以前も記したが、過日90歳の母親の心臓手術を行なった。
今週無事退院し自宅に帰還した。
心房細動を発症し、高齢で他にもあちこち弱っているので、様子見で過ごしてきたが、担当医の英断で「ペースメーカーを入れる手術をするなら、今しかありません」と言う話になった。
本来なら、この状況であれば医師も手術は避けたいのだが、前述のように他にも弱っている箇所が多々あるので、その影響が心臓に悪影響を及ぼす可能性を考えると、まさに今が最後の手術のタイミングと判断された。
本人はやりたくないと言っていたが、最終的には手術をすると言うことになった。
手術当日、全身麻酔をしてから、ペースメーカー注入手術なのだが、なんと!全身麻酔が効いた直後に心臓停止という事態に…。
医師が心肺蘇生を行ない、心臓マッサージも相当な力を要したそうで、母の肋骨が複数本骨折したほど。
心臓が止まる事で脳に酸素が行かない時間が発生したことで、今度は脳障害の可能性も無きにしも在らずというリスクが起きてしまった。
幸いに、そちらも問題無く(術後3日目くらいになって譫妄が続いたようだが、脳の影響ではなかった)、担当看護師さんが驚くほどの回復を見せ、食事量はかなり少ないにもかかわらず、自力でトイレに行けるほどになった。
それにしても、幼少期から身体にトラブルを抱え続けた人生で、90歳にして心臓が止まりながらも生還だなんて、ホント「母は強し!」である。
自宅でのんびりしながら、好きなだけ生きてもらいたいものだ。
