第5回かが屋単独ライブ「かが屋の大カロ貝展」(2024.5.9@草月ホール) | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

昨夜、久々にお笑いライブへ。

今回は「かが屋」の単独ライブ!

かが屋は面白いし、人の良さが滲み出て来る。

本当は、昨年「今年が一番油が乗ってる」と思いライブへ行きたかったのだが券売時期は懐が不況だったので見送った…。

そしてそのリベンジを昨夜果たしたのだった。

これまた久々の会場となる草月ホールへ着くと、なんとメイン正面口は封鎖して横の通用口みたいな扉が出入口にされていた…。(苦笑)

公演タイトルは、第5回かが屋単独ライブ「かが屋の大カロ貝展」。

場内は満席!

実は東京は追加公演も含め全席ソールドアウトとの事!

場内は自分のような老齢から十代と思える子まで。

7割方が女性客だった感じ。

 

いよいよ本番スタート。

暗転してステージに明かりが点くと、本人たち曰く「ヌルッと登場」した。

挨拶から始まったのだが、「よくあるお笑い単独ライブだとオープニングちょっとカッコつけた演出で煽って始まるのが常」みたい事を言っていたが、オープニング用に作った映像があるのだが、その上映後に出てきて挨拶するとちょっと変かも知れないと、先に挨拶となったそう。

その挨拶でもね、遅れて入って来たお客さんをいじり、空いてる連席のまだ来ない客までいじる!

でも客側の立場・心情もふまえてのいじりなので嫌味が無い。

そこそこの時間喋っていたのも、どうやらその空いてる席の客が本編までに入場してもらえればという配慮もあったようだ。

いい人たちですね。

 

コントは全6本。

「カニ」、「定期」、「生きたいように生きる」(だったっけかな?)、「警備員とチャリ男」、「生姜焼」、「布団」

どれも、普段生活していて起こりうる、ちょっとした事に目をつけ、それを膨らまし面白くするのだからお笑いの人たちはすごい!

本日以降も公演はあるので内容全ては記さないが、「カニ」は仕事の段取りミスで後輩を注意しているうちに段々とテンションが上がり、怒りに移り行く先輩社員。

そこに後輩の携帯に部長から電話がかかり、晩飯でカニを食おうと誘われるのだが、この電話が先輩の怒りに火を注ぐ事になる話。

「定期」は学園コントで通学途中定期券を落とし超落ち込んでいる生徒のところへ、人をいじりふざけるのが大好きな調子者クラスメートが登校し、それをからかっているうちに…という内容。

「生きたいように生きる」は、現代ならではの仕事を、現代ならではのツールを使って生活している友人のその矛盾ある行動を、もう一度考えてみろと説得する親友とのやりとりバトル。

「警備員とチャリ男」は、道路での誘導警備員のところにチャリに乗ってずっと話しかけるウザイ奴とのやり取りなのだが、実はこれは前の「生きたいように生きる」のその後であった!(笑)

「生姜焼」は思春期で母親に悪態着く息子と、それを手玉にとる母親のコント。

「布団」は、天気が良いので布団を庭の物干しにかけようとしたら物干し台が倒れ、庭の土の上に落ち汚れた布団を見て、完全に気力のスイッチが切れた母親とその子供が繰り広げるコント。

どれも普段、自ら経験、または身近の者が経験するような事柄がこうも可笑しく展開されるので万人の共感と笑いを得ていた。

ネタを作ってるのは、やせ型でマッシュルームヘアな加賀翔。

彼の視点と想像力は秀才だろう。

相方で長髪ポチャ型が賀屋壮也。

表情と動き、そして間が天才的。

個人的にはこの日のトップを飾った「カニ」が最も面白かった。

全終演後のまた登場し、挨拶とグッズ販売の説明。

最後まで空いていた連席の客は来なかったといじっていた。(笑)

 

本日以降も同会場で公演はありますが、全て売り切れ。

そこで最終日の公演は配信も行なうとの事。

観たい方はこちらでご確認下さいませ。

https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2417830&rlsCd=001