中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第十六集]
郭嘉は筒から絵を取り出すが、そこには司馬懿や楊俊が描いたものとよく似た絵が多く、あとは特徴のない下手な絵ばかりだ。予想が外れて郭嘉は苦笑いする。楊平は一体どこへ消えたのだ…?
似顔絵を見たはずの郭嘉は何の反応も示さない、きっと司馬懿が絵に細工してくれたに違いないと劉平は考える。ともかく彼と連絡を取りたいが楊修は郭嘉に目をつけられている。そこで唐王妃が温県へ向かうことに。
劉平は曹丕の見舞いの帰りに曹節に呼び止められた。曹節は陛下にいいものをあげるといって手を引く。曹節は人気のない庭へ来ると隠していた箱を持ってきた。中には市場で買って来たというお菓子や人形が。曹節は度々母の目を盗んで市場へ買い物に出かけるらしい。彼女らは母から無駄遣いを禁じられ、実は普段は着る物も食べる物も粗末なものだと言う。百姓らが苦しんでいるのに自分達だけが豪勢な暮らしをしていてはいけないというのが父・曹操の持論らしい。劉平は悪評高い曹操にもこんな意外な一面があるのかと少し考えを改めるのだった。
楊彪が楊俊を連れて参内する。郭嘉の追及がさらに厳しくなると思われるため先に楊俊を故郷へ帰すことにしたのだ。故郷なら司馬家が守ってくれるだろう。楊俊は息子の無事を祈り去って行った。
[第十七集]
趙彦は温県の織物工房へやってきて工房長に楊平を知っているかと問い、その似顔絵を描かせた。その顔は陛下そのものだった!だが趙彦の不審さに工房長は彼を殴って失神させ司馬家に引き渡した。
趙彦が目を覚ますとそこは納屋で、隣には足を負傷した司馬懿がいた。司馬懿は皇帝に関するある秘密を知ってしまったために実兄である司馬朗に足を切られここに放り込まれたと言う。司馬懿は自分は逃げられないがお前は納屋を破って逃げろと言う。逃げてこの真相を都に伝えるようにと。趙彦は同じ真実を知った者といて置いていけないと司馬懿を支えて脱出する。すぐに司馬朗の追っ手が。林を逃げる途中で司馬懿は狩猟罠を踏んでしまい動けなくなった。必ず都へたどり着くようにと趙彦を急き立てる。
趙彦が去って行ったのを確認して司馬朗は追跡のふりをやめ撤収する。「助けてくれー!」弟の声が聞こえるが司馬朗は呆れてそのまま帰路に就いた。助けを求めてわめく司馬懿の前に現れたのは唐王妃だ。罠を外そうとするが司馬懿がどさくさに紛れて抱き着くので怒って突き倒す。足の怪我はもちろん嘘なのだった。
司馬懿は唐王妃に趙彦を絶対に殺させないように、無事劉平に面会できるよう守ってほしいと頼む。そして彼女に愛を告白し温県に戻ってくるのを待っていると言う。唐王妃は何も言わずに去って行った。
許都についた趙彦はすぐに満寵の兵に追われた。師匠である孔融の馬車に駆け込み、亡き董妃の位牌を抱いて弘農王の祠へ。全ての真相を知ったと言って唐王妃に陛下に会わせるよう迫る。
劉平に面会した趙彦はあなたは本物の陛下ではなく楊平だと突きつける。剣を手にしようとする唐王妃や皇后を制止し、劉平は懐から帯を取り出した。劉協の遺書である衣帯紹だ。その中身を見て趙彦は愕然とし平伏する。そして自ら舌を切り血を吹きながら出ていった。
