英語学習の一環で(というよりニャル子さんに触発されて)訳してみたH.P.LovecraftのDagonを掲載する。前半部分(10段落目まで)は半年くらい前に訳したものに若干の手直しをした。
わたしはかなり精神の参った状態でこれを書いている。というのも今夜で私はいなくなるからだ。金も尽き、たった一つの命の綱だった薬も切れた今となっては、この苦しみにはもう耐えられない。この屋根裏部屋の窓から下の混雑した通りに身を投げる時だ。モルヒネに溺れているからと言って、私を弱者だの屑だのと考えないで欲しい。この走り書きの原稿を読めば、決して完全にではなくとも、なぜ私にとって忘却や死が当然のものだったのかが分かるだろうから。
広い太平洋の最も空疎で、人通りの少ない部分の一つで、私が積み荷を監督していた船はドイツの海兵の手に落ちた。大戦はまだ始まったばかりで、ドイツ野郎の海軍はまだ後のような凋落にはなかった。われわれの船には正当な栄誉が与えられていたおかげで、我々乗組員は海軍の捕虜としてしかるべき公平さと配慮をもって扱われた。実際、自由にさせるのが捕捉者たちのやり方だったので、捕まってから5日後、私ひとりはかなりの期間の分の水と食料を持って小さなボートで何とか逃げ出すことができた。
わたしはとうとう自由の身で漂流を始めたのだが、身の回りの状況はほとんど分かっていなかった。決して有能な航海者ではなかった私には、太陽や星からぼんやり赤道の南にいることが分かったくらいだった。経度についてはさっぱりわからず、視界には1つの島や海岸線もなかった。日和は続き、数えきれない日々を目的もなく焼けつく太陽の下漂流した。船が通りかかるのや、居住可能な土地の岸に投げ出されるのを待ちながら。しかし船も陸地も現れず、私は孤独の中、破れることのない青のうねる空虚さに絶望を感じ始めていた。
変化は私が眠っている間に起こった。うなされ、悪夢に苛まれてはいたけれども、それでもまどろみ続けていたために、その詳細を知ることはもはや叶わない。ついに私が目を覚ました時、私は自分が見渡す限り周囲に単調にうねっている、気持ち悪い黒いぬかるみのねばねばした広がりの中に半分吸い込まれているのを知った。ボートはその中でちょっと向こうに転がっていた。
わたしの最初の感想は、これほどの甚大で予想だにしなかった景色の変容に対する驚きだったろうと見る向きもあるだろうが、実際には私は驚愕というよりも恐怖していた。というのも、空気や腐った地面には私を芯まで震えさせる邪なものが漂っていたからである。あたりは腐敗しかけた魚の死骸や、果てしない平原のおぞましい泥から突き出しているのが見える、さらに訳のわからないものでひどい臭いがした。恐らく私は言語ごときで、絶対の静寂や不毛な広大さに存しうる名状しがたい醜悪さを伝えようなどと望むべきではないのだろう。黒いどろどろの莫大な広がりを除いては、見えるものも聞こえるものもなかった。しかし完璧な静止と風景の均一さは吐き気のするような恐怖で私を圧迫した。
天に照り輝く太陽は、私にはその曇りなき残酷さにおいて、足元の漆黒の沼地を反射したように黒く思えた。座礁したボートに這い入った時、私の立場を説明する理屈は一つしかないことに気づいた。未曾有の火山性の隆起によって海底の一部が海面へと押し出され、幾十万年もの間計り知れない水底深くに隠されていた地表を晒したのだ。私の足許から隆起した新たな土地があまりにも巨大だったので、どれだけ耳を緊張させても私にはほんの僅かな潮騒すら感じられなかった。死骸を喰らおうとする海鳥もなかった。
何時間か私は、日が天を横切るにつれて小さな影を作ってくれる横倒しになったボートの中に座り、考えたりくよくよしたりしていた。時間が経つにつれて、地面は粘りけを失っていき、短い移動には十分なほど乾きそうに思えた。その夜はほとんど眠れず、次の日水と食料の支度をして、消えた海と救助の可能性を求めて地上の旅に出立した。
三日目の朝、簡単に歩けるくらいに乾いた地面を見つけた。魚の臭気は狂おしい程だったが、もっとずっと重大な関心ごとに心を奪われていたのでこんなちょっとした不都合は気にもかけず、私は大胆にも未知の終着点へ向け出発した。うねる荒野のほかのどんな隆起よりも高い、はるか先の丘を目指して、1日中着実に、ゆっくりと西へ進んだ。その夜は野営し、次の日も丘へ向けてなお進んだ。丘は初めて見つけた時からほとんど近くなっていないように見えたけれど。4日目の夕方にはふもとに到着し、それは遠くから見えていたよりもずっと高いことが分かった。間に挟まった谷が回りよりも塚を高く持ち上げている。上るには疲れすぎていたので、丘の陰で眠った。
