ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
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[第二十二集]
秦軍と連合軍は互いに布陣しついに戦が始まった。統率のとれた秦の軍勢に士気を欠いた連合軍はすぐに崩れ、嬴華(エイ・カ)将軍が軍神のごとき猛攻で次々と敵を屠っていく。さらに司馬錯将軍が塁筑要塞を陥としたとの報せ。合縦が破られた今、連合軍に勝ち目はなく秦軍の圧勝となった。
楚国では親秦派の靳尚(キン・ショウ)と反秦派の芈原(ビ・ゲン)が対立を深めていた。函谷関の戦いは徹兵したため被害は少なかったものの、合縦を推進したビ原は兵の出し損だったと非難され、また楚王が秦との講和を求め彼に使者となるよう命じたためビ原は怒って辞職すると言い出し、宰相の昭陽がなんとか彼を引き留めた。
魏国に戻った公孫衍(コウソン・エン)は自ら死刑を望むが、襄王は戦の勝敗は世の常だといって励ます。公孫エンはもはや魏国にはおれず韓国へ行くという。襄王はそれを止めることはできず餞別に玉の盆を贈る。(※玉盆を贈るのは、春秋時代の晋公・重耳の「食を受けて璧を返す」の故事になぞらえているらしい。いまひとつピンとこないが…。)
蘇萱姑娘の店でもめ事があり呼ばれてやって来た張儀は、騒ぎの元になってる書生・甘茂がただ者ではないと見抜き、すぐに恵文王・嬴駟(エイ・シ)に紹介する。
函谷関の戦いで昇進し百夫長となった魏冉(ギ・ゼン)は恵文王妃・芈(ビ)八子に自分が母を同じくする実の弟だと告白する。彼の母・ビ氏は楚国に娘ビアトウを残して魏国で再婚したのだ。ビ八子は弟の存在に喜び、息子の嬴稷(エイ・ショク)にも叔父さんと呼ばせる。
[第二十三集]
甘茂は太傅(公子の教育係)に任ぜられた。高位の職についた甘茂に張儀はちょっぴり嫉妬する。甘茂は早速王后・魏纾(ギ・ジョ)の子・嬴蕩(エイ・トウ)と芈(ビ)八子の子・嬴稷(エイ・ショク)に学問を教えることになった。だが公子らは毎日泥だらけになって帰って来るではないか。王后やビ八子は甘茂が学問ではなく武道を教えているのかと訝しむ。その話を聞いた張儀は甘茂を呼び出す。すると甘茂は落ち着きのない子供たちを持て余しており、自分に子供の教育は不向きでむしろ軍隊で敵と戦いたいと言うのだった。
張儀の元に燕国の使者がやってくる。燕の姫平太子が姫狐公主との婚姻を望んでいるというのだ。公私混同で猛反対する張儀だが、公主はそうなることを知っていた。実は張儀が失神してる間に公主と姫平が話し合い、公主が結婚することを条件に姫平は撤退を決めたのだ。秦の相国とただならぬ関係にある姫狐公主が燕に来れば秦との協力関係はより強固になる…いわば人質だ。
韓国へやってきた公孫衍(コウソン・エン)は韓王に諦めず秦を討つべきだと説く。大臣らはあれだけ大敗しておいて再戦は有り得ない、秦と講和すべきだと猛反対する。だが韓王は殉死した太子の仇討のためにも秦と戦うと宣言し、公孫エンを大将軍に任命した。
姫狐公主が去り茫然自失の張儀のために恵文王・嬴駟(エイ・シ)とビ八子は選りすぐりの美女を集めて張儀に勧めるが彼の目には全く入らない。追い打ちをかけるように、燕国で内乱が起こり姫平太子と姫狐公主の消息がわからないとの報せが。張儀はエイ・シに燕行きを懇願するが、このタイミングで秦の相国が燕を訪れれば内政干渉ととられる。解っていてもなお燕へ行きたいと騒ぐ張儀にさすがのエイ・シもあきれ返る。だがビ八子は張儀があまりに哀れで、寝所でエイ・シに彼を燕国に行かせるよう囁く。姫平が王位に就けば秦と友好関係を継続できるが、他の公子が継げば斉と内通する可能性もある…それを聞いてエイ・シも張儀を燕に派遣することに同意する。
だが張儀が燕への使者として命を受けたその日に、韓が秦に宣戦布告してきた…。
[第二十四集]
