ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
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[第十九集]
嬴稷(エイ・ショク)の元にひそかに韓の丞相がやってきて、三晋と義渠(ギキョ)族で秦を討つつもりだと知らせる(※韓は趙に強いられて盟約を交わしたが怖気づいて秦と組むことにした)。エイ・ショクは魏冉(ギ・ゼン)、白起らを召集し、そして会議室の裏で宣太后がひそかに聞き耳を立てているのを確認してから韓丞相に詳細を尋ねる。 義渠駭(ギキョ・ガイ)が表向き秦に臣下の礼をとっておきながら外では王を名乗り、ギキョが咸陽(カンヨウ)を攻め三晋が函谷関を攻めるという計画を持ちだしたことが明らかに。宣太后は敵を匿い秦国を危機に陥れようとしているではないか!とエイ・ショクはわざと大声を上げる。魏ゼンはなだめようとするが火に油だ。裏で聞いてた宣太后は静かにため息をつく。
ついにその時が来た。称号授与式は宣太后の手で行われ、かつて恵文王が寝所に使用していた豪華な部屋が与えられた。ギキョ・ガイが部屋へ入った途端、すべての戸窓は外側から閉められ毒の香が焚きしめられた・・・。
自らの手で葬った元恋人を、宣太后は亡くなった息子の墓の隣に埋葬した。宣太后はエイ・ショクに、仇を討つという心はどれだけの時が経っても決して消えないという事に気づかなかった自分が間違っていたと静かに話す。それはつまり、魏伶優を放っておくなという事でもあった…エイ・ショクは苦渋の末、魏伶優を処刑した。
魏ゼンは自分の領土を広げようと私兵を繰り出して魏へ押しかける。魏は言われるがまま割譲するしかなかった。対応した魏大夫・須賈に仕えている冴えない男・范雎(ハン・ショ)は、この機に魏ゼンに取り入って秦へ行き出世しようと目論んでいた…。
[第二十集]
ハン・ショは魏ゼンに同行する大臣・王稽に金を握らせてなんとか穣候に会わせてくれと頼んだところ、なんと厠で用足し中に面会することに。ハン・ショは手をすり合わせなんでもするので部下に加えてくれと頼む。では尻を拭けと布巾を渡された。ハン・ショは魏ゼンの尻を拭くが、魏ゼンはこの世でもっとも嫌いなのは出世を目当てに主君を変える者だといって出て行った。
ハン・ショが魏ゼンに会いに行ったことはすぐにばれて須賈は丞相・魏斉に報告、魏斉はハン・ショを売国奴だといって百叩きにした。動かなくなったのでむしろにくるんで厠に転がし小便を引っ掛ける。下人の鄭安平が憐れんで眺めているとうめき声が…ハン・ショはまだ生きていた。頼み込まれて鄭安平は夜中にこっそり彼を運び出してやる。だがすぐに気づかれ二人とも追われる身に。なんとか身の隠し場所を見つけ、ハン・ショは絶対にこの恨みは晴らしてやると天に誓う。
秦の使者として魏に滞在している王稽に、ハン・ショは張禄という偽名を使って売り込みに行く。王稽は彼が先日魏ゼンに会わせてくれと頼んできた男だと気づき断るが、張禄は秦へ連れて行ってくれるだけでもいいからとしつこい。仕方なく秦へ連れて帰ることに。秦へ入ってすぐに魏ゼンの車とすれ違う。魏ゼンは王稽にまさか外国人を連れてきてないだろうなと訊く。王稽はそんなことはないと答えると魏ゼンはそのまま去って行った。王稽は胸をなでおろすが、張禄はその場で車を降りて鄭安平と二人で逃げ出した。その後まもなく行く手になぜかまた魏ゼンの車が待っている。魏ゼンは先ほどは車内検査をしなかったので、これも規定なので見せてほしいという。王稽は車内を見せるが中には誰も乗っていない。魏ゼンは満足して去って行った。ほどなくして張禄と鄭安平が戻ってきた。王稽は張禄の意外に優れた洞察力に驚くのだった。
[第二十一集]
王稽はさっそくエイ・ショクに張禄の事を推薦するが、エイ・ショクは全く相手にしてくれない。王稽はがっかりするが、張禄は今は時間をかけて秦王の事をよく知る必要があると言う。
しばらくしてから張禄は再度王稽を通して売り込みに行く。そして秦王は宣太后や穣候に実権を握られていて王としての本来の役割を果たしてない、王宮でも孤立してるのではと言わせてエイ・ショクを怒らせる。だがエイ・ショクもそれが事実だと痛感していた。そして後日張禄と面会する。
張禄はまず宣太后、穣候、その弟の華陽君を遠ざけるべきだと言う。そして自分を重用してくれたら三晋を征服してみせると言う。エイ・ショクは宣太后らを悪く言い他人の家事情を引っ掻き回そうとしていると指摘する。だが張禄は引き下がらず、今彼らを除いておかないと秦の未来はないと説く。甚だ胡散臭いが、エイ・ショクはこの機にこの男を利用して行動に出る。
翌日の朝議で突然軍権を魏ゼンから張禄に移すと発表。魏ゼンは張禄をひと目見てハン・ショだと気付き、はるばる秦まで尻を拭きに来たのかと恫喝する。が、エイ・ショクに制止され引き下がるしかなった。張禄は魏ゼンが秦軍を勝手に動かし私腹を肥やしてきたことを指摘し、怒った魏ゼンと一触即発の事態に。太子が魏ゼンの今までの功績を挙げて擁護するがエイ・ショクは一度下した命は変えないと宣言し出て行った。
魏ゼンはすぐに宣太后の元へ。だが宣太后は会おうとはせず、王の言う通りにしなさいとだけ伝える。直後エイ・ショクも母に会いに行くが、やはり面会はせず「あなたが決めた事なのだから、もう私の意見を聞きにくる必要はありません」とだけ伝えるのだった。


[A] 嬴稷(エイ・ショク)
秦王。
[B] 宣太后
秦王太后。楚国の公族出身。楚にいた頃ギキョ・ガイと付き合っていた。
[C] 魏冉(ギ・ゼン)
宣太后の異父弟。穣候とも呼ばれる。魏国に隣接する陶邑も治めている。
[D] 義渠駭(ギキョ・ガイ)
遊牧民族ギキョの元族長。今は秦の県となったギキョの県令に任命されている。
[E] 魏伶優
秦王の側室として迎えられるが、実は宣太后に滅ぼされた家の生き残りだった。
[F] 王稽
秦大臣。魏国に割譲を迫る魏ゼンに同行。
[G] 范雎(ハン・ショ)
魏大夫の須賈に仕えるうだつの上がらない男。張禄という偽名を用いる。
[H] 鄭安平
魏丞相府の下人。
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張禄先生、こんなキャラなの…?(°д°;)
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