りして兄が都に戻って来るのを出迎え、母と伯父の陰謀を伝えた。柏良は憤るが、姫晋はそれを制止しあることを指示する…。
朝議で玉大夫は一転して姫貴を監国の位に就け王の補佐をさせることを進言した。
霊王は都の留守を姫貴に預け視察に出かけた。
その夜黒装束の男らが太子府に侵入するが、張っていた柏良によって一網打尽にされた。
王に同行した玉大夫はしかし不安で翌朝一人戻って来て妹に首尾を問うが、暗殺者は一人も戻ってきていないと聞き失敗したと知る。そこへ太子がやってきたとの報せ。玉大夫は隣の部屋に隠れる。姫晋は昨夜の騒動のことは一切触れずただ弟に読み書きを教えに来たというのだった。
斉国から祭事に天子(周王)をお招きしたいとの手紙が届く。霊王は後学のためにも姫晋に名代として行くよう命じた。今度こそ太子抹殺の好機が訪れたと玉大夫はほくそ笑む。
姫晋は斉国へ向けて出発するが、国境へ差し掛かった時、黒装束の男らが現れ行列を襲った。
斉国の銀姜公主は山へ狩りにやって来ていたが、行く先で賊に襲われている行列を発見し加勢に入る。公主の放った矢が次々と賊を射抜き追いやった。
斉国の祭事は無事終わり姫晋は慇懃にもてなされた。だが長居はできないと翌日には帰路に就くと申し出る。斉候は妹公主の銀姜公主を妃に勧めたいと申し出て来た。姫晋は実は来る道中に彼女に助けられたことを明かす。なおさら縁があると斉候は喜ぶが、しかし姫晋は今彼女を娶れば彼女の命をも危険に晒すことになると思い、今はその時ではないと丁重に断った。
帰路につく姫晋を銀姜公主は追いかける。そしてなぜ婚姻話を断ったのか、実際の所自分のことが好きなのかと問い詰めた。姫晋には公主のその実直な性質が好ましく、確かに好きだと答えた。すると公主は満足して帰っていった。
姫晋は帰国後も民衆に混じって田畑を耕し富国強兵に努めた。
数か月後銀姜公主からラブレターが届くが、姫晋はこの仕事をやり遂げるのにあと三年はかかりそうだが必ず迎えに行くと返事を出す。
晋国が楚国との同盟を破棄し、奪った土地を周に返還してきた。国力をつけて来ている周国とは仲良くした方が得策だと考えたのだ。
大雨が降り近くの河が氾濫の危機に。霊王は王宮を守るために門前に堤防を築かせた。だが玉大夫がこのままではあふれた水は下流の田畑を流してしまうと言い、姫晋に堤防を決壊させる命を出すよう逼った。姫晋は国民を守るためにも父の命令に逆らい堤防を決壊させ水を王宮に引き入れた。
霊王は命令に逆らった事に怒り、さらに玉大夫は姫晋が王宮を水没させ王を殺そうとしたのだと弾劾した。現場で率先して堤防を壊せと言っていた玉大夫の掌返しに皆は目を剥く。だが玉大夫は自分を信じてもらえないなら生きておれないと言い舌を噛んで息絶えた。霊王は姫晋の太子の位を剥奪し庶民へと落とした。
新しく太子に立てられたのはやはり姫貴であった。だが姫貴は兄上に会いたいと父にせがむ。霊王の使者が山で庶民として暮らす姫晋の元を訪れるが、姫晋はすでに新しい太子がいるのだから自分は用無しだといって追い返した。
もはや権力争いや国の心配をすることのないこの暮らしも悪くはない。浮丘公という白髪の老人が彼の前に現れ、山での暮らしをいろいろ教えてくれた。
姫晋が追放されたと知った銀姜公主は出奔し姫晋の住まいを訪れた。彼女にとっては彼が太子でなくても、財がなくても、ただ姫晋という一人の人間であってくれれば何も言う事はなかったのだ。
姫晋は早くに亡くなったとも、山へ登って仙人になったとも言われる。廃太子された姫晋は太子と呼ばれることを嫌ったため皆王子と呼んだ。それが王姓の起源である。
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