中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第二十五集]
司馬懿は曹丕に焼きごてを近づけてなぜ許攸に会いに行ったのかと問う。曹丕は自分の兄が殺された宛城の変について聞きたかっただけだと答える。司馬懿はニヤリと笑い曹丕の縄を切って解放した。
劉平の元には多くの書生が集い討論を交わすように。皆審栄の身勝手なやり方に不満が蓄積しているようだ。劉平は袁紹が才能を募っておいて本人は姿も現さず、皆を故郷に対して人質に取るつもりではないかと不安を煽る。そして操りやすい者だけを召し抱えて他は抹殺する気ではないかと。書生らは震え上がる。
司馬懿は劉平を連れて許攸の屋敷を偵察に。屋敷の周りは随分と多くの兵が護衛に当たっている。この警戒ぶりはおそらく、ここに袁紹と繋がっている朝臣の名簿が保管されているのだろう。
崔府に戻って来たが、司馬懿は不意に劉平にいつまで床で寝るつもりだと訊く。劉平は伏寿は兄嫁なのだから一緒に寝るわけにはいかないと答えるが、司馬懿からずばり彼女を好きなのか嫌いなのかと問われて答えに窮する。さらに司馬懿は伏寿に対して、皇帝陛下の妃に曹節を迎えればいいと勧める。伏寿はムッとして、陛下がお望みなら曹操の娘でも司馬家の娘でも妃にすればよろしいと言い、劉平はしどろもどろしながら今はそういう事を考えてる余裕はないと答える。
伏寿が"皇后"でありながら皇帝の子を産むことも叶わず、一生涯世間と漢皇家を騙し続ける運命にあることに傷心していることに気づいた劉平は必ずいい方法を考えると彼女に告げるのだった。
司馬懿は自分の後をつけている女スパイの存在に気づく。劉平と伏寿にその事を告げるが、司馬懿の言う女スパイとは郭嘉の愛人、あの任紅昌だった。
任紅昌は郭嘉の命ではなく袁紹の夫人の誕生会で舞を披露するために来たのだと言う。そして袁紹の屋敷に入りたいなら協力してほしいと言い出した。甄宓の侍女の呂姫、彼女を無事連れ出すために。司馬懿はその言葉で任紅昌の正体に気づいた。確かにこんな絶世の美女は他にはいない、彼女は董卓から呂布を離反させた噂の美女・貂蝉だ。呂姫は呂布の一人娘、彼女を袁紹の手から救い出すのが任紅昌の目的だ。郭嘉に近づいたのも呂布を殺した曹操に復讐するためだったのだ。漢皇家を救った恩人として劉平は協力を惜しまないと答える。
[第二十六集]
袁紹夫人の誕生会で任紅昌は舞を披露する。伏寿と曹丕はそのお付きの楽師に扮する。
袁熙が踊り手は凄い美女だとウキウキしてるのを見て甄宓は嫉妬し誕生会を欠席するつもりだったが、やはり気になり侍女の呂姫を連れて会場へ。呂姫は踊っているのが貂蝉であることを知り目を見開く。甄宓は任紅昌が難癖付けがたい美女で腹を立てるが、そのお付きに魏文(曹丕)がいることに気付くと、この人に踊りを教えてもらいたいと義母に頼む。
甄宓は任紅昌らを中庭へ連れていく。と、自分の琴を持ってくるから手伝ってほしいと魏文だけを連れて行った。残された呂氏はやっと貂蝉が助けに来てくれたと知り、二人は抱き合う。
甄宓は魏文に何が目的でやって来たのかと問うが、魏文(曹丕)はあの時ひと目見て忘れられなかったと甘い言葉を囁き、駆け落ちしようとそそのかす。だが甄宓は笑い、呂姫を助けに来たことはわかっていると突きつける。
甄宓が中庭へ一人で戻ってきた。そして魏文から陰謀は全て聞きだしたと突きつけ彼女らを皆逮捕させた。牢に入れられた任紅昌と伏寿はうまくいったと笑う。その様子を見て目を白黒させる呂姫。全ては司馬懿の策なのだった。あとは曹丕と劉平がうまくやってくれれば…。
