ドラマでお勉強-大宋提刑官2 #8 | あさひのブログ
「大宋提刑官 II」第二十六集15分あたりから。
戸部(財務省)尚書の伍徳は街をぶらついている宋慈の姿を目にし呼び止める。

* * * * *

「宋提刑ではないか。」
「伍さまでいらっしゃいましたか、下官(わたくし)ご挨拶申し上げます。」
「宋提刑よ、なぜ一人でこの大通りで、何か探しているのか?」
「することもなく暇で、気ままにぶらついてるのです。」
「宋提刑の口から暇という言葉が出てこようとは。わざと気楽を装っているのだろう。」
「伍さまのその言葉はどういう意味ですかな。」
「宋提刑が皇帝の命を受け、その日時(期日)が迫っている人だと知らない者がいるだろうか(皆知っている)。済王の件の手がかりを突き止めたのでなければ、宋提刑は、おそらくすることがないだとか言う暇もないはずだ。」
「そうそう、済王の件は。」


「どうなんだ、本当に手がかりが見つかったのか?」
「まあそうですな。」
「そうなのか?どんな手がかりだ?」
「昨日の夜、わたくしは夢を見たのです。」
「済王がまだ生きてる夢でも見たのか。」
「姜汝成が目覚める夢を見たのですよ。」
「そ、それはまた、良い兆しが見えたではないか。」
「そうですか?」


「そうだろう。姜汝成が口を開けば、真相からそう遠くはなくなる。」
「伍さまの話ぶりを聞くと、どうやら姜汝成が何か知っているということをご存じの様ですな。」
「この推測はみんな(誰もが)推量できることだ。」
「伍さまは本当に推量されたのでしょう。でもこれはわたくしの見た夢です。夢というものは、全て逆になるもの。夢で姜汝成が目覚めたのなら、姜汝成は(現実には)きっと目覚めることはないでしょう。」
「宋提刑がそんなことを信じてるとは思いもしなかったな。もし万一姜汝成が本当に目覚めなければ、宋提刑が事件を解決するのは実に難しいだろう。」
「その通りですよ。」


「中秋節まで幾日も残っていない、宋提刑といえどどうして(事件を解決せよとの)陛下の命令に応えることが難しくないだろうか(難しいだろう)。」
「わたくしも苦心し良い策もないのですよ。」
「そうは見えんなぁ。もし宋提刑の心中に勝算がなければ、陛下が回答を命じられた日がこんなにも近づいてきているのに、宋提刑はまだ暇があって街をぶらつきに来ていると?」
「世間にこういうことわざがあります、車が山の前まで来たら必ず路はある、船が橋の先まで来たら自ずと真っ直ぐ進めると。内心びくびくしてその日を待っているよりは、天の定めに従って思いつくままに過ごす方がいいのでしょう。」

* * * * *

丁々発止と舌戦を繰り広げるシーンは陰謀もの好きにはたまらない。
ここはかろうじてネタバレにならないシーンかなと。



→インデックス