その夜なぜ夢がああも荒々しかったのかはわからない。しかし、欠けゆく、幻想的に膨らんだ月が東の平原のはるか上空へ上がる前に、冷や汗をかいて目が覚め、もう寝るのはやめることにした。今まで見ていたような光景には、もう堪えられなかった。そして月の輝きの中で、日中行動していたのはなんと愚かだったのかと気付いた。あぶるような太陽のぎらぎらした輝きがなければ、旅はずっと楽になっていただろう。実際、日の入りの時には敬遠していたけれど、今なら登攀を実行に移せるように思えた。荷物を担いで、突端へと向かった。
うねる平原の破れることのない単調さが、私には漠然とした恐怖の源だったと書いたが、丘の天辺に達して反対側の底知れない窪みや谷間を見下ろしたときの方が恐怖は大きかった。そのときの月の高さではそれらの黒いへこみはまだ照らせていなかった。世界の縁から、計り知れない常夜の混沌を覗き込んでいるような気分だった。恐怖とともにサタンが人為の及ばぬ闇の領域を醜く登っているところや「失楽園」が妙に思いだされた。
月が天高く昇るにつれ、谷の傾斜は思っていたほど切り立ってはいないことが分かってきた。岩棚や張り出した岩のおかげでかなり余裕のある足場が得られた。数百フィートも下ると、勾配はとても緩くなった。自分でもよくわからない衝動に突き動かされて、苦労しながら攀じ降り、下のより傾斜の緩やかな所降り立って、未だ全く光の届かない地獄の深みを凝視した。
突然、約百ヤード足下に切り立っている向こうの坂の、巨大で奇妙な物体、昇る月によってようやく白く輝き始めた物体に注意が引きつけられた。それがただの巨大な岩であることはすぐに確信したが、その輪郭や位置が決して自然の為せる業ではないという印象をはっきりと受けた。もっと詳しく見てみると、私は曰く言い難い感覚に満たされた。その巨大さ、また海底に口を開けた奈落に世界の黎明からあったという事実にも関わらず、私はその奇妙な物体が巧みに形作られた石碑であり、その巨体はかつて加工と、恐らく思慮のある生き物の崇拝を受けてきたのだということを疑わなかった。
眩暈と慄きに襲われながら、ある種の科学的考古学的愉悦にも掻きたてられて、私は周囲をさらに詳しく探ってみた。今や頂点にに近い月は裂け目を取り巻くそそり立つ絶壁の上で妖しく、鮮やかに輝き、底に広範囲にわたって水が流れていることを明らかにしていた。流れは両端で曲がりくねって視界を離れ、斜面に立つ私の足にもう少しで届くところだった。裂け目の向こうでは、さざ波が巨大な石碑の足元を洗っていた。その表面に今や私は銘文や粗い彫刻の跡を認めた。書き込みは私の知らない象形文字の体系に沿ったもので、今まで本で見たどんなものとも異なっていた。大部分は魚、うなぎ、蛸、甲殻類、軟体動物、鯨、などなどといった水産物の様式化された記号からなっている。いくつかの文字は明らかに現代世界には知られていない海産物から取られているが、私はそれらの腐敗した形態を海から上がった平原で見てきた。
しかし最も私を魅了したものは、その生き生きとした彫刻だった。浅浮彫の連なりはその巨大さ故に間に水路を挟んでもはっきりと見え、その主題はドレをも嫉妬させそうなものであった。これらは人を――少なくとも、ある種の人間を描写しようとしたものではないかと思う。ただこの生物たちはどこかの海蝕洞窟に棲む魚のように泳ぎ廻り、あるいは彼ら同様海の底にあると思しき重厚な神殿に参詣する様を描かれているのだった。その顔形に関しては詳細には及ぶまい。ちょっと思い出しただけでも気が遠くなりそうだからである。ポーやブルワーでさえ想像だにできないようなグロテスクさだった。水かきのついた手足、ぎょっとするほど幅広く弛んだ唇、虚ろな、突き出した目玉、そしてその他のこれらよりもっと思い出したくないような特徴にも関わらず、それらは全体としては紛れもなく人間だった。大変興味深いことに、それらは場面の背景とはかなり不釣り合いに彫られているようだ。というのも、生き物の一人は鯨を殺しているところを描かれているのだが、その鯨は彼より少し大きいだけだからだ。私は彫刻のおどろおどろしさと巨大さについて、このように述べてきた。しかしそれらが漁と航海に生きた原始的な部族――その最後の生き残りが、ピルトダウン人やネアンデルタール人の最初の一人が生まれるずっと前に死に絶えたような部族の、想像上の神にすぎないのだと結論したのは一瞬ののちであった。どんな挑戦的な人類学者でも思いつかないような予期せぬ過去への展望に打ちのめされて、月が目の前の静かな水路に奇妙な光を投げかける中、私は無言で立ちすくんでいた。
その時、唐突にそれが見えた。ほんの少し水面をかき乱したのを先触れとして、それは暗い水の上に姿を現した。厖大で、忌まわしい、ポリフュモスのようなそれは、悪夢の怪物のように石板へと馳せ、醜い頭部を下げ、ある種の整然とした音を漏らしながらその野太く鱗に覆われた腕を投げ出すのだった。その時は頭がおかしくなっていたのだと思う。
