ブラックミュージック系ロックバンド「Someone」のブログ

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テレキャス×335×スラップベース。ブラックなフィーリングで世界を変えます。札幌。

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1曲まるごと無料配信中!
冥王星行き特急列車「Pluto Express」
R&B調の優しく温かいチューンです。
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どうも。
ベースのジョイです。
今回は前回の続きとして、スラップの伝道師ルイス・ジョンソンを紹介します。

スラップを生み出したのはラリー・グラハムであることに間違いありませんが、奏法そのものを世に広めたのはルイス・ジョンソンであることはあまり知られていません。
グラハムの活動はSly&The Family Stoneと自身のバンドに限られています。
それに対してルイス・ジョンソンは自身のバンド、The Brothers Johnsonだけでなくクインシー・ジョーンズやマイケル・ジャクソンといったソウル・R&B。
アール・クルーやハービー・ハンコックといったジャズ・フュージョン界でも数々の名演を残しています。





こちらは兄弟で活躍したディスコバンド、The Brothers Johnsonの名曲「Stomp!」
この曲でのルイスは指弾きに徹したシンプルかつノレるベースライン。
ディスコ系の曲は音価が命。
ジャストなタイミングで音をリリースしてジャストなタイミングで止める。
単純かつ難しいベースとしての仕事をしっかりとこなすルイス。
かと思いきや2分21秒からのベースソロでは確実に頭が悪い動きをしながらのスラップ。
「こんなアホみたいにスラップするやついないだろ・・・」
というツッコミが聞こえてきそうなところです。
が、するんです。
フレーズはオーソドックスながらグルーヴィー。
バキバキとしすぎずベース本来の中低音が活かされたウォームなスラップですね。





こちらはクインシー・ジョーンズの日本公演。
この動画のクインシー、かなりやばいです。
なにしろありえないくらいショッキングピンクのシャツを着て、なおかつズボンにIn!!!!

肝心のルイスは・・・・・・・
ね? やってるでしょう??
アホみたいに大振りなスラップ。
しかしこの日のルイスは絶好調。
リズムも性格でフレーズも冴えっ冴え。 まさに熱い男の熱いソロ。
サビのラインはノリノリかつメロディアスな素晴らしいライン。
グラハムが粘っこいファンクなノリだったのに対し、ルイスはディスコを漂わせる腰にくるベースを弾きますね。
アホなだけじゃない。





こちらはアール・クルーの「Kiko」
この曲でのルイスはプル一切なしのサムだけでのプレイ。
コーラスをかけたサムでのプレイはスラップらしくないけれど、パーカッシブで不思議な音色。
一見曲の雰囲気にマッチしないようだが、このベースこそが主導権を握っていると言っても過言ではない。
バキバキだけがスラップじゃない という新しい道の第一歩でしょう。


最後におまけとしてマイケルの曲を。
基本は打ち込みのシンセベースなのだが、なんとルイスはソロだけ参加!
非常に豪華な使い方ですね(笑)
初期マイケルはほとんどルイスが弾いているので気になった方は是非調べてみてほしいですねー
第11回目となりました。
ベースのジョイです。
今回は「なんだかんだ言ってもやはりこいつが一番好きだ」 というベーシストです。


スラップベースの第一人者、ラリー・グラハム。
多くの人に語り尽くされている超有名ベーシストではありますが今一度ご紹介します。
と、いうのも。
今やスラップといえば「グラハム」よりも、「マーカス、ウッテン!」と言われる今日この頃。
そんな方々にグラハムの良さを少しでも分かっていただきたいのです。


伝説的ファンクバンド、Sly&Family Stoneのベーシストとして活躍したグラハム。
リーダー、スライ・ストーンの麻薬中毒の悪化によりトラブルが多発し脱退、そしてGraham Central Stationを結成。
そんなグラハムがスラップを開発したのはドラム不在のバンドで「ベースがドラムの役割を果たしてしまおう」という大胆な発想からというのは非常に有名。
サムピングがバスドラ、プルがスネア。





Graham Central Stationの代表曲「Pow!」。
スラップは「Pow!」に始まり「Pow!」に終わると言われるほど、スラップの基本がすべて詰まったリフ。
それをキープするスタミナ、タイム感。
超絶テクニックではないが、ベースとしての確固たる説得力。

実際に弾いてみるとなかなかこのグルーヴが出せない。
左手の粘っこいニュアンス、ぶっといサムピングの低音。
食い込むようなタイミングのプル。
とにかくどんな難しいことをしていてもファンキーに徹する姿勢に敬礼!




こちらはマーカス・ミラーの日本でのライブにグラハムが飛び入り参加した超貴重な映像。
見づらさ、聞きづらさはありますがファンク好きにはたまらないライブ。
グラハムの飛び道具でもあるディストーションを多用したゴリッゴリのファンクチューン。
グラハムとマーカスのプレイの違いも楽しみつつ、次々とおなじみのメンバー紹介。
マーカスを紹介する際「Funky bass」と称しているのにも同じベーシストとしてマーカスを認めている何よりの証拠。
どんなライブでもストイックに渋面でベースを弾いているイメージのあるマーカスですが、このライブでは心から音を出すのを楽しんでいるように見えます。





最後に2011年のGraham Central Stationによるライブ。
さすがに全盛期のようなハイテンションっぷりではないものの、やはり生き様はファンキーそのもの。
歳は食ってもブイブイ言わすわがままっぷりは健在です。
後半にGraham Central Stationの1stアルバム1曲目「We've been waiting」に突入するところで不覚にも涙が出ました。
ファンクは演奏云々ではなく魂なのです。


ちなみにぼくは高校2年でグラハムを知り、そのスタイルに憧れ続けています。
世の若いベーシストにはテクニックだけではなく、ファンクの精神を知ってもらいたいものです。
どうもベースのジョイです。


久しぶりの第10回はここ1年で僕がハマり狂ったベーシスト、ジミー・ハスリップです。
ジャズ・フュージョンをかじっている人なら知っている人も多いYellowjacketsの前任ベーシストです。
日本での知名度はなぜか高くないんですが、リズム隊としての堅実なリズム感とギターライクな歌心満載でパッセージの速いメロディアスなソロは必聴です。


まずはこちら。



まず驚くのはベースの違和感。
ジミーはサウスポーなのに右利きのベースをそのまま使ってるんです。
なので張ってある弦の位置が上下逆さまなんですよね。
低音弦が一番遠くにあり、高音弦が一番近くにある謎の奏法。

そんなことはさておき、テーマでは一糸乱れぬリズムでドラムにピッタリとくっついて堅実にベースとしての仕事を果たしていますね。
ファンキーでもなくスウィンギーでもなくまさに「スムース」なノリ。
ローB弦の使い方や落としどころも非常に上手く、バッキングではブリッジミュートを使ったデッドでパーカッシブな音色を使うことも多いですね。
一転してソロでは低音をほぼ捨ててハイC弦まで活用した超絶パッセージのソロを披露します。
パッセージの速さもさることながらまさに歌うように奏でられる音がもう絶品です。
フレッテッドなのにフレットレスのように聞こえるのは彼の左手のニュアンスによるものでしょう。
弾いてる顔がとんでもなく気持ち悪いこと以外は素晴らしい!


次はこちら。



超難曲Why Is ItとキャッチーなRevelation。
Why Is Itでは完全なる速弾き勝負。
この動画を見るだけで多くの方が気づきますが ジミーはかなりのペンタっ子。
これでもかというほど似たフレーズ、似た下降ラインを多用します。
どんな曲のソロでも「これ前に聞いたぞ・・・」というデジャヴに襲われます。
また音づかいではソロでもバッキングでも6度音をよく使いますね。

しかし速弾きの粒のそろい方やリズムの正確さには目を見張るものがあります。
そして顔が気持ち悪い。


近年、ハイテクベーシストがはびこる世の中です。
ジミー以上に速弾きに特化し多彩なメロディーの引き出しを持つベーシストがいることは明白です(トニー・グレイやアドリアン・フェローなど)。
しかし人間は誰しも完璧じゃない。
ジミーのベースはそれを教えてくれます。


アホみたいにワンパターンな速弾き。
アホみたいに分かりやすいペンタフレーズ。
アホみたいな顔。
でも人の心に響き、琴線に触れるメロディーを歌うジミー・ハスリップが僕は大好きです。



近年、Yellowjacketsのベーシストがジミーからジャコの息子であるフェリックス・パストリアスに代わりました。
フェリックスも素晴らしいベーシストに違いありません。
引き出しの多さやグルーヴでいえばジミーの上を行くでしょう。
しかしYellowjacketsには人間らしい、人間臭いジミーのベースがぴったりだと僕は思います。
脱退した理由としては「家族との時間を大切にしたいから」という常識人っぷりです。

ジミーよ、帰ってきてくれ!!!!
こんにちは。ドラムのサイトウです。初投稿!
明日に迫りましたSomeoneレコ発ライブですが、今回はその対バンの中から「さくらぶんちょう」さんを紹介したいと思います!

さくらぶんちょうさんは僕の所属する札幌医大POPS研究会のバンドさんなのです。
ギターボーカルのあやこさん、ベースのYUKAO、ドラムのゆうりさんの3ピースガールズバンドです!とっても可愛らしい3人ですが、その見た目とは裏腹にライブでのパワーは圧巻です。僕自身も先日さくらぶんちょうさんの企画ライブを拝見しにいってきましたが、とにかく三人の一体感によるパワーをひしひしと感じました。





演奏ももちろんですが、ベースYUKAOの名物MCもライブの見所です。
その独特なセンスをふんだんに盛り込んだYUKAOのMCは毎回、会場を笑いの渦へエスコート。ライブが終わる頃にはみなさんYUKAOの虜になっています。
そんなYUKAOは手先も器用。アートディレクターとしても活躍中です。物販では手作りの可愛らしいシールや小物を販売しています。

皆さん、明日はキュートなさくらぶんちょうさんに会いにサウンドクルーへ!

もちろん僕らSomeoneもとっても気合いが入ってます。絶対に後悔はさせません。一緒に音楽にどっぷり浸かりましょう。
Buddha In My Roomもよろしくね。

どうも。
ベースのジョイです。
僭越ながら続けてまた3月4日出演バンドの紹介をさせていただきます。


わたしの愛するバンド、うっちゃり。
CDはもちろん、ライブ音源や映像がほとんど出回っていない謎が謎を呼ぶバンドです。
「面白いことやったもん勝ち」なスタイルでブルースからジャズファンク、ヒップホップまで古き良き音楽を愛する奴らが奇天烈なライブをくりひろげます。


知る人ぞ知る変態エンターテイナー、それがうっちゃりさんです。

元々正統派(?)インストゥルメンタルなバンドとして活動していたうっちゃりさんですが面白いことやりたがりなメンバーたちの影響により今や「どうかと思うが面白いバンド」になっています。



今回なんと!
そんなうっちゃりさんがこのブログのためにyoutubeにライブ映像をのっけてくれました!



ハービーハンコック作曲のジャズファンクの名曲「カメレオン」と
名作と名高いゲーム「パラッパラッパー2」のステージ4の曲をコラボさせた「カメレオン将軍」
これをオリジナル曲だと言い張るその姿勢に乾杯!
そして「本気でふざける」姿勢でぶちかます渾身の一曲です。



そんなうっちゃりのメンバーがこちら↓
ジョン・スミス(Gt.Voice)
・ギタリスト、スティーヴィー・レイ・ヴォーンとアマガミをこよなく愛する
弘中健太(Key)
・ジャズオルガニスト、鈴木一浩とスイーツをこよなく愛する
ハシモトケンゴ(Ba)
・Primusのベーシスト、レス・クレイプールとシュークリームをこよなく愛する
塚越翔太(Dr)
・ドラマー、神保彰とスポーツクラブをこよなく愛する



3月4日のSomeoneレコ発ライブでは恒例の謎のグッズ販売も行うといううっちゃりさん。
ぼくの知ってるバンドのなかでも飛びぬけて予測不可能。抱腹絶倒。なのにほんっとうにかっこいいバンドです。
活動ペースも非常に不定期なバンドさんなので、ぜひライブ会場に来ていただいて生の彼らを見てください!
必見!!