「龍族的后裔」(全30話)のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第二十三集、第二十四集:高姓 定国安邦]
斉襄公は四公子の彭生に魯の桓公を殺害させた後口封じに殺した。国内は不安定になり監国・呂傒は二公子・糾と三公子・小白を守るためすぐに他国へ避難するよう指示する。公子糾とその補佐役の管仲は糾の母の故郷である魯国へ、公子小白と補佐役の鮑叔牙は小白の母の故郷である莒国へと向かった。
公子らが逃げたと知った襄公の従弟の公孫無知は彼らが他国の兵を借りてクーデターを起こすつもりだと訴えるが、呂傒は放っておいて害はないと白を切る。
実は公孫無知は君主の座を狙っていた。公子らがいなくなったのはある意味好都合…。公孫無知は大将軍の連称を既に味方に引き入れ、宦官を買収して襄公の食事に遅効性の毒を盛っていた。襄公は徐々に弱って行った。
国庫が逼迫しており戦で死んだ兵士の家族への慰謝料がろくに支払えていないことを重視した呂傒は民に呼びかけて食糧の寄付を募った。善良な国民らのおかげで沢山の寄付が集まったが、その夜何者かが火を点け燃やしてしまい食糧は台無しになってしまった。公孫無知は呂傒が君主の名を借りて寄付を募りそれを管理不行き届きで失ったことは国民を大いに失望させ許しがたいと弾劾する。実は火を点けたのは公孫無知のスパイなのであった。呂傒は申し開きできず、自らの財産で弁償することになった。
公孫無知と連称は病をおして狩りに出かけた襄公を暗殺し、公孫無知が君主の座に就いた。
呂傒ら老臣は簒奪者・公孫無知と戦うには何がなくとも兵力を抑えねばならないと副将軍の雍廩に兵権を集約する術を模索する。
雍廩は連称に、公孫無知が君主の座に就くために多大な貢献をしたのだから元帥の位をもらってもいいのではないかと彼をけしかけた。また連称を介して公孫無知に高価な玉を献上し従順を示して見せた。連称は雍廩からの提案をそのまま公孫無知に伝えた。公孫無知はそれは雍廩が大将軍の地位を狙っているのではないかと指摘する。まさか彼にそんな野心があるだろうか?驚く連称に、公孫無知は裏で操る人物がいるのかもしれないと言う。
呂傒の元に管仲からの密書が届く。魯国に兵を出してもらう算段がついたと言うのだ。しかし呂傒は、気概があるが若干単純な公子糾に不安を感じており、たとえ公孫無知を倒したとて魯国の傀儡になってしまうのではと危惧していた。
後日、公孫無知は連称を元帥に、雍廩を大将軍に昇進させた。だが兵権を動かす兵符は公孫無知が預かり、兵が必要な時は三人で相談してからだと言う。
公孫無知は民に重税を課し、耐えられず多くの民が家を捨てて逃げ出した。呂傒は難民のために炊き出しを行う。公孫無知は呂傒が人を集めクーデターを図ろうとしているとして捕らえ投獄した。もう我慢ならないと雍廩は立ち上がる。兵符はなくても自分に従う部下が大勢いる。雍廩はすぐに公子小白の元へ使いを出し、自らは牢へ向かった。だが牢では公孫無知が待ち構えており大勢の兵に取り囲まれ捕らえられた。
呂傒が投獄されたと知った小白と鮑叔は直ぐに斉へと出発する。
また管仲も報せを聞いて糾を連れて急ぎ帰国しようとする。だが魯兵と、魯公までも同行したため歩みが遅く、苛立った管仲は様子を見て来ると言って先に行った。すると小白と鮑叔の車が前を行くのが見えた。先に帰国した者が後継者として圧倒的優位だ…管仲は矢を射かける。矢はまっすぐ小白に刺さり車の中で倒れるのが見えた。鮑叔牙が嘆く声が聞こえる。管仲は申し訳ないと一礼してきびすを返す。
しばらく嘆いていた鮑叔だが実は小白は死んでいなかった。矢は帯に当たっただけで傷一つついていなかったのだ。鮑叔は襲って来たのが管仲だと見抜いており、彼を騙すためにわざと大声で嘆いていたのだった。
呂傒らは地下に穴を掘らせ脱獄する。だが連称の兵に取り囲まれた。公孫無知はせせら笑い皆殺しにしろと命じる。そこへ呂傒の息子が兵を連れて駆け付けた。激しい戦いの末、公孫無知、連称は殺された。
呂傒は帰国した小白を君主に推した。のちの斉桓公である。桓公の下で呂傒は軍事・農耕改革に貢献し斉国を春秋覇者と呼ばれるまでに成長させた。桓公は呂傒の高い業績を讃え高の姓を与え、彼の所有する呂の地を拡大させた。呂傒は高姓・呂姓の祖なのである。
[第二十五集、第二十六集:年姓 覇業初成]
紀元前685年、先に帰国した公子・小白は斉君主として即位する。世に言う斉桓公である。呂傒は引き続き国相(宰相の位)に、小白の補佐役の鮑叔牙は太傅となった。
遅まきながら帰国した公子・糾は弟が既に即位したと知り愕然とする。実は弟の帰国を妨害するために補佐役の管仲が道中で暗殺を図ったのだ。死んだと思っていた小白が実は生きていたのだ…。