狂乱の体で坂や崖を駆け上がり、夢中で座礁した船に戻るまでの行程についてはほとんど覚えていない。大いに歌い、歌えないときは奇妙な笑い声をあげていたようだ。船についてからは何度か大きな嵐に巻き込まれたようだが記憶がはっきりしない。ともかく、私は雷の響みやその他の、自然が最もご機嫌斜めな時にのみ発される音を聞いたようだ。
暗黒の世界から抜け出したとき、私はサンフランシスコの病院にいた。海のただなかで私の船を拾い上げてくれたアメリカ船の船長がここまで届けてくれたのだった。錯乱して色々言っていたようだが、私の発言はほとんど注意を払われていなかったのが分かった。太平洋での大地の隆起に関しては、私を救助してくれた人たちは何も知らなかった。それに彼らが到底信じられないような事をしつこく主張する必要を私も感じなかった。ある時私は著名な民俗学者を訪ねあて、彼を古代ペリシテ人の伝説にある魚神、ダゴンについての風変わりな質問で驚かせたことがあった。だがすぐに彼がどうしようもなく保守的であるのに気づいて、強いて質問することはしなかった。
夜半、ことに膨らんだ月が虧けようとしている時、私にはそれが見える。モルヒネも試した。だが薬は束の間の休息しか与えてくれない。そして私を望のない奴隷のように掴んで離さないのだ。だから私はもうすべてを終わらせるつもりで、同胞を啓発するため、いや、恐らく下らない娯楽を与えることにしかならないだろうが、この顛末を述べた。私はしばしば自問する。あれは全て単なる幻想――ドイツの軍艦から逃げた後で、蓋いのない船の中日射しにに炙られ、うわ言を言いつつ横たわっていた時に見た熱に浮かされた幻想だったのだとは言えないだろうかと。しかしこう自問するたび、私の瞼に浮かぶ醜いほどはっきりした光景がそれに応えてくれる。私はあの名もなき者どもに慄きつつ、深い海のことを思わずにはいられない。彼らは今この時にもそのぬるぬるした下肢で這いあがり、ずるずると進んで、彼らの旧い石像を崇拝し、彼ら自身のおぞましい似姿を水底の御影石の柱に刻みつけているのかも知れない。私は夢想する。彼らが大波の上に姿を現し、悪臭を放つ尾をもってちっぽけな、戦争に疲れ切った人類を引きずりこむ日を。大地が沈み、暗い海の底が全世界の大混乱のさなかへと浮上する日を。
終わりは近い。戸口から音が聞こえる、何か巨大なぬめぬめしたものが戸の上を動く音が。まさか見つかりはしないだろう。ああ、手が!窓に!窓に!
明日は丹沢主脈日帰り。
わたしはかなり精神の参った状態でこれを書いている。というのも今夜で私はいなくなるからだ。金も尽き、たった一つの命の綱だった薬も切れた今となっては、この苦しみにはもう耐えられない。この屋根裏部屋の窓から下の混雑した通りに身を投げる時だ。モルヒネに溺れているからと言って、私を弱者だの屑だのと考えないで欲しい。この走り書きの原稿を読めば、決して完全にではなくとも、なぜ私にとって忘却や死が当然のものだったのかが分かるだろうから。
広い太平洋の最も空疎で、人通りの少ない部分の一つで、私が積み荷を監督していた船はドイツの海兵の手に落ちた。大戦はまだ始まったばかりで、ドイツ野郎の海軍はまだ後のような凋落にはなかった。われわれの船には正当な栄誉が与えられていたおかげで、我々乗組員は海軍の捕虜としてしかるべき公平さと配慮をもって扱われた。実際、自由にさせるのが捕捉者たちのやり方だったので、捕まってから5日後、私ひとりはかなりの期間の分の水と食料を持って小さなボートで何とか逃げ出すことができた。
わたしはとうとう自由の身で漂流を始めたのだが、身の回りの状況はほとんど分かっていなかった。決して有能な航海者ではなかった私には、太陽や星からぼんやり赤道の南にいることが分かったくらいだった。経度についてはさっぱりわからず、視界には1つの島や海岸線もなかった。日和は続き、数えきれない日々を目的もなく焼けつく太陽の下漂流した。船が通りかかるのや、居住可能な土地の岸に投げ出されるのを待ちながら。しかし船も陸地も現れず、私は孤独の中、破れることのない青のうねる空虚さに絶望を感じ始めていた。
変化は私が眠っている間に起こった。うなされ、悪夢に苛まれてはいたけれども、それでもまどろみ続けていたために、その詳細を知ることはもはや叶わない。ついに私が目を覚ました時、私は自分が見渡す限り周囲に単調にうねっている、気持ち悪い黒いぬかるみのねばねばした広がりの中に半分吸い込まれているのを知った。ボートはその中でちょっと向こうに転がっていた。
