ボローニャ国際絵本原画展 | あさひのブログ
毎年この時期に大谷美術館で開催されている世界の絵本の原画展「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」へ行ってきました。

イタリアのボローニャの児童書見本市で行われるコンクール形式のイラスト展で、その入賞した作品がやってきます。かわいらしくてあたたかみ溢れる絵本用イラスト、児童書の挿絵がずらり。製作過程のスケッチまで展示してる作品も。
祝日で朝から沢山の人で賑わってました。もちろんお子さん連れも多いです。

聴こえてくるお客さんの会話に「今年はコラージュが多いわね。」と。
確かに!
昔からコラージュ作品はあるものの、今年は確かに切り貼り系が多い!しかも圧倒的にデジタル技法を用いたものが多い。時代を映してます…。版画みたいに見えるものもデジタル技法。ちょっとがっかりしてしまう。

入口のパネル。絵柄は出品作品の一つです。

作風は好き好きあるだろうけど私は最近のカラフルでやたら細かくてゴチャゴチャしてるのより、昔ながらのシンプルでどーんとでっかい絵柄だとか、単色もしくは数色で彩られてるものに惹かれました。
特に気になった作品では日本のmiyauniという作家の「ねずみくんとおおきなチーズ」。和紙のちぎり絵でできてて、ねずみがお月様くらい大きなチーズをみんなでわけて食べる空想をするという物語だけど、みんなにわけていくと段々背景のお月様がちぎり取られて小さくなっていくというのが可愛い。
それから中国だったか台湾だったかの「おれがいちばんえらいんだぞ」みたいなタイトルの作品。虎がいばって他の動物たちをいじめるけど、足にいばらのとげが刺さって助けてくれー!(ザマーミロ…)という教訓話。でも豪快な筆遣いで描かれた虎さんは勢いありつつもファニーで憎めない。

どの作品も展示されてるのは絵本の中の4枚前後のみ。でも絵とそのタイトルだけで物語が容易に想像できてしまうのが絵本イラストの素晴らしいところ。ノンフィクションものでも、大人も大好きな工場見学系(○○ができるまで)みたいなのが多くて楽しい。
私は小さい頃は圧倒的に食べ物の出て来る絵本が好きだったしそういう絵本多かったけど、あまりそういうのがなかったのを見ると、現代っ子は食べ物には困らない生活をしてるんだなぁ、なんて。

第四展示室入口。
会場には四つの展示室があり、第四展示室では今年ちょうど50年目だというボローニャ展の歴史を紹介。初期から日本人作家が入選してるんですね。


イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
8/20(土)-9/25(日) 西宮市大谷記念美術館

西宮市大谷記念美術館
阪神香櫨園駅から徒歩5分。学校の隣です。