中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第五十六集]
翟驪は恵文王亡き今また義渠は独立して自分は王に、芈月を王后にしてやると言うが、芈月は今は自分一人だけの身ではなく家族やいろんなものを抱えているからと断る。翟驪は彼女の意思を尊重し、厳寒の国・燕へ向かう彼女らに暖かい毛皮の外套と宝玉の詰まった箱を送るのだった。
雪舞う燕国へ着いた。芈月らが案内されたのはどう見ても領事館でもお屋敷でもない粗末な空き家だった。易后(孟嬴)宛てに書状を送ったが音沙汰がない。
燕国はクーデター鎮圧後職公子が王に即位したが、まだ幼いため実際は宰相の郭隗が政治を執っていた。秦恵后(芈姝)はひそかに郭隗の妻に多大な贈り物をしていた。その妻とは、故郷楚国の妹公主・芈茵に他ならなかった。易后宛ての書状を焼き捨てたのは芈茵だったのだ。
易后から何一つ返事がないのを不審に思った芈月は直接宮殿へ向かい門番に金を握らせて易后に知らせてほしいと玉佩を渡すが、それも結局芈茵の手元へ渡る。芈茵はいつかの恨みを晴らしてやると、部下に芈月の滞在する家に火を放つよう命じた。
火事に気が付いた葵が皆に知らせて避難させたが彼女自身は煙に巻かれてしまった。母親同然だった葵の死に芈月は泣き叫ぶ。
[第五十七集]
芈月は焼け跡へ。火事は放火のようだ、翟驪からもらった宝箱が跡形もなく消えていた。何者か、もしくは燕国全体が自分たちを窮地に陥れようとしている…。滞在するぼろ家の管理人は芈月らに薪の一つも支給してくれないため、芈月は持参した書物を一つまた一つと焼いて暖を取る。
易后は芈月と稷公子が人質として来ていることは知っていたがまだ蘇秦を追い出したことを根に持っていて知らんぷりしていた。郭隗からその蘇秦が燕へやって来ると聞いて心躍らせる。
芈月はこのままでは埒が明かないと、郭隗に直々に会いに行く。秦の人質をこんな風に扱うのは燕国の秦国に対する意思と捉えてかまわないかと鋭く切り込み、郭隗は監督不行き届きだったととぼけて待遇改善を約束した。
数日後、芈月の元に「さる高貴なお方がお会いしたいと言っている」と使いがやってきた。やっと易后が自分達の事を知ってくれたと思い、使いが持参した服に着替えて馬車に乗り込む。だが連れて行かれた先には易后ではなく宰相夫人・芈茵が待っていた。芈茵は助けてほしくば土下座しろ、それが嫌なら与えた服を置いて帰れと突きつける。芈月と稷公子は貰った服を脱ぎ棄てて雪の中震えながら帰るが凍えて途中で倒れてしまう。そこへ通りがかった馬車に乗っていた男に助けられた。それはあの蘇秦であった。
[第五十八集]
蘇秦はすぐに王宮に迎えられ、燕王と郭隗からにっくき斉国を討つため力になってほしいと請われる。大国斉と戦うには他国の協力が必要不可欠だ、ならば燕国は他国の人質も大切に扱わねば痛い目に遭うと、王に今の芈月と稷公子の状況を告げる。
芈茵は蘇秦が芈月親子を助けたと知って腹を立てるが、王の前で面子を潰された郭隗は女が政治に手を出してくるなと芈茵を叱りつけた。すると芈茵は逆切れして実家へ帰ると言い出し、弱った郭隗は金のかんざしをプレゼントして機嫌を直してもらう。
芈月は詩経を書き写して市場で売りに出すが殆ど売れない。だが陶尹という成金がそれを買って読み感動し、ぜひ礼経の抄本を作って売ってほしいと芈月の元に金と食糧、炭を大量に持ってきてくれた。
また芈月を助ける者が現れたと聞いて芈茵は憤慨、ぼろ屋の管理人に芈月らを追い出せと命じる。
立ち退きを迫られた芈月は腹をくくりぼろ家を出ることに。と、親切な老婦人・五婆が風雨を凌ぐ程度だが知人の家を紹介すると言ってくれた。
その頃秦国では、武王は明らかに不公平な爵位授与など横暴なふるまいが過ぎ、司馬錯がもう辞めると魏冉と共に出て行った。樗里子は武王によって臣下や国民の心が急速に離れていっていることに強い危機感を募らせる。

[A] 芈月(ミーユエ)
秦恵文王妃。秦恵后の恨みを買い燕国へ飛ばされる。秦での爵位は八子。
[B] 嬴稷(インジー)
芈月の息子。幼いが聡明で心優しい。
[C] 葵(クイ)姑
芈月の侍従で、彼女の育ての親でもある。
[D] 芈茵(ミーイン)
燕宰相夫人。楚公主で芈月、芈姝の異母姉妹。プライドが高く負けず嫌い。かつて婚約者を奪った芈月を恨んでいる。
[E] 郭隗(グオウェイ)
燕宰相。幼い燕王に代わって政治を執る。
[F] 燕易后
燕太后。秦恵文王の娘。かつては芈月の親友だった。本名は孟嬴(モンイン)。
[G] 蘇秦(スーチン)
東周出身の遊説家。燕易后が思いを寄せている。
[H] 翟驪(ジャイリー)
騎馬民族・義渠の王。芈月にひと目惚れし今でも忘れられない。
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