函谷関の戦いは秦国が圧勝し危機は去った。
張儀の元に燕国の使者がやってきて、姫平太子が姫狐公主との結婚を望んでいると伝える。
これは秦と燕の友好関係を保つためにも断れない。
その頃、相国府へやってきた蘇萱と天佑…。
* * * * *

蘇萱:相国はいないのね。
姫狐:彼はさっき宮殿へ行きましたよ。
天佑:この方、周公室のお姫さまだよ。お姫さま、ぼく軍営であなたを見た事あります。ホラ…ぼくが言ってるのは、お姫さまと相国さんが…。
蘇萱:…姫さまこんにちは。あなたが周公室の姫君なのね。
姫狐:あなたは相国がよく言ってる蘇萱お姉さまですね。
蘇萱:"お姉さま"…姫さまはとってもお優しくいらっしゃるのね(※1)。
姫狐:…お座りになって。
蘇萱:姫さま、わたくしお聞きしたいことがあるんですけど。
姫狐:どうぞ。
蘇萱:姫さまは相国のことどう思ってるの。
姫狐:お姉さまはどうしてそんな事を?
蘇萱:どうしてそんな事を…余計な事言ってしまったわ。この子と相国はなんでもないのに。
天佑:なんでもないことないでしょ、毎日相国のために薬を替えてご飯たべさせてさ、それに…
蘇萱:わかったわ。姫さまは清水のように純粋だから、彼の気持ちを変えるようなことはしない。相国が勝手に思いを寄せてるんでしょう。相国もお偉い人だし、彼女は良い家柄の子だし(※ここの台詞はちょっとよくわからない)。いっつもモゴモゴ言ってビクビクしちゃって、どれだけ(結婚の)縁がだめになったかわからないわ。あたしは相国がカッコつけてるって言ってんじゃない、あの人は正直すぎるのよ。
姫狐:じゃあもう会わないでいたら?
蘇萱:…姫さまは相国を待ってるの?(※2)
天佑:だから、お姫さまと相国はあんなことがあったんだから…
侍衛:相国さまのお戻りです。
(張儀は青い顔をして戻って来た。)
蘇萱:相国さんお帰りなさい。相国さまおめでとうございます。
張儀:何がめでたいだ。
蘇萱:あなたと姫さまの事よ。
張儀:おれと姫さまが何だと!?
蘇萱:え?姫さまはみんな承諾されてるのに、どうして隠し通そうとするのよ。
張儀:…私は姫さまとまだ相談しなければならないことがある。お二人は外してくれ。
天佑:行こ行こ行こ。
※1 甘い言葉を吐く、人が喜びそうな物言いをするの意。
※2 相国のプロポーズを待ってるの?のような意味合いか。
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