甄宓から袁紹の証印を手に入れた曹丕は変装して許攸に面会する。人払いの後、自分は綉衣使者で聖旨を持ってきたと告げるが許攸は平伏するどころか笑う。曹操の昔馴染みである彼はひと目で曹操の息子と見抜いていたのだ。
[第二十七集]
曹丕が許攸に会おうとしたのは宛城の変の真相を知るためだった。張綉が曹操を裏切りその長男らを殺した事件。許攸はあの事件は張綉ではなく別の人物から依頼されたもので、実は曹操を狙ったものではなかったのだと言う。では誰が一体何の目的で…その時審栄が兵を連れて乗り込んできて曹丕は連行される。
途中で劉平に会った。審栄はお前の従者が証印を偽造したのだと勝ち誇る。劉平はその場で曹丕を何度も平手打つ。審栄が目を離しているその隙に曹丕は劉平の袂に証印を滑り込ませた。
曹丕は尋問部屋に拘束され、司馬懿は人払いする。やはりこれも彼の計画の内だったのか、安堵する曹丕に司馬懿は刃物をその喉元に突きつける。劉平は殺すなと言ったが俺にお前を殺さない理由はない…。
拘置所の前には多くの書生らが集まり不当逮捕だと声をあげている。司馬懿が出て来て、騒ぎ続けるならお前らも皆一掃してやると言い衛兵が彼らをぐるりと取り囲む。その時劉平が物陰から矢を放つ。矢は司馬懿の胸に突き刺さった。書生らは皆驚いて逃げまどう。司馬懿は衛兵に抱えられ拘置所の中へ。そこで司馬懿は衛兵らをなぎ倒す。矢が刺さった胸の下には令牌が仕込んであり無傷なのだった。脱出した唐瑛とも合流を果たす。伏寿らの牢を開け、あとは逃げて劉平と合流するだけだ。その時潘揚がやって来たという声が聞こえる。唐瑛はすぐに皆を牢に押し戻す。「あなた達を絶対に逃がしてみせる」そう言って声のする方へと向かっていった…。
拘置所から唐瑛だけが出てきた。その後を潘揚が追っていく。不審に思いながらも劉平は拘置所へ。伏寿らの牢を開ける。そして唐瑛が潘揚を引き付けるために自ら囮となって出て行ったと知る。彼女のためにもすぐに逃げようと言う司馬懿に劉平は曹丕を助けに行くと言い出す。この期に及んで曹操の息子を心配する気かと劉平の胸倉をつかむ。それでも劉平は、行動を共にし助け合って来た人間を
見放すことはできないと言うのだった。お前はいつかその仁慈の心のために奴に殺されるぞ!司馬懿は劉平を睨みつけながら鍵を手渡す。
外へと出た任紅昌と呂姫は礼を言って去って行った。劉平らは証印を見せて城門を出る。だが劉平は鄴城に軟禁状態となっている書生らを放っておけないと言い出した。司馬懿に曹丕を連れて曹操の元へ下るよう頼む。唐瑛を救うため曹操軍にも動いてもらう必要がある…。

[A] 劉平
字は義和。亡き皇帝・劉協の双子の弟。袁紹の力を借りるため身分を隠して鄴城にやって来たのだが…。
[B] 伏寿
皇后。劉平の兄嫁にあたる。劉協の身代わりである劉平をいつしか愛するように。
[C] 曹丕
曹操の次男。魏文という偽名を名乗る。宛城の変で長兄を目の前で殺されたというトラウマを持つ。
[D] 司馬懿
字は仲達。河内の名家・司馬家の次男で劉平の親友。唐瑛を救うために単身鄴城へ。
[E] 唐瑛
弘農王妃(未亡人)。実は袁紹のスパイ組織「西園衛」の一員。命令に反して漢皇家に肩入れしたとして拘束されている。
[F] 審栄
鄴城を治める審配の息子。親の威を借りて威張り散らしているボンボン。
[G] 任紅昌
郭嘉の愛人。絶世の美女。
[H] 許攸
袁紹の配下の貴族。金に汚いため袁紹に目をつけられているとの噂だが…。
[I] 甄宓
袁紹の次男・袁熙の妻。魏文(曹丕)に好意を抱く。
[J] 潘揚
袁紹のスパイ組織「西園衛」の一員。唐瑛の兄弟子。
→インデックス