韓が秦に宣戦布告したとの報せに、楚懐王はどう動くべきかを臣下に問う。芈原(ビ・ゲン)は韓と組んで秦を攻め商於の地を奪回すべきだと説く。楚の客卿として迎えられている陳軫(チン・シン)は、やはり韓と組むべきだがすぐに出兵せず様子を見て、秦が韓との戦いで疲弊した頃に一気に攻め込み漁夫の利を得るべきだと言い、懐王は妙案だといって彼の案を採用する。
ビ原は陳シンを宴に招く。そして陳シンの策は韓と組むどころか韓を欺き秦と組んでいるようにしか見えないと指摘する。陳シンは言う、楚と秦は商於の地を争ってはいるが互いに戦は望んでおらずうやむやのまま100年もこの関係が続いている。なぜ今わざわざ声を荒げて商於奪回を唱え戦を起こそうとするのかと。ビ原は、先祖が祀られている商於を奪回することが楚公家の悲願であるのに皆その志を忘れてしまった、他に誰もいないから自分が立ち上がらなければならないのだと言い、陳シンに力を貸してほしいと懇願する。ビ原のまっさらな愛国心とその熱意に陳シンの心は揺らぎはじめる…。
燕の姫平太子と姫狐公主は無事だとの報せが届き、張儀はひと安心して燕行きを取りやめようとするが、恵文王・嬴駟(エイ・シ)は韓がおそらく斉に同盟を働きかけるだろうと推測、秦が燕と盟約がとれれば斉を牽制できる、そのために張儀には約束通り燕へ赴くよう命じる。張儀は使者なら他の者に任せればいいのにとぼやき、未だ仕事に身が入らないその様子にエイ・シは公私混同するなと喝を入れるのだった。
張儀は芈(ビ)八子から、かつての想い人・蘇萱姑娘が結婚を取り下げていたことを知らされる。結婚後も何かとからんできていた彼女のほんとうの気持ちを受けとめ、そして燕国へと向かう。
燕にやってきた張儀だが、未だ内政は不安定な状況で姫平は実権を握る丞相と対立しており姫狐公主は郊外へ避難していて会えなかった。張儀は秦の使者として丞相と正式に燕との盟約を交わそうとする。丞相は燕の内政に干渉しないことを条件に盟約書に印を押す。
韓では未だ戦に反対する大臣が多い中、祭事での占いで戦は吉と出る。公孫衍(コウソン・エン)は安堵するが、反対派の宰相は占い師が公孫エンから金を貰って嘘の占いをしたのだと告発する。そして楚の使者を殺して秦に誠意を見せて講和を結ぶべきだと説く。だが韓王は宰相を退け公孫エンに兵符を託すのだった。


――秦国――
[A] 張儀
秦の相国。弁舌の士。
[B] 恵文王(嬴駟/エイ・シ)
秦の君主。
[C] 芈(ビ)八子
恵文王妃。八子(はつし)は爵位。以前はビアトウと呼ばれていた。楚国の公室の出身。
[D] 魏冉(ギ・ゼン)
元山賊の秦兵士。実はビ八子の異父弟だった。
[E] 蘇萱姑娘
秦のさびれた宿の女将。かつて張儀に求婚されたが彼が魏国へ行ってしまったため店の従業員と結婚した。
[F] 甘茂
楚の書生。秦での任官をめざしやって来た。
[G] 姫狐
周王室の姫。張儀と相思相愛だが…。
――その他――
[H] 公孫衍(コウソン・エン)
魏の将軍。諸国を率い秦の東出を防ごうとするが五か国の合縦を破られ惨敗する。
[I] 芈原(ビ・ゲン)
楚の左徒(外交官)。反秦派の筆頭。
[J] 陳軫(チン・シン)
斉の元客卿。義理堅い性格で秦に来た時に張儀の恩情に触れ秦のために力になってくれる。
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今回の張儀の失恋はさすがにちょっと可哀想だった…。
落ち込む張儀にビアトウらが美女を紹介するシーン、どの娘も興味持てないと言う張儀にビアトウが「どんなキレイな娘も時が経てばみんなしわくちゃのババアになるんだから」とか「新しい娘が来たら昔の娘の事なんか忘れちゃうわヨ!」なんて言って横にいるエイ・シをぎょっとさせてるのがめちゃおもろい。ビアトウは本当に、女子的にはすごくかっこいいし好き!
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