司空府から出てきた趙彦を待ち構えていた満寵らがすぐに捕らえる。見ると舌を切っている。何も自白せぬということか…満寵は連行するよう命じる。その時孔融がかけつけ弟子のひどい有様を見て激高する。満寵は彼が出てきた時に既に舌を切っていたと告げるが、その時趙彦が懐刀を取り出し馬車の郭嘉に襲い掛かかる。咄嗟に郭嘉を守ろうと前に立った満寵の剣が趙彦の胸に深々と突き刺ささり、趙彦は息絶えた。してやられた…郭嘉は初めて悔しさをにじませ、孔融に見舞い金を出しておけと言って去って行くのだった。
[第十八集]
孔融から弟子を殺したと弾劾される郭嘉だが、平然としてなぜあの夜に趙彦が司空府を訪れ出てきた時に舌を切っていたのだろうと劉平に問いかける。劉平はそれよりもあの時に郭嘉が都衛兵を引き連れて司空府を取り囲んでいた方が気になると返す。郭嘉はニヤリとして、もしお望みなら楊修を近衛に戻せばいいと提じる。ただ董承のクーデターが失敗したのは彼のせいで、近くに置けばいつ寝首をかかれるかもわかりませんよと付け加えて。
劉平は投獄されている董承を見舞い、必ずここから助け出してやると約束する。面会を終え出てくるとそこでは郭嘉の配下が楊修を取り囲み剣を突きつけていた。劉平の前で郭嘉は楊修が袁紹と内通していたとその証拠を突きつけるのだった。
董承も楊修もなんとかして助けなければ…しかし許都では自分のには何の力もない以上、外の勢力の手を借りるより他ない。
劉平は荀彧から王道(儒教の教え)についての講義を受けていたが、その後の雑談で曹司空は本当に袁紹に勝てるのかなぁと尋ねる。荀彧は郭嘉の十勝十敗論を引き合いに出して勝てますともと請け合う。すると劉平は自分も出征して曹司空を手助けしたいと言い出した。荀彧はそんな危険な真似はさせられないと即却下する。劉平は残念そうに「戦場は司空と袁紹のもの、許都はそなたと満寵のもの、私はこの狭い牢の中にいるしかないんだなぁ。」と呟いてみせる。皇帝をないがしろにしてお前が全てを取り仕切ってしまうのだという皮肉と捉えた荀彧は真っ青になり、急ぎ曹仁と賈詡を呼んで陛下が親征を提じてきたことを相談する。そこへ報せを受けた郭嘉もやって来た。郭嘉は陛下の術中に嵌るなと笑う。陛下が親征すると聞いて動揺するのは我等ではない…。
劉平はもちろん本気で戦場に出るつもりはない。ただ親征を発表すれば漢皇家が曹操を支持することを認めることになり、袁紹は驚いて必ずこちらにコンタクトをとってくるはずだ。袁紹に協力してもらい楊修や董承を救う…!

[A] 劉平
字は義和。亡き皇帝・劉協の双子の弟。楊俊の息子・楊平として育てられた。人が死なない平和な世界を作るため皇帝として生きる道を自ら選ぶ。
[B] 伏寿
皇后。劉平の兄嫁にあたる。劉平の甘すぎるまでの平和主義っぷりに苛立ちながらも次第に惹かれはじめている。
[C] 司馬懿
字は仲達。河内の名家・司馬家の次男で劉平の親友。劉平の志を知りその手助けしていくことを決める。
[D] 郭嘉
祭酒。字は奉孝。曹操の第一の軍師としてその名を知られる。女癖が悪い上に不治の病を抱えているが非常に鋭い洞察力を働かせる男。
[E] 満寵
許都令。満府君と呼ばれる。郭嘉を崇拝している。
[F] 楊修
太尉・楊彪の息子。劉平の正体を知る数少ない人物。密かに袁紹と通じている。
[G] 唐瑛
弘農王妃。劉平の兄嫁にあたる。劉平の正体を知る数少ない人物。剣術に長ける。
[H] 趙彦
議郎。老臣・孔融の弟子。亡き董妃にひそかに思いを寄せていた。
[I] 荀彧
尚書令。荀令君と呼ばれる。曹操不在時の許都の全責任を負う大臣。
[J] 曹節
曹操の娘。優しそうな皇帝にひと目惚れ。
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