わたしの最初の感想は、これほどの甚大で予想だにしなかった景色の変容に対する驚きだったろうと見る向きもあるだろうが、実際には私は驚愕というよりも恐怖していた。というのも、空気や腐った地面には私を芯まで震えさせる邪なものが漂っていたからである。あたりは腐敗しかけた魚の死骸や、果てしない平原のおぞましい泥から突き出しているのが見える、さらに訳のわからないものでひどい臭いがした。恐らく私は言語ごときで、絶対の静寂や不毛な広大さに存しうる名状しがたい醜悪さを伝えようなどと望むべきではないのだろう。黒いどろどろの莫大な広がりを除いては、見えるものも聞こえるものもなかった。しかし完璧な静止と風景の均一さは吐き気のするような恐怖で私を圧迫した。
天に照り輝く太陽は、私にはその曇りなき残酷さにおいて、足元の漆黒の沼地を反射したように黒く思えた。座礁したボートに這い入った時、私の立場を説明する理屈は一つしかないことに気づいた。未曾有の火山性の隆起によって海底の一部が海面へと押し出され、幾十万年もの間計り知れない水底深くに隠されていた地表を晒したのだ。私の足許から隆起した新たな土地があまりにも巨大だったので、どれだけ耳を緊張させても私にはほんの僅かな潮騒すら感じられなかった。死骸を喰らおうとする海鳥もなかった。
何時間か私は、日が天を横切るにつれて小さな影を作ってくれる横倒しになったボートの中に座り、考えたりくよくよしたりしていた。時間が経つにつれて、地面は粘りけを失っていき、短い移動には十分なほど乾きそうに思えた。その夜はほとんど眠れず、次の日水と食料の支度をして、消えた海と救助の可能性を求めて地上の旅に出立した。
三日目の朝、簡単に歩けるくらいに乾いた地面を見つけた。魚の臭気は狂おしい程だったが、もっとずっと重大な関心ごとに心を奪われていたのでこんなちょっとした不都合は気にもかけず、私は大胆にも未知の終着点へ向け出発した。うねる荒野のほかのどんな隆起よりも高い、はるか先の丘を目指して、1日中着実に、ゆっくりと西へ進んだ。その夜は野営し、次の日も丘へ向けてなお進んだ。丘は初めて見つけた時からほとんど近くなっていないように見えたけれど。4日目の夕方にはふもとに到着し、それは遠くから見えていたよりもずっと高いことが分かった。間に挟まった谷が回りよりも塚を高く持ち上げている。上るには疲れすぎていたので、丘の陰で眠った。
その夜なぜ夢がああも荒々しかったのかはわからない。しかし、欠けゆく、幻想的に膨らんだ月が東の平原のはるか上空へ上がる前に、冷や汗をかいて目が覚め、もう寝るのはやめることにした。今まで見ていたような光景には、もう堪えられなかった。そして月の輝きの中で、日中行動していたのはなんと愚かだったのかと気付いた。あぶるような太陽のぎらぎらした輝きがなければ、旅はずっと楽になっていただろう。実際、日の入りの時には敬遠していたけれど、今なら登攀を実行に移せるように思えた。荷物を担いで、突端へと向かった。
うねる平原の破れることのない単調さが、私には漠然とした恐怖の源だったと書いたが、丘の天辺に達して反対側の底知れない窪みや谷間を見下ろしたときの方が恐怖は大きかった。そのときの月の高さではそれらの黒いへこみはまだ照らせていなかった。世界の縁から、計り知れない常夜の混沌を覗き込んでいるような気分だった。恐怖とともにサタンが人為の及ばぬ闇の領域を醜く登っているところや「失楽園」が妙に思いだされた。
月が天高く昇るにつれ、谷の傾斜は思っていたほど切り立ってはいないことが分かってきた。岩棚や張り出した岩のおかげでかなり余裕のある足場が得られた。数百フィートも下ると、勾配はとても緩くなった。自分でもよくわからない衝動に突き動かされて、苦労しながら攀じ降り、下のより傾斜の緩やかな所降り立って、未だ全く光の届かない地獄の深みを凝視した。
突然、約百ヤード足下に切り立っている向こうの坂の、巨大で奇妙な物体、昇る月によってようやく白く輝き始めた物体に注意が引きつけられた。それがただの巨大な岩であることはすぐに確信したが、その輪郭や位置が決して自然の為せる業ではないという印象をはっきりと受けた。もっと詳しく見てみると、私は曰く言い難い感覚に満たされた。その巨大さ、また海底に口を開けた奈落に世界の黎明からあったという事実にも関わらず、私はその奇妙な物体が巧みに形作られた石碑であり、その巨体はかつて加工と、恐らく思慮のある生き物の崇拝を受けてきたのだということを疑わなかった。
眩暈と慄きに襲われながら、ある種の科学的考古学的愉悦にも掻きたてられて、私は周囲をさらに詳しく探ってみた。今や頂点にに近い月は裂け目を取り巻くそそり立つ絶壁の上で妖しく、鮮やかに輝き、底に広範囲にわたって水が流れていることを明らかにしていた。流れは両端で曲がりくねって視界を離れ、斜面に立つ私の足にもう少しで届くところだった。裂け目の向こうでは、さざ波が巨大な石碑の足元を洗っていた。その表面に今や私は銘文や粗い彫刻の跡を認めた。書き込みは私の知らない象形文字の体系に沿ったもので、今まで本で見たどんなものとも異なっていた。大部分は魚、うなぎ、蛸、甲殻類、軟体動物、鯨、などなどといった水産物の様式化された記号からなっている。いくつかの文字は明らかに現代世界には知られていない海産物から取られているが、私はそれらの腐敗した形態を海から上がった平原で見てきた。
しかし最も私を魅了したものは、その生き生きとした彫刻だった。浅浮彫の連なりはその巨大さ故に間に水路を挟んでもはっきりと見え、その主題はドレをも嫉妬させそうなものであった。これらは人を――少なくとも、ある種の人間を描写しようとしたものではないかと思う。ただこの生物たちはどこかの海蝕洞窟に棲む魚のように泳ぎ廻り、あるいは彼ら同様海の底にあると思しき重厚な神殿に参詣する様を描かれているのだった。その顔形に関しては詳細には及ぶまい。ちょっと思い出しただけでも気が遠くなりそうだからである。ポーやブルワーでさえ想像だにできないようなグロテスクさだった。水かきのついた手足、ぎょっとするほど幅広く弛んだ唇、虚ろな、突き出した目玉、そしてその他のこれらよりもっと思い出したくないような特徴にも関わらず、それらは全体としては紛れもなく人間だった。大変興味深いことに、それらは場面の背景とはかなり不釣り合いに彫られているようだ。というのも、生き物の一人は鯨を殺しているところを描かれているのだが、その鯨は彼より少し大きいだけだからだ。私は彫刻のおどろおどろしさと巨大さについて、このように述べてきた。しかしそれらが漁と航海に生きた原始的な部族――その最後の生き残りが、ピルトダウン人やネアンデルタール人の最初の一人が生まれるずっと前に死に絶えたような部族の、想像上の神にすぎないのだと結論したのは一瞬ののちであった。どんな挑戦的な人類学者でも思いつかないような予期せぬ過去への展望に打ちのめされて、月が目の前の静かな水路に奇妙な光を投げかける中、私は無言で立ちすくんでいた。
その時、唐突にそれが見えた。ほんの少し水面をかき乱したのを先触れとして、それは暗い水の上に姿を現した。厖大で、忌まわしい、ポリフュモスのようなそれは、悪夢の怪物のように石板へと馳せ、醜い頭部を下げ、ある種の整然とした音を漏らしながらその野太く鱗に覆われた腕を投げ出すのだった。その時は頭がおかしくなっていたのだと思う。
狂乱の体で坂や崖を駆け上がり、夢中で座礁した船に戻るまでの行程についてはほとんど覚えていない。大いに歌い、歌えないときは奇妙な笑い声をあげていたようだ。船についてからは何度か大きな嵐に巻き込まれたようだが記憶がはっきりしない。ともかく、私は雷の響みやその他の、自然が最もご機嫌斜めな時にのみ発される音を聞いたようだ。
暗黒の世界から抜け出したとき、私はサンフランシスコの病院にいた。海のただなかで私の船を拾い上げてくれたアメリカ船の船長がここまで届けてくれたのだった。錯乱して色々言っていたようだが、私の発言はほとんど注意を払われていなかったのが分かった。太平洋での大地の隆起に関しては、私を救助してくれた人たちは何も知らなかった。それに彼らが到底信じられないような事をしつこく主張する必要を私も感じなかった。ある時私は著名な民俗学者を訪ねあて、彼を古代ペリシテ人の伝説にある魚神、ダゴンについての風変わりな質問で驚かせたことがあった。だがすぐに彼がどうしようもなく保守的であるのに気づいて、強いて質問することはしなかった。
夜半、ことに膨らんだ月が虧けようとしている時、私にはそれが見える。モルヒネも試した。だが薬は束の間の休息しか与えてくれない。そして私を望のない奴隷のように掴んで離さないのだ。だから私はもうすべてを終わらせるつもりで、同胞を啓発するため、いや、恐らく下らない娯楽を与えることにしかならないだろうが、この顛末を述べた。私はしばしば自問する。あれは全て単なる幻想――ドイツの軍艦から逃げた後で、蓋いのない船の中日射しにに炙られ、うわ言を言いつつ横たわっていた時に見た熱に浮かされた幻想だったのだとは言えないだろうかと。しかしこう自問するたび、私の瞼に浮かぶ醜いほどはっきりした光景がそれに応えてくれる。私はあの名もなき者どもに慄きつつ、深い海のことを思わずにはいられない。彼らは今この時にもそのぬるぬるした下肢で這いあがり、ずるずると進んで、彼らの旧い石像を崇拝し、彼ら自身のおぞましい似姿を水底の御影石の柱に刻みつけているのかも知れない。私は夢想する。彼らが大波の上に姿を現し、悪臭を放つ尾をもってちっぽけな、戦争に疲れ切った人類を引きずりこむ日を。大地が沈み、暗い海の底が全世界の大混乱のさなかへと浮上する日を。
終わりは近い。戸口から音が聞こえる、何か巨大なぬめぬめしたものが戸の上を動く音が。まさか見つかりはしないだろう。ああ、手が!窓に!窓に!
明日は丹沢主脈日帰り。
その時、唐突にそれが見えた。ほんの少し水面をかき乱したのを先触れとして、それは暗い水の上に姿を現した。厖大で、忌まわしい、ポリフュモスのようなそれは、悪夢の怪物のように石板へと馳せ、醜い頭部を下げ、ある種の整然とした音を漏らしながらその野太く鱗に覆われた腕を投げ出すのだった。その時は頭がおかしくなっていたのだと思う。
狂乱の体で坂や崖を駆け上がり、夢中で座礁した船に戻るまでの行程についてはほとんど覚えていない。大いに歌い、歌えないときは奇妙な笑い声をあげていたようだ。船についてからは何度か大きな嵐に巻き込まれたようだが記憶がはっきりしない。ともかく、私は雷の響みやその他の、自然が最もご機嫌斜めな時にのみ発される音を聞いたようだ。
暗黒の世界から抜け出したとき、私はサンフランシスコの病院にいた。海のただなかで私の船を拾い上げてくれたアメリカ船の船長がここまで届けてくれたのだった。錯乱して色々言っていたようだが、私の発言はほとんど注意を払われていなかったのが分かった。太平洋での大地の隆起に関しては、私を救助してくれた人たちは何も知らなかった。それに彼らが到底信じられないような事をしつこく主張する必要を私も感じなかった。ある時私は著名な民俗学者を訪ねあて、彼を古代ペリシテ人の伝説にある魚神、ダゴンについての風変わりな質問で驚かせたことがあった。だがすぐに彼がどうしようもなく保守的であるのに気づいて、強いて質問することはしなかった。
夜半、ことに膨らんだ月が虧けようとしている時、私にはそれが見える。モルヒネも試した。だが薬は束の間の休息しか与えてくれない。そして私を望のない奴隷のように掴んで離さないのだ。だから私はもうすべてを終わらせるつもりで、同胞を啓発するため、いや、恐らく下らない娯楽を与えることにしかならないだろうが、この顛末を述べた。私はしばしば自問する。あれは全て単なる幻想――ドイツの軍艦から逃げた後で、蓋いのない船の中日射しにに炙られ、うわ言を言いつつ横たわっていた時に見た熱に浮かされた幻想だったのだとは言えないだろうかと。しかしこう自問するたび、私の瞼に浮かぶ醜いほどはっきりした光景がそれに応えてくれる。私はあの名もなき者どもに慄きつつ、深い海のことを思わずにはいられない。彼らは今この時にもそのぬるぬるした下肢で這いあがり、ずるずると進んで、彼らの旧い石像を崇拝し、彼ら自身のおぞましい似姿を水底の御影石の柱に刻みつけているのかも知れない。私は夢想する。彼らが大波の上に姿を現し、悪臭を放つ尾をもってちっぽけな、戦争に疲れ切った人類を引きずりこむ日を。大地が沈み、暗い海の底が全世界の大混乱のさなかへと浮上する日を。
終わりは近い。戸口から音が聞こえる、何か巨大なぬめぬめしたものが戸の上を動く音が。まさか見つかりはしないだろう。ああ、手が!窓に!窓に!
・・・さあ、どうしようかね、これ。
狂乱の体で坂や崖を駆け上がり、夢中で座礁した船に戻るまでの行程についてはほとんど覚えていない。大いに歌い、歌えないときは奇妙な笑い声をあげていたようだ。船についてからは何度か大きな嵐に巻き込まれたようだが記憶がはっきりしない。ともかく、私は雷の響みやその他の、自然が最もご機嫌斜めな時にのみ発される音を聞いたようだ。
暗黒の世界から抜け出したとき、私はサンフランシスコの病院にいた。海のただなかで私の船を拾い上げてくれたアメリカ船の船長がここまで届けてくれたのだった。錯乱して色々言っていたようだが、私の発言はほとんど注意を払われていなかったのが分かった。太平洋での大地の隆起に関しては、私を救助してくれた人たちは何も知らなかった。それに彼らが到底信じられないような事をしつこく主張する必要を私も感じなかった。ある時私は著名な民俗学者を訪ねあて、彼を古代ペリシテ人の伝説にある魚神、ダゴンについての風変わりな質問で驚かせたことがあった。だがすぐに彼がどうしようもなく保守的であるのに気づいて、強いて質問することはしなかった。
夜半、ことに膨らんだ月が虧けようとしている時、私にはそれが見える。モルヒネも試した。だが薬は束の間の休息しか与えてくれない。そして私を望のない奴隷のように掴んで離さないのだ。だから私はもうすべてを終わらせるつもりで、同胞を啓発するため、いや、恐らく下らない娯楽を与えることにしかならないだろうが、この顛末を述べた。私はしばしば自問する。あれは全て単なる幻想――ドイツの軍艦から逃げた後で、蓋いのない船の中日射しにに炙られ、うわ言を言いつつ横たわっていた時に見た熱に浮かされた幻想だったのだとは言えないだろうかと。しかしこう自問するたび、私の瞼に浮かぶ醜いほどはっきりした光景がそれに応えてくれる。私はあの名もなき者どもに慄きつつ、深い海のことを思わずにはいられない。彼らは今この時にもそのぬるぬるした下肢で這いあがり、ずるずると進んで、彼らの旧い石像を崇拝し、彼ら自身のおぞましい似姿を水底の御影石の柱に刻みつけているのかも知れない。私は夢想する。彼らが大波の上に姿を現し、悪臭を放つ尾をもってちっぽけな、戦争に疲れ切った人類を引きずりこむ日を。大地が沈み、暗い海の底が全世界の大混乱のさなかへと浮上する日を。
終わりは近い。戸口から音が聞こえる、何か巨大なぬめぬめしたものが戸の上を動く音が。まさか見つかりはしないだろう。ああ、手が!窓に!窓に!
・・・さあ、どうしようかね、これ。
前にどこまで書いたかすら忘れた。適当なところから再開する。
浮彫の連なりはその巨大さ故に間に水路を挟んでもはっきりと見え、その主題はドレをも嫉妬させそうなものであった。これらは人を――少なくとも、ある種の人間を描写しようとしたものではないかと思う。ただこの生物たちはどこかの海蝕洞窟に棲む魚のように泳ぎ廻り、あるいは彼ら同様海の底にあると思しき重厚な神殿に参詣する様を描かれているのだった。その顔形に関しては詳細には及ぶまい。ちょっと思い出しただけでも気が遠くなりそうだからである。ポーやブルワーでさえ想像だにできないようなグロテスクさだった。水かきのついた手足、ぎょっとするほど幅広く弛んだ唇、虚ろな、突き出した目玉、そしてその他のこれらよりもっと思い出したくないような特徴にも関わらず、それらは全体としては紛れもなく人間だった。大変興味深いことに、それらは場面の背景とはかなり不釣り合いに彫られているようだ。というのも、生き物の一人は鯨を殺しているところを描かれているのだが、その鯨は彼より少し大きいだけだからだ。私は彫刻のおどろおどろしさと巨大さについて、このように述べてきた。しかしそれらが漁と航海に生きた原始的な部族――その最後の生き残りが、ピルトダウン人やネアンデルタール人の最初の一人が生まれるずっと前に死に絶えたような部族の、想像上の神にすぎないのだと結論したのは一瞬ののちであった。どんな挑戦的な人類学者でも思いつかないような予期せぬ過去への展望に打ちのめされて、月が目の前の静かな水路に奇妙な光を投げかける中、私は無言で立ちすくんでいた。
教職過程でひと、にんげん、じんるいという言葉の使い分けについて考えたのを思い出す。こういうのは得意だと思ってたが、文系ガチ勢にあってはそんなちっぽけな自負も形なしだった。
浮彫の連なりはその巨大さ故に間に水路を挟んでもはっきりと見え、その主題はドレをも嫉妬させそうなものであった。これらは人を――少なくとも、ある種の人間を描写しようとしたものではないかと思う。ただこの生物たちはどこかの海蝕洞窟に棲む魚のように泳ぎ廻り、あるいは彼ら同様海の底にあると思しき重厚な神殿に参詣する様を描かれているのだった。その顔形に関しては詳細には及ぶまい。ちょっと思い出しただけでも気が遠くなりそうだからである。ポーやブルワーでさえ想像だにできないようなグロテスクさだった。水かきのついた手足、ぎょっとするほど幅広く弛んだ唇、虚ろな、突き出した目玉、そしてその他のこれらよりもっと思い出したくないような特徴にも関わらず、それらは全体としては紛れもなく人間だった。大変興味深いことに、それらは場面の背景とはかなり不釣り合いに彫られているようだ。というのも、生き物の一人は鯨を殺しているところを描かれているのだが、その鯨は彼より少し大きいだけだからだ。私は彫刻のおどろおどろしさと巨大さについて、このように述べてきた。しかしそれらが漁と航海に生きた原始的な部族――その最後の生き残りが、ピルトダウン人やネアンデルタール人の最初の一人が生まれるずっと前に死に絶えたような部族の、想像上の神にすぎないのだと結論したのは一瞬ののちであった。どんな挑戦的な人類学者でも思いつかないような予期せぬ過去への展望に打ちのめされて、月が目の前の静かな水路に奇妙な光を投げかける中、私は無言で立ちすくんでいた。
教職過程でひと、にんげん、じんるいという言葉の使い分けについて考えたのを思い出す。こういうのは得意だと思ってたが、文系ガチ勢にあってはそんなちっぽけな自負も形なしだった。
CHAMPIONSHIP 2009でこのところ愛用しているデッキのレシピを書いておく。
モンスター 22枚
エアーマン
終末の騎士×3
ゾンビキャリアー×3
ダークアームドドラゴン×3
ダークグレファー
ダイヤモンドガイ×3
ダガーガイ×3
ダッシュガイ×3
ディアボリックガイ×3
デビルガイ
魔法 11枚
大嵐
サイクロン
死者蘇生
増援×3
デステニードロー×3
オーバーデステニー×2
トラップ 7枚
神の宣告
次元幽閉
死のデッキ破壊ウイルス
ミラーフォース
デステニーシグナル
魔宮の賄賂×2
エクストラデッキ
AOJカタストル
ギガンテックファイター×2
ゴヨウガーディアン×2
スターダストドラゴン×2
ダークエンドドラゴン×2
ダークダイブボンバー×2
ブリューナク×2
ミストウォーム
使い方は簡単。ダークグレファー、終末の騎士やデステニードローでディアボリックガイを墓地に落とす。またゾンビキャリアーを同様に落とすか手札に引いて来るかして場に出す。ディアボリックガイとシンクロして8つ星モンスターを召喚する。CPU相手ならこのギミックだけで7ターン以上粘られることはまずない。
元々D・HEROデッキとして出発したこのデッキ、キャリアーを入れた途端に浸食が始まり、気づいたらただの闇属性シンクロデッキと化していた。実際このデッキにとって必須なのは20枚程度で残り半分は埋め草と言っていい。麗々しくD・HEROが名を連ねているが何のことはない、ただのデステニードロー要因である。デステニーシグナルやオーバーデステニーも15局に1度位しか活躍の機会はない。何せ使う前に勝負がついてしまうのだ。
こんなんでいいのだろうか。いくら登場したばかりのシステムに活躍の場を与えたいとはいえ、流石にバランスを無視しすぎだと思う、シンクロ召喚。今般のエクシーズ召喚で歴史は繰り返した様だが、僕にはもうさっぱり付いていけない。
とはいえ、こんなデッキでも除外系のデッキとライトロードには歯が立たない。序にいえばCPU相手で最強のデッキはフルバーンだったりする。やっぱりこのソフトはクソゲーだ。
モンスター 22枚
エアーマン
終末の騎士×3
ゾンビキャリアー×3
ダークアームドドラゴン×3
ダークグレファー
ダイヤモンドガイ×3
ダガーガイ×3
ダッシュガイ×3
ディアボリックガイ×3
デビルガイ
魔法 11枚
大嵐
サイクロン
死者蘇生
増援×3
デステニードロー×3
オーバーデステニー×2
トラップ 7枚
神の宣告
次元幽閉
死のデッキ破壊ウイルス
ミラーフォース
デステニーシグナル
魔宮の賄賂×2
エクストラデッキ
AOJカタストル
ギガンテックファイター×2
ゴヨウガーディアン×2
スターダストドラゴン×2
ダークエンドドラゴン×2
ダークダイブボンバー×2
ブリューナク×2
ミストウォーム
使い方は簡単。ダークグレファー、終末の騎士やデステニードローでディアボリックガイを墓地に落とす。またゾンビキャリアーを同様に落とすか手札に引いて来るかして場に出す。ディアボリックガイとシンクロして8つ星モンスターを召喚する。CPU相手ならこのギミックだけで7ターン以上粘られることはまずない。
元々D・HEROデッキとして出発したこのデッキ、キャリアーを入れた途端に浸食が始まり、気づいたらただの闇属性シンクロデッキと化していた。実際このデッキにとって必須なのは20枚程度で残り半分は埋め草と言っていい。麗々しくD・HEROが名を連ねているが何のことはない、ただのデステニードロー要因である。デステニーシグナルやオーバーデステニーも15局に1度位しか活躍の機会はない。何せ使う前に勝負がついてしまうのだ。
こんなんでいいのだろうか。いくら登場したばかりのシステムに活躍の場を与えたいとはいえ、流石にバランスを無視しすぎだと思う、シンクロ召喚。今般のエクシーズ召喚で歴史は繰り返した様だが、僕にはもうさっぱり付いていけない。
とはいえ、こんなデッキでも除外系のデッキとライトロードには歯が立たない。序にいえばCPU相手で最強のデッキはフルバーンだったりする。やっぱりこのソフトはクソゲーだ。
久しぶりに。
3章
1.都市ローマとヴェローナは有名である。
2.歌うことは楽しい。
3.多くの人々がギリシア人とローマ人の詩人を愛する。
4.詩人は小さいデロス島と大きいロードス島を訪れる。
5.大洋は多くの危険によって船人たちを脅かした。
6.農夫たちの富は大きい。
7.先生は生徒に美しい本を贈る。
8.奴隷たちの生活はみじめである。
9.私たちは危険を冒さずして川を通って右岸から左岸へ泳ぐことはできない。
10.祖父は多くの美しい物語を語ることができる。
11.詩人たちは喜ばせるか、または役に立つ。
12.子犬は机の下へ走る。
13.先生は生徒たちとローマの詩と哲学についての話を読む。
14.少年たちは高い壁から降りて野原へ駆けてゆく。
15.主人は奴隷たちの怠惰のために激怒する。
16.少年たちは小舟で川を渡る。
17.農夫は自分の娘にだけでなく、隣人の娘にも果物をあげる。
18.我々の友人は危険を我々から遠ざける。
19.あなたたちの援助は私たちの役に立つ。
20.その言葉は彼にとって楽しい。
21.あなたたちの誰がアウグストゥスについて話すのか。
22.私たちはあなたたちと神々に懇願する。
すべての章をアップしたら1つの記事にまとめようと思っていたが、まとめないほうがアクセス数が増えるかなー、などと阿漕なこと考えたりして。
4月からラテン語中級の授業でガリア戦記を読んでいる。とてつもなく難しい。90分かけて読めるのが僅かに10行とか。でも周りの文系勢は苦も無く読みこなしている。あー、予習めんどい。
3章
1.都市ローマとヴェローナは有名である。
2.歌うことは楽しい。
3.多くの人々がギリシア人とローマ人の詩人を愛する。
4.詩人は小さいデロス島と大きいロードス島を訪れる。
5.大洋は多くの危険によって船人たちを脅かした。
6.農夫たちの富は大きい。
7.先生は生徒に美しい本を贈る。
8.奴隷たちの生活はみじめである。
9.私たちは危険を冒さずして川を通って右岸から左岸へ泳ぐことはできない。
10.祖父は多くの美しい物語を語ることができる。
11.詩人たちは喜ばせるか、または役に立つ。
12.子犬は机の下へ走る。
13.先生は生徒たちとローマの詩と哲学についての話を読む。
14.少年たちは高い壁から降りて野原へ駆けてゆく。
15.主人は奴隷たちの怠惰のために激怒する。
16.少年たちは小舟で川を渡る。
17.農夫は自分の娘にだけでなく、隣人の娘にも果物をあげる。
18.我々の友人は危険を我々から遠ざける。
19.あなたたちの援助は私たちの役に立つ。
20.その言葉は彼にとって楽しい。
21.あなたたちの誰がアウグストゥスについて話すのか。
22.私たちはあなたたちと神々に懇願する。
すべての章をアップしたら1つの記事にまとめようと思っていたが、まとめないほうがアクセス数が増えるかなー、などと阿漕なこと考えたりして。
4月からラテン語中級の授業でガリア戦記を読んでいる。とてつもなく難しい。90分かけて読めるのが僅かに10行とか。でも周りの文系勢は苦も無く読みこなしている。あー、予習めんどい。