ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
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[第七集]
楚王に即位した芈横(ビ・オウ)にさっそく斉の使者は土地の割譲の証印を要求。慎子がまだ新王の印鑑が出来上がっていないと言って一旦下がらせた。
やむを得ない選択だったとはいえ代償は大きい。芈原(ビ・ゲン)は約束など破棄して即刻斉と戦うべきだと主張、上柱国(※爵位名)は約束は守らねば国家の名誉に関わるので一旦土地は譲ってしまい、兵を出して取り返せばいいと提案。子蘭公子がならば秦に助けてもらおうと言いビ原は目を剥く。だが子蘭公子は、これは全て我が国民を守るための策であって名誉ばかり気にする誰かさんとは違うとしゃあしゃあと言ってのける。それに割譲する淮北の地は秦に隣接しており、斉がここを取れば秦にとっても都合が悪いので喜んで協力するだろう。
楚が子蘭公子を使者にして秦に救援を求めてきた。かつての大国が短期間うちに秦に敗け王を捕えられ、さらに斉には太子を引き換えに土地を奪われ、ついに秦に救援を求めてくるとは…目まぐるしい展開に嬴稷(エイ・ショク)は政治の恐ろしさを実感する。
今秦はどう動くべきか。明らかなのは楚と斉を組ませてはならないという事、そのためには楚を救援する…斉と組むという考えはついに棄てざるをえなくなったのだ。
秦の軍事介入によって淮北の地が斉に渡ることはなかった。
蘇秦の目の前で田文はそれ見た事かと大笑する。斉王はすぐに兵を出して淮北を強奪しようと息巻くが、田文はあんなちっぽけな土地のために秦と戦うのは理に合わないと諌める。だが斉王は、お前の指図など受けないと言って田文を追い出してしまった。
秦に、斉から同盟の申し出が届く。諦めていた同盟がはからずも成ってエイ・ショクはにんまり。その頃、田文は韓聶と飲み明かしていた。斉王は自分の意見を聞かず蘇秦とかいう青二才ばかり重用している…愚痴をこぼす田文に韓聶はここぞとばかりに秦へ来るよう説得、ついに田文は職を辞して秦へ行くことを決意した。
秦へやってきた田文のためにエイ・ショクは臣下一同を集めて出迎える。おおはしゃぎで歓迎してくれた秦王に田文は感激する。エイ・ショクは田文を連れて宣太后に挨拶へ。宣太后は意外にも田文とにこやかに語り合いエイ・ショクは万事うまく運んだとご満悦。だが田文やその門客らは宣太后との溝を敏感に察する。
その夜、田文の門客の一人・狗盗は宣太后の屋敷に潜入し、太后が魏冉(ギ・ゼン)と交わしている竹簡の中に田文について書いてあるものを発見し盗み出そうとする。だが、それは宣太后の罠。狗盗は捕えられたが、罰せられるでもなくそのまま釈放された。信義の人だと思ってた田文の門客がスパイのような行為をしたことを知らされたエイ・ショク。所詮他人は他人でしかない、信じられるのは身内だけだと宣太后は説く。
[第八集]
翌朝、田文はさっそく仕事を始めようと思うのに資料が宮廷からやってこない。と、突然魏ゼンが兵を率いて押しかけて来た。魏ゼンは威圧的に、新しい宰相どのを警護するために来たと言って門客らを追い出そうとする。
田文はエイ・ショクに抗議に行くがエイ・ショクはわざと無視する。田文はあの手この手を使って王に面会しようとするがエイ・ショクは動かない。非常手段に出ようかとしたその時、ようやくエイ・ショクがやってきた。田文から魏ゼンについての苦情を聞いたエイ・ショクは、田文を招聘したのは他でもない、宣太后と魏ゼンの力を削ぐためだと告白する。
その夜、田文の屋敷に宮廷から宦官がやってくる。精をつけてほしいと宮廷料理を並べ、まだ年端も行かない幼い小姓が詩吟を披露し、田文はおおいに喜ぶ。小姓に褒美をやると、喜ぶどころか泣き出した「田おじさんは殺されちゃうよ。」驚いて問いただすと、宣太后の命令で今夜屋敷に火を放つことになってると言うのだ。
田文はすぐに門客らを集める。宣太后は自分を放っておかない、ここは逃げるしかない。だが黙って去ったのでは秦王は裏切ったと思いさらに恨みを買いかねない。田文は狗盗に命じて初日にエイ・ショクに贈った珍しい白狐の毛皮の外套を盗み出させる。この二つとない外套をエイ・ショクの寵姫の唐八子が欲しがっていたからだ。外套とエイ・ショクへの詫びの竹簡を唐八子の部屋に置いて、田文らは急いで屋敷を後にする。秦の国境・函谷関まで来たが、まだ朝早く関門が開いていない。ぐずぐずしていると追っ手がやってくる。すると田文の門客で鶏の声真似の達人がひと声鳴いてみせる。すると周囲の鶏もいっせいに鳴きだし、門番は朝が来たと思い込んで開門した。
斉に戻った田文はすぐに斉王に面会し、魏国韓国と連携して秦を攻めるべきだと説く。秦国は今王とその親戚が互いに争い朝令暮改続き、攻め取るなら今がチャンスだと。秦の土地を奪ったあかつきには余さず全て王に献上すると言われ、浮き足立った斉王は田文に兵を与える。


-秦国-
[A] 嬴稷(エイ・ショク)
秦国王。母・宣太后と叔父・魏ゼンに朝廷を牛耳られることに反発している。
[B] 宣太后
王太后。元々は楚国の公族出身。
[C] 魏冉(ギ・ゼン)
大将軍。宣太后の異父弟。穣候とも呼ばれる。
-楚国-
[D] 芈横(ビ・オウ)
新楚王。自らの命と引き換えに国土の一部を斉国に売り渡すことに。
[E] 芈原(ビ・ゲン)
左徒。反秦派。別名・屈原。
[F] 子蘭
王弟。親秦派。
[G] 慎子
太傅。ビ横の師。
-斉国-
[H] 斉王
薛公が自分よりも人望を集めていることに嫉妬している。
[I] 田文
宰相。薛公とも呼ばれる。その懐の広さから三千人もの門客が集う。別名・孟嘗君。
[J] 蘇秦
客卿。王の寵愛を集め、田文が国を去った後宰相に任じられる。
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孟嘗君はもっとキーマンになるのかと思ったらこれで見せ場は終わりか…。
未だにヒロインぽい子が出てこないのだけど。あんまりイケメンいないし女性は宣太后おばさんしかいなくて、視聴率大丈夫?史記ファンは楽しいけど一般向けではないなぁ。
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