桓公は鮑叔牙に糾と管仲をどうすべきか相談した。すると鮑叔牙は管仲が非常に優れた才能の持ち主なので襲われた恨みは一旦忘れて彼を赦し国のために働かせるのが上策だと言う。そうは言っても命を狙われたのだ、桓公は簡単に許す気にはなれなかった。
桓公は公孫無知によって陥れられた朝臣らを復帰させ、悔い改め桓公に忠誠を誓った者には戴罪立功とすると宣言する。糾と管仲をどうするのか、処刑すべきとの意見も命は助けるべきとの意見も出たが、桓公は結論を出さずに朝議を終えてしまった。
糾はまだ君主の位をあきらめてはいなかった。国相の呂傒を暗殺しようと謀る。
呂傒はようやく斉国が落ち着いたのをみて封地へ帰ることにした。城門まで見送りに来た桓公に、やはり管仲を用いるようにとアドバイスした。と、その時矢が飛んできた。甲冑を着込んだ桓公がとっさにかばったため呂傒は無傷で済んだ。賊はすぐに捕らえられ、それが糾の手の者であることが判明した。管仲が糾のために陰謀を企んでいるのではないかと桓公は疑るが、呂傒は聡明な管仲がこんな馬鹿な真似はしないし、斉国には必ず彼の才能が必要だと繰り返し説いた。
朝臣の隰朋は呂傒が狙われたと知りやはり管仲を殺すべきだと進言する。桓公は信頼する鮑叔牙に再度相談した。鮑叔牙は言う、もし斉国を並みの国家にするだけなら自分一人で充分だが、斉国を天下に号令をかける大国にさせたいなら管仲の才能は必須であると。
桓公は糾と管仲がいる魯国へ行くよう隰朋に命じる。そして自らの手で兄を殺すのは忍びないので魯国で処刑してもらい、管仲については命を狙われた恨みがあるので必ず自らの出て八つ裂きにしないと気が済まないので生かして引き渡すようにと言付けた。
魯国では施大夫が、言う通り糾を処刑するにしても管仲は引き渡さず起用すべきだと説く。しかし魯候は母の兄である糾を見捨てることはできなかった。
管仲は糾が勝手に呂傒を襲ったと知り激怒する。これでは桓公が許すわけがない。だが糾はかつて管仲が親友である鮑叔牙と「共に良き主を補佐し国を盛り上げていこう」と誓ったことを持ち出し、そもそも鮑叔牙と組んで弟を助けるために暗殺もわざと失敗したのだろうと突きつけた。糾がそんな風に考えていたとは…信頼を裏切られ管仲は愕然とする。
糾は魯国で処刑されその首が箱に入れられ隰朋に渡された。管仲は枷をかけられ押送される。と、隰朋は鮑叔牙から預かってきた黒いくさびの首飾りを手渡した。それをじっと見た管仲は空を仰ぎ大きなため息をついた。隰朋はニヤリとして車に乗るよう促す。
実は糾は殺されていなかった。身代わりが殺されその頭が箱に収められていたのだった。魯国の施大夫は周天子に助けを求めるよう糾を送り出す。
魯候が桓公の言う通り管仲を引き渡してしまったと知った施大夫は、桓公が彼を処刑すると言いながら起用するに違いないと魯候に告げる。魯候は不安になってきた。そこで施大夫は確実な方法があると耳打ちする。それは管仲を斉へ行く前に殺してしまう事だ!
魯国兵が隰朋の一行を襲う。管仲は奴らの狙いが自分であるから自分を置いてさっさと逃げろと叫ぶが、隰朋は任務を放棄することはできないと彼を守り山の中へと逃げ込む。魯兵が追ってくる。だがそこへ新たな兵の一団が現れた。その先頭に姿を現したのは鮑叔牙であった。魯兵はしぶしぶ撤退していった。
鮑叔牙は管仲に駆け寄りすぐに枷を外させた。この策は桓公と鮑叔牙が立てたもので隰朋には知らされていなかったが、隰朋も鮑叔牙からくさびの首飾りを託された時に勘付いており鮑叔牙が国境まで早く迎えに来れるよう出立する時に報せを出していたのだ。
斉国へ帰った母・文姜公主が病で寝込んでいるとの報せを受けた魯候。慌てて駆け付けるが、その彼を斉兵が取り囲む。そしてやってきたのは桓公だ。桓公は糾の首が偽物であった事実を突きつけ国境の兵を引かせるよう逼った。
弟・桓公の容赦ないやり方に文姜公主は心を痛めるが、桓公は本当の所は兄・糾を殺したいわけではなく、静かに隠遁生活をしてくれればと思っているのだった。
その糾は道中で斉国兵に見つかり捕らえられた。
管仲は助けてくれた鮑叔牙に感謝するが、しかしライバルである桓公に仕えることはできないと言う。だが鮑叔牙は誰々に仕えるということではなく斉国のために、昔のように二人また手を取り合って斉国を盛り立てて行こうと説く。あのくさびの首飾りは彼らが昔一緒に商売をしていた頃のものだったのだ。
管仲は剣を捧げ桓公の前に跪く(※大罪を犯したのでこの剣で首を斬って下さいという意味)。だが桓公はその剣を投げ捨て管仲の手をとり助け起こす。そしてその場で彼を宰相に任じた。
桓公は君主が二代続けて殺されるという悪い流れを断ち切るために姓を年に変えると宣言する。それは尊敬する叔父・夷仲年から取ったものだ。
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