ドラマでお勉強-大秦帝国之縦横(第二部) #2 | あさひのブログ
「大秦帝国之縦横」第六集28分あたりから。
大良造・犀首は秦公に辞意を伝える。そして戦場で偶然捕まえた策士家・張儀を推薦する。秦公は乗り気ではないがとりあえず一度会ってみることにした。その張儀は…まだ萱蘇客棧にいた。

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張儀:酒を持ってこいー。
蘇萱:楽しそうではないわね。
張儀:何も感じない、楽しいだとかそうでないとか…。
蘇萱:いったい何に悩まされてるの。
張儀:…忘れた。
蘇萱:どうして忘れたなんていうの。この店に来て三日、未だ大良造は会いに来ないわ。だからあなたはお酒で不安を紛らわせようとしてるんでしょ。
張儀:お前のこの店の名は、萱蘇、憂いを忘れるという意味だな。
蘇萱:まさかうちの店の名前の由来を知ってるなんて、さすがね。萱蘇客棧は、遠い所へやってきてもお客さんは故郷にいるような気持ちになれる所って意味よ。異郷にいることも忘れてしまうっていう。
張儀:ずっと忘れていられたらどんなにいいことか。この世の中のどんな事もみんな、やっと忘れられたと思ってもまた思い出してしまう。(※1)
蘇萱:確かにそうね。あたしがあんたが忘れてる事を一つ教えてあげるわ、思い出せないってんならね。
張儀:思い出せないって、何だ。
蘇萱:あなたねぇ、うちに来てもう三日、宿代、酒代、食事代、まだ払ってもらってないんだけど。
張儀:おれは秦に招待されたんだ、当然奴らがおれの代わりに支払うさ。
蘇萱:あんたって人は…!
張儀:店員さん!酒がなくなったぞ!
(天佑は酒壺ではなく請求書である竹簡を持ってきた)
天佑:はいおまたせ。
張儀:これはなんだ?
天佑:あなた、自分で支払った方がいいですよ。
張儀:…失礼。(※2)
(張儀は立ち上がって出て行こうとする。蘇萱が天佑に追いかけるよう命じる)
天佑:待て!
張儀:手荒な真似は止せ、お前のせいで興が覚めたというのに。
天佑:あんたが勘定をすればすぐに放してやるさ。
張儀:放せ!
(そこへ兵の一隊がやってきた)
兵士:張儀はどこだ?
天佑:こいつです!勘定をしようとしないんです。
兵士:先生宮殿へおいでください。陛下のお召しです。
張儀:…まだ放さないのか?陛下に会ったらツケは払ってやる。ほらほら、いつまで掴んでるんだ。
   では案内してくれ。
(張儀はドヤ顔で去っていく。)
天佑:おかみさん、俺悪いことはしてないよねぇ。
蘇萱:たぶんね…。

※1 「終わったと思ってもまた何かしら問題が出て来る」かもしれない。
※2 ここはもしかしたら日本語と同じ「無礼な」かもしれない。


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