ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
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[第十九集]
張儀の策で五か国合縦の勢いは緩まり秦恵文王・嬴駟(エイ・シ)はひとまず安堵するが、国境の要塞・函谷関は予断を許さない状況だ。五か国連合と戦うべきか講和するべきか…その迷いを見た張儀は戦うべきだと断言する。そして自ら函谷関に赴き敵を退散させてみせようと言うのだった。
姫狐は周王室の公主として相国府で丁重にもてなされる。魏冉(ギ・ゼン)は姐御が張儀に気があるのではと冷やかし、エイ・シと嬴疾(エイ・シツ)も張儀が恋人を連れて帰って来たと大いに冷やかす。
魏ゼンは秦軍に入隊し訓練を受ける。新兵の中でも一際光るその猛者ぶりが視察に来ていたエイ・シの目に留まり、真剣で手合わせすることに。魏ゼンは張儀から空気を読めと忠告されたが、本気で来るエイ・シに思わず体が動き足払いをかけ倒してしまった。負けず嫌いのエイ・シは再戦を挑み、今度は勝った。だが自分は鎧甲冑を身に着けているので多少切りつけられても平気だが魏ゼンら兵士は軽鎧もつけていない。彼らは実戦でも鎧はつけない突撃兵だと知り、エイ・シは命をかけて戦う兵士らに敬意を示し拝礼するのだった。
張儀は魏ゼンが突撃兵になっていたことを知り心配するが魏ゼンは平気だと笑いとばす。その任務が危険であればあるほど、成功した時の報酬は大きいのだから。
秦の若き刀匠・白起は鍛冶の腕もさることながら料理の腕も秀でていた。そのため軍の料理番として練兵場へかり出された。共に料理番として働くのは、ここでは一兵卒扱いの嬴華(エイ・カ)だった。先の戦で大敗したエイ華将軍は体の傷は完治したものの敗将の汚名を負うその心の傷はまだ癒えていなかった。白起は良い食材を使わなければ美味しい料理ができないように強い兵士がいないと戦は勝てないと論じ、それをエイ華は自分への侮辱だととって激怒する。だが白起は冷静に、あの時の秦軍は浮足立っておりスパイが潜り込む隙を与えてしまっていた、煮物の灰汁を丁寧に取り除くようにスパイをきっちり排除できていれば勝てた戦だったと分析。異物が混ざりこんだあの状況では秦軍の敗北は避けられず、将軍が一人責任を背負い込むことではないと言い、その言葉にエイ華の心は氷解する。
[第二十集]
五か国連合軍が秦の国境、函谷関に迫る。既に三晋諸国が集結し、燕と楚もまもなく到着するだろう。守軍を指揮する嬴疾(エイ・シツ)将軍は義渠(ギキョ)の動きも読めず今打って出るわけにも行かず苦悩する。しかし時がたてば楚の大軍が合流し、そうなれば勝ち目はない…。
張儀の元に斉の客卿だった陳軫(チン・シン)がやってくる。そして斉は五か国の合縦が秦を攻めると判断し兵を引いて傍観することにしたと教えてくれる。陳シンはこれから楚国へ向かうという。張儀は秦のために力を貸してほしい、つまりスパイとして情報を流してほしいと頼むのだった。
急ぎ函谷関へ向かう準備をする張儀。そこへ姫狐公主がやってくる。張儀が合縦を崩すために燕軍陣営を説得するつもりだと知ると、心配して自分が護衛すると言い出した。
函谷関へ向かう兵士達の壮行会が行われる。恵文王妃・芈(ビ)八子は魏冉(ギ・ゼン)が首に巻いている幸運のお守りを見て話しかける。そのお守りは彼女の家に伝わるものと同じだったからだ。姫狐公主も弟分の魏ゼンを心配し声をかける。魏ゼンはビ八子が自分の本当の姉だと言い、公主は首をかしげる。
函谷関にやってきた張儀と姫狐公主は燕の軍営に忍び込もうとするがあっさり見つかり捕縛される。姫狐公主は自分の身の証となる佩玉を提示し、燕軍を指揮する太子・姫平は慌てて彼女を解放した。正体を明かし縄を解かれた張儀は、平太子に斉国がこの機に燕国を狙い侵攻してくると吹き込む。
[第二十一集]
もし今兵を引いたら秦は斉を退け太子が王位に就く手助けをしよう…そんな張儀の言葉を信じようとする平太子を部下は諌め張儀に剣を突きつける。姫狐公主が体を張ってそれを阻止し、その姿を見た平太子は部下を取り押さえる。剣は張儀の腹をかすっており、血を見た張儀は失神してしまった…。
次に目が覚めるとそこは函谷関内。姫狐公主が献身的に看病してくれる。そして彼女はかつて平太子の許嫁だったと告白する。嫁入り行列が魏国で戦火に巻き込まれ護衛は皆逃げ出し彼女は流れ矢を受け負傷、その彼女を救ったのが魏冉(ギ・ゼン)であり、山賊らとの生活も楽しくそのまま居ついたというのが事の顛末だ。公主が平太子の許嫁と知って彼女に想いを寄せていた張儀は傷心するが、公主はここまでついてきたのは秦国のためでも平太子のためでもなく張儀と一緒にいたかったからだと言い、二人はお互いの気持ちを確かめ合うのだった。
その夜、秦軍は燕軍営に火を放ち、燕軍が仕方なしに徹兵したように見せかける。燕が合縦諸国から非難されるのを防ぐために張儀が平太子に提案した策だ。
燕軍の撤退を聞き、公孫衍(コウソン・エン)は張儀が謀ったと直感する。このまま合縦を崩されてはならない、不満を口にする諸国将軍らを必死に説得しなだめる。
函谷関では近い実戦に向けて兵士の訓練が続けられていた。訓練中に魏ゼンは白起とひと悶着起こし二人とも捕えられる。魏ゼンは張儀の恋人の弟分、白起は嬴華(エイ・カ)のお気に入りとあって嬴疾(エイ・シツ)は処罰に困ってしまう。そこで二人に楚軍の偵察を命じる。そして明日までに見つけて戻ってこなければそのまま除隊だと通告する。
粗雑な魏ゼンと生真面目な白起はいがみ合いながらも山野をかけまわって、ようやく楚の軍営を発見した。軍を率いるのは楚の公子・子蘭だ。子蘭公子は軍幕に美女をはべらせ酒を飲み酔っ払っている。それを見た魏ゼンはこのふざけた主将に一泡ふかせてやろうとある策を思いつく。白起もそのアイデアに乗り、早速行動を開始する…。
函谷関に恵文王・嬴駟(エイ・シ)自らが後軍を率いてやってきた。戦況に不安を募らせる兵士達を鼓舞するためだ。エイ疾は義渠(ギキョ)が挙兵したことを知りさらに眉を曇らせる。なんとしてでも函谷関は死守せねばならない。そこへ突如楚軍が撤退を始めたとの一報が。そして魏ゼンと白起が戻って来て、楚軍を発見しその糧秣を燃やして来たと報告する。エイ疾は二人の予想以上の働きに驚き喜び、司馬錯将軍にすぐに韓の塁筑要塞を攻めるよう命じる。
燕に続き楚も撤退し、連合軍は魏・韓・趙の三国だけとなった。さらに韓が塁筑要塞を防衛するため離脱する。公孫エンは合縦が崩れ去っていくさまにいら立つ。そこへ秦王が戦の前に公孫エンと話したいと提案してきたとの報せ。
エイ・シと公孫エンは十年ぶりに対面する。公孫エンはエイ・シに敬意を示しつつ、この戦乱の世に勝敗は絶えず変動しその中で自分は己の信条を貫くだけだと、そしてエイ疾、エイ華にも、昔の誼を気にかけず正々堂々お相手願いたいと告げるのだった。


――秦国――
[A] 恵文王(嬴駟/エイ・シ)
秦の君主。
[B] 張儀
秦の相国。弁舌の士。
[C] 嬴疾(エイ・シツ)
秦の上将軍。エイ・シの異母弟。智将と名高い。
[D] 嬴華(エイ・カ)
秦の将軍の一人。斉との戦いで大敗を喫する。
[E] 姫狐
周王室の姫。山賊の女頭領となっていたが張儀の勧めで下山し秦に滞在する。
[F] 魏冉(ギ・ゼン)
元山賊の若者。姫狐の弟分。張儀に誘われ富と名声を夢見て秦軍入りする。
[G] 白起
秦の刀匠。国に忠誠を誓う生真面目な青年。
――魏国――
[H] 公孫衍(コウソン・エン)
魏の将軍。三晋諸国と燕、楚の五か国連合を率いる。
――燕国――
[I] 姫平
燕の太子。燕軍を率い函谷関へ向かっている。
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せっかく張儀ちょっと見直したのに、またコメディキャラに戻っちゃってた。こんな格好悪いキャラが主人公て…まぁおもしろいからいいけど。
そして山賊魏ゼンはモブだろうと思ってたらこんなに活躍してくるとは…簡体字だから気づかなかったけど彼は穣侯・魏冄(ギ・ゼン)なのね。彼と白起の凸凹コンビはベタだけど好きだ。
秦に余裕がないのでエイ・シさまの暴君っぷりは封印。(´・ω・`)
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