
テレビのニュースでこの凧の展示が取り上げられたのを見て興味を持って。
大阪歴史博物館はその名の通り大阪の歴史を、古くは飛鳥時代(だったかな?)の難波宮から近代まで順を追って紹介していく常設展があり、模型や巨大セット、プロジェクターもいくつも設置してお金をかけて綺麗でハイテクな、子供もしっかり学習できそうな楽しさもある施設でした。実際校外学習の子供たちがレポート片手に歩き回ってて。そして平日の昼間なのに20~30代の若者の姿が多い。みんな外国人観光客みたい。ニッポンのオーサカの文化に熱心に見入ってました。
現在の特別展示では日本の名刀が集められ、マニア必見(たぶん…)。素人目からすると土産物の刀にしか見えないようなぴかぴかのステンレス風で昔のものとは思えない輝き。まぁこういう現在まで残ってる物品ていうのは実用されるものではなく飾りであったり祭祀に使用するものだったりなので綺麗で当然だけど。大太刀とかさ、非実用的。日本人みたいな背丈低いアジア人には絶対扱えないだろいう長さ。まず一人では鞘から抜けないよ(^▽^;)
刀ができるまでの鋳造の様子も写真や実物を並べて紹介。刀などの刃物はこういう風にして作られるんですね。
さてお目当ての特別展は6階。フロアの半分が「印判手の皿」展、もう半分が「アジアの凧」展になってます。

印判手とは皿の絵付けで紙などに書いた柄を皿に転写する技術のこと。同じ柄のものを何枚も制作するプリント技術。大阪在住の湯浅夫妻が実用するために買い始め、いつしかコレクションし鑑賞するようになったという1000点以上の皿が展示されてます。
技術自体が量産するためのものであり、決してレアなものが見られるというわけではないのですが、すごく面白いです。これは例えばTシャツコレクターの展示とかと一緒。ひとつひとつは平凡でどこにでもありそうだけど、ずらっと並んでると凄い。絵の内容によって分別展示されてるのですが、こうして集められることによって見えてくる共通点と違いが楽しめます。殆どが幾何学的でバランスのとれた繰り返しの模様になってるので、ロジカルなものが好きな人はこれ見てるだけでなんだか胸がすくというのか、スッキリしますよ。そして何より、収集家の楽しさが伝わってきます。本当に好きで好きで集めてたんだなぁと。


殆どは単色ですがこのようにカラフルなのもあります。
そして「アジアの凧」展。こちらはやはり大阪在住の木村薫氏のコレクションから代表的なものを展示紹介してます。


東南アジアや中国、韓国などの外国の凧から日本の各地の凧、大きさも形も骨組も様々。
古いのも新しいのも混在してるようだったけど、絵柄は何でもいいんだなぁ。海外のは動物や神様のように非人間が多いのかな。意外と鳥は少なく龍とか魚とか。空という大海を泳ぐのでしょう。

蛙凧。キモカワイイw
日本のものは物語や歴史のヒーローの絵柄とか強そうなのが多いかも。そして面白いと思ったのが舌を出してる男の子のデザインがいくつもある事。これは空高く舞い上がって「ここまで追いつけないだろ、あっかんべえ」って事かな。これが昔の日本のユーモア感なのかもしれません。
エスカレーターホールからは大阪城が一望できます。

特集展示「名刀の面影 -刀絵図と日本刀の美-」
1/5(木)-2/27(月) 大阪歴史博物館8階
特別企画展「コレクションの愉しみ -印判手の皿とアジアの凧-」
12/7(水)-2/13(月) 大阪歴史博物館6階
大阪歴史博物館
市営地下鉄谷町四丁目下車すぐ。NHKと